桜下の決闘―吉岡清三郎貸腕帳
2010年1月9日 読書 コメント (7)
犬飼六岐著。待ちに待った吉岡清三郎第二弾。
いやー、すばらしいね~。
確実にウデを上げている著者。
ちょこちょこっと出てくる新キャラもイイ(富井由道さんも再登場、でもたとえ彼がいなくても十二分の出来栄え!)。
はすに構えた主人公の描写ににじむユーモアと、ハードボイルド⇔人情のさじ加減と、凄絶な剣戟描写と。
連作短編集、全ての話がそれぞれに面白いが、最終話の決闘は特に凄い。
しかし、続編。続編!出てくれるよね!!!(絶叫)
一作目だって、別にここで終わってもおかしくないかも?な感じだけど続いたんだし。
こんなに魅力的なふてくされヒーロー(アンチヒーロー?)が、たったの二冊で終わっていいわけがない。
続刊熱烈希望!!!!!!!
いやー、すばらしいね~。
確実にウデを上げている著者。
ちょこちょこっと出てくる新キャラもイイ(富井由道さんも再登場、でもたとえ彼がいなくても十二分の出来栄え!)。
はすに構えた主人公の描写ににじむユーモアと、ハードボイルド⇔人情のさじ加減と、凄絶な剣戟描写と。
連作短編集、全ての話がそれぞれに面白いが、最終話の決闘は特に凄い。
しかし、続編。続編!出てくれるよね!!!(絶叫)
一作目だって、別にここで終わってもおかしくないかも?な感じだけど続いたんだし。
こんなに魅力的なふてくされヒーロー(アンチヒーロー?)が、たったの二冊で終わっていいわけがない。
続刊熱烈希望!!!!!!!
コメント
某悪党のように、ヌヒヒヒヒヒヒヒと、笑うのだろうか・・・・・
ボースン様が絶賛の時代劇の決闘シーンとあらば、私も読みたい、読んでみたい!!
ひとひねりしたアンチ宮本武蔵な主人公設定とその周辺の人々の関係の妙を味わうためにも。
あまりネタバレしないほうがいいと思いますが、最終話はどうやら武蔵VS吉岡一門の「伝説の決闘」をあえてひっくり返した感じの趣向らしいです。中村錦之介の武蔵映画をホーフツ、とアマゾンレビューに書いてた人がいました(笑)
邦画にも強いなにわすずめ様、そんな映画見ておられますか?
由道さん抜きでも読む価値のある、傑作ですよ。
中村錦之助の武蔵映画とは、内田吐夢と組んだ武蔵五部作の第4作
『宮本武蔵一乗寺の決闘』のことでしょう。
5部作中最も凄惨な殺陣が繰り広げられる作品です。
稲垣浩+三船敏郎の武蔵とは一味も二味も違った、リアルな武蔵が描かれており、想像ですが井上雄彦もこの5部作を見ていると思います。
数年前の年末ー正月に5部作連続放映がありました。
この武蔵5部作とやはり内田吐夢監督の『大菩薩峠3部作』は、時代劇ファン必見です。
錦ちゃんの「宮本武蔵」は、若々しかったけど、三船敏郎が演じた「武蔵」は、すごくおっちゃんくさかった。若さより、いかつさが際立つ三船さん(笑)
数年前のお正月の放送は、私も見ました。あの頃、海老蔵の武蔵を放送してたからかな?・・・映画の武蔵は、衣装が妙に派手だった印象もあります。
「大菩薩峠」私は、やっぱりミーハーなので、雷蔵の方が好きです。
日本映画では、市川昆と宮川(名前忘れた)カメラマンのコンビが最高な気がします。時代劇は、東映のイメージが強いけど、私は大映の美術や監督が大好き!!
雷蔵の大菩薩峠もちゃんと映画館で見ています。
東宝の仲代達矢バージョンはテレビでちょろっと見ただけです。
机竜之介が似合うのは雷蔵ですね。
片岡千恵蔵の竜之介は見る前はちょっと心配でしたが、映画のスケールに圧倒されてあまり気になりませんでした。
映画会社に金があった時代の作品なのでセットなんか凄いです。
東映の時代劇はどちらかというと家族/子供向きで、大映の方が大人向きですね。
宮川一夫は座頭市なんかも撮影していますね。
三隅、森、池広などが私の好きな監督です。
三隅研二監督、いいですよね~。雷蔵の映画に限って言えば、「斬る」、「剣」とか好きです。森監監督や池広監督、全部「眠狂四郎」シリーズを撮ってますね。
忘れてはならないのは、田中徳三監督です。私は、以前、ある人に連れられて、監督のおうちに遊びに行ったことがあるのですが、本当に、気さくで優しい方でした。「羅生門」や「雨月物語」など、数々の日本映画の名作に携わってこられたすごく大きな存在でした・・・・。昔の名監督は、名職人ですね。
徳さんの映画は、あまり見ていないんですが『大江山酒呑童子』は、子供心にも結構コワい映画でした。
どちらかというと悪名シリーズや兵隊やくざシリーズのちょっとユーモラスな演出が彼の真骨頂かなあという気がするのですが・・・・。