1969年、リチャード・クワイン監督作品。日本未公開だが「西部野郎奮戦記」なる意味不明なタイトルで、TV放映済。昔ビデオに録ったのをDVDにダビングがてら再見しました。コメディタッチの西部劇、というよりも、西部劇の枠を使ったドタバタ喜劇。
ギャンブラーのメイジャー(リチャード・ウィドマーク)は、ポーカーの勝負で、見るからにオマヌケな「メキシコ解放軍の」モリーナ将軍(トポル)をやっつけて、メキシコ近辺の広大な土地の権利書を手に入れる。
現地へ赴いたメイジャーは、土地の元々の持ち主で富豪のドン・ホセ(シーザー・ロメロ)の屋敷で大いに歓待される。ドン・ホセにはやけに色っぽい美人の娘マリアがおり、猛烈なお色気攻勢と父親の後押しで、あれよあれよというまにメイジャーは彼の娘婿におさまってしまうことに。実は彼らには秘密(というほどではないが)があった。代々「スーパー絶倫&好色」の血筋なために、娘が色気づくがはやいかソッチのトラブルを起こさぬ内にソク結婚させてしまおうとしていたのだ。
さて、年月が流れ、いろいろあって(モリーナ将軍との腐れ縁的確執とか)今度はメイジャーが、マリアの血(笑)を色濃く引く自分の娘を、いかに手早く誰に嫁がせるかで悩む番になる…。後半は次の世代の混戦恋模様がメインともいえる。ま、終盤のアクション場面ではメイジャーが再びオトナの貫録を見せてくれるのだが。
西部劇には違いないけれど、本質はナンセンス・コメディ。
タフなギャンブラー⇒大牧場主への華麗な転身をとげるウィドマークが、若い娘の猛アタックに振り回されたり、父としての責務に悩む場面など笑わせられます。花婿には既にトウがたってる年代の彼ですが、それでも序盤が明らかに後半より一定若く見える(表情とかいろいろで)のもさすがです。が、ライバル的存在のトポルがどうにも泥臭いのが痛いよなぁ…。
そこをかろうじて、シーザー・ロメロの威厳あるエロオヤジぶりが救ってるか(笑)
この父親も屋敷中に美人家庭教師(ジュヌヴィエーヴ・パージュ)や美人メイドを多数配置して血筋に恥じない生活をしてるくさいですが。
女性陣は全員強くて好色だし、終盤出てくるモミアゲ君とか、西部劇だが、もう時代が変わったなぁ(世の中ビートルズの時代に入ってる!)というのがよくわかる作品。
ナンセンス系のお色気コメディが好きな人なら合うかも。
かろうじて輸入盤VHSが、日本のAmazonでも買えそうなので一応リンク書いときます。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/6301972600?ie=UTF8&tag=boatswascot-22&linkCode=as2&camp=247&creative=7399&creativeASIN=6301972600
≪追記≫CMカットを行ったらなんと70分強におさまってしまった。しかし、IMDb等で見ると、この映画は本来110分あったらしい。
うわー…これで評価なんかしちゃいけないなぁ。昔はよくあることだったが酷い。少ぅし、米国盤VHSが気になり始めました(爆)
ギャンブラーのメイジャー(リチャード・ウィドマーク)は、ポーカーの勝負で、見るからにオマヌケな「メキシコ解放軍の」モリーナ将軍(トポル)をやっつけて、メキシコ近辺の広大な土地の権利書を手に入れる。
現地へ赴いたメイジャーは、土地の元々の持ち主で富豪のドン・ホセ(シーザー・ロメロ)の屋敷で大いに歓待される。ドン・ホセにはやけに色っぽい美人の娘マリアがおり、猛烈なお色気攻勢と父親の後押しで、あれよあれよというまにメイジャーは彼の娘婿におさまってしまうことに。実は彼らには秘密(というほどではないが)があった。代々「スーパー絶倫&好色」の血筋なために、娘が色気づくがはやいかソッチのトラブルを起こさぬ内にソク結婚させてしまおうとしていたのだ。
さて、年月が流れ、いろいろあって(モリーナ将軍との腐れ縁的確執とか)今度はメイジャーが、マリアの血(笑)を色濃く引く自分の娘を、いかに手早く誰に嫁がせるかで悩む番になる…。後半は次の世代の混戦恋模様がメインともいえる。ま、終盤のアクション場面ではメイジャーが再びオトナの貫録を見せてくれるのだが。
西部劇には違いないけれど、本質はナンセンス・コメディ。
タフなギャンブラー⇒大牧場主への華麗な転身をとげるウィドマークが、若い娘の猛アタックに振り回されたり、父としての責務に悩む場面など笑わせられます。花婿には既にトウがたってる年代の彼ですが、それでも序盤が明らかに後半より一定若く見える(表情とかいろいろで)のもさすがです。が、ライバル的存在のトポルがどうにも泥臭いのが痛いよなぁ…。
そこをかろうじて、シーザー・ロメロの威厳あるエロオヤジぶりが救ってるか(笑)
この父親も屋敷中に美人家庭教師(ジュヌヴィエーヴ・パージュ)や美人メイドを多数配置して血筋に恥じない生活をしてるくさいですが。
女性陣は全員強くて好色だし、終盤出てくるモミアゲ君とか、西部劇だが、もう時代が変わったなぁ(世の中ビートルズの時代に入ってる!)というのがよくわかる作品。
ナンセンス系のお色気コメディが好きな人なら合うかも。
かろうじて輸入盤VHSが、日本のAmazonでも買えそうなので一応リンク書いときます。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/6301972600?ie=UTF8&tag=boatswascot-22&linkCode=as2&camp=247&creative=7399&creativeASIN=6301972600
≪追記≫CMカットを行ったらなんと70分強におさまってしまった。しかし、IMDb等で見ると、この映画は本来110分あったらしい。
うわー…これで評価なんかしちゃいけないなぁ。昔はよくあることだったが酷い。少ぅし、米国盤VHSが気になり始めました(爆)
コメント
すんごい楽しみです。私。いっぱいタイトルがありますが、どれもこの作品のことだったんですねっ。ウィドマーク様55歳の時・・・たしかにトウは立ってるけど、80すぎてから再婚してるしなあ・・・そう思うと未だ、若かったですよね(爆)いや、ウィドマーク様なら、80過ぎてても、私はOKですが!!(ホンマか)
さっき迄、メール書いてました。また、見てくださいね。
この頃はまだちっとも体の線も崩れていないし(オイ)
さまざまな「一族の伝統」「血筋の特殊性」が登場する、とにかくヘンな映画です(笑)