海堂尊著。

なつかしのグッチー先生と、いつになく仕事してる感の強い白鳥。二人を久々に最前面に押し立てた作品。内容のほとんどが会議や会議の根回しだが(現場の医療状況について危機感を持ち小説内に毎回ばんばん盛り込もうという著者なので)、ハッキリ言ってそういうのが一番うまいと思うわ、このヒト。いや、発言や討議がこんなに面白おかしいわけはないはずだが、シニカルな笑いたっぷりに面白く書けてて読まされちゃう。不毛さ漂うお役人の会議をエンタメにできるというのは異能だ。ついつい、夜更かししてしまった(爆)

しかし坂田局長。第一人称が「ワテ」で語尾が「でんがな」な厚労省の役人て、さすがにありえませんから、ソレ。(お笑い系の業種ならまだしも…しかし坂田寛平って、ネーミングからして…うう。)
醒めるんで、このヒトだけは、なんとかしてほし~(T^T)

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