楠木 誠一郎著。

ね…念写探偵?(汗)
…と思ったので読んでみた。
中古ライカ専門店のヘンな店主が探偵役で、たしかに念写の超能力があるんだけど、せいぜいヒントかとっかかり程度にしか使っていないのでむしろ安心して読める作品になっていたかも。千利休の死の謎と中古カメラを買いにきた客の殺人事件の謎をカブらせて解くある意味盛りだくさんというか凝ったミステリーなのだが、とにかく軽い。ゴスロリ店員とか、オタク刑事とか、キャラも軽い人が多い。会話のテンポはよいので一応楽しく読めました。苦笑しながら、いちいちはいはい、と念写探偵の手足になって動いちゃう旧友の推理作家のキャラが素直なのでまあ読後感は悪くない。ユーモア・ミステリとして時間つぶしにはナイス。

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