ダーウィンだの漱石だの毎回フシギな要素を取り入れ個性的な作品をモノしてきた柳広司著。
今度はスパイ物…昭和のスパイ養成学校“D機関”がテーマの連作短編集、このミス2位にとびこんだのがある意味意外なほど、やっぱり個性的な味わいあふれる一作に仕上がっていました。

最高のスパイに必要とされるものは愛国心でも根性でもない。「この難しい任務布をこなせるのは自分だけ!」という自負、そして何ものにもとらわれない個人主義こそが、という“D機関”創設者・結城中佐のクールでスタイリッシュな姿勢がこの物語の魅力。一種コン・ゲームのような知的闘争がさらりと描かれている。そのくせ、全体として読み終わると、ひっそりと昏い時代の翳が差しこんでひとすじなわでゆかない感興をかもしだす。テーマから予想されるかもしれない重厚さではなく、むしろ典雅を感じさせる佳作。

コメント

nophoto
なにわすずめ
2009年5月4日15:57

こんにちは!やっと文章が読めました。(さっきまで図柄のみ出ていて、空欄になってました。透明になる傾向?なかなかシュールですね)
昭和のスパイ養成学校といえば、市川雷蔵主演の、「陸軍中野学校」を思い出しました。ご存知ですか?市川雷蔵。今でも熱烈なファンの方が大勢いることでしょう。わたしも好きです。雷蔵。昔、超雷蔵ファンのYさんに連れられて、とある日本を代表する映画監督のお宅におしかけていったことも懐かしい思い出です。
その監督も2年前にこの世を去っていかれました。諸行無常。

紹介してくださった本、面白そうなので、読んでみたくなりました。この人の本は、まだ一度も読んでません。

さっきやっと、無事にドリスデイボックスが届きました。これで、連休の残りを楽しめます。見ているだけでも楽しくなるパッケージですね。

ボースン
2009年5月4日17:35

ボックス到着おめでとうございます☆ひと安心ですね。

市川雷蔵映画、全く見てないです。とゆーか邦画は基本的にめったに見てないです、すいません。例外は岡本喜八さんくらいか。

柳広司さんは独特の凝って知的な作風(でも決して読み難くない)が面白い人です。日本人ばかりでなくダーウィンだのマルコ・ポーロだのシートンだの有名外国人が主役な話も書いていたりして飽きさせません。おすすめですよん。

nophoto
なにわすずめ
2009年5月4日18:22

エーン・・・。無事に到着したと思っていたら大きなトラブル発見!
ケースが何かにぶつかったみたいで亀裂が少し・・・そのすぐそばに入っているのが目的の「愛のトンネル」ではないですか!こわごわディスクを確かめてみると大きな傷が!!!!クソー、ゆっくり楽しんで見たかったのに、すぐチェックしなきゃと思い、再生したところ・・・

ウィドマーク様が、養子の赤ちゃんをなだめ、歌いながら(?)あやすという、まことにレアな場面で、突然コマ送りになったり途切れたりするではないですか!!

もう、こんな悲しいことは、ないですよ、ほんまに。
さっそくファンタジウムにクレーム送信しましたけどね。
ほんま、こーゆーことってあるんですね。よりによって5枚のうちのなんでこれが?(ー_ー)!!

ボースン
2009年5月4日21:41

ギャー!それは酷いですね。日本語で簡単にクレームつけられるファンタジウムでよかった!ですよね。いや、よくはないけど…
レアな口ヒゲ場面で(口ヒゲも意外に悪くはないと思いませんか?)再生にもガッツリ悪影響が出ているのでは、即連絡ですね!(T^T)

私も、米Amazonマーケットプレイスで買ったDVDがケース内で外れていてキズが…てことがありましたが、再生には問題なかったので見なかったことにしてしまいました…英語で返品交換の手続きするのはうっとうしいです(^^;)

nophoto
なにわすずめ
2009年5月4日22:12

先ほど、今度はチャプターから問題のところを再生してみたらトラブルなかったのですが・・・なんか、心配しながら見るのもちょっといやですね・・・。しかし、何回もあの、赤ちゃんにカン高い声で歌いあやすウィドマークさま見てると、笑いがこみ上げてきます。何をやらしても,ホンマさまになるというか味わい深いというか・・・いやー、この人絶対コメディうまいわ。フランスのサイトでは、アクター、コメディアンとして紹介されてたくらいですから。

それで、聞いてください、ボースン様。禍福はあざなえる縄の如し。私も、ついに、あの幻の「My Pal Gus」とさらに「Slattery’s Hurricane」までも見ることがかないそうです!!イギリスの彼女は、仏様のようなお人ですね。
これも、すべて、ボースン様のお導きがあったからこそ。
ボースン様に心から感謝です。また、無事に見ることができたら、ご報告しますね!

ボースン
2009年5月5日21:52

やっぱり交換してもらっておいたほうがいいのでは?とにかく一回でも症状が出てるってのは心配ですよ。こころおきなく彼のコメディ演技を楽しむためにもね。

「My Pal Gus」と「Slattery’s Hurricane」も届く予定ですか?そりゃ待ち遠しいですね~!後者は私も見てないのでぜひ感想をお聞かせください。つい遠慮して前者しかもらってないのですが、彼女は海外でもどこでも誰でもばんばん送ってるようなのがわかってきたので、ちょっとだけ後悔してたりします(笑)

nophoto
なにわすずめ
2009年5月11日23:58

こんばんわ~!ついに見ました「Slattery’s Hurricane」。
いやー、よかったですよ。レアな見所多し。なにぶん字幕なし、台本なし(「my pal gus」は、台本下さってるのでかなり助かりますね。)なので、そして、ヒヤリング能力乏しいので、ストーリーの細かいところは調べないといけませんが、台風の目に接近しながら必死で飛行機を操る場面、過去に別れた女性との再会で、再燃してしまう恋、それを知って傷つく妻との板ばさみ、海軍の真っ白い制服姿もファン心にはうれしかったです。他にも酔っパラって、大声で歌う場面は、ちょっと「フルハウス」に通じるものがありましたし、さまざまな表情をみせてくれてます
ウィドマーク様!少しワルの雰囲気を残しつつ、最後はハートウォーミングに終わりました。
これをPCに取り込めれば、ボースン様にお渡しすることもできるんでしょうか
DVD-Rでは無理なのかな?

nophoto
なにわすずめ
2009年5月12日20:11

追記。これ、原作がありますね。徳間書店から出てます。文庫もあるのかな?ハーマン・ウォーク著、邦題「裏切りの空」。入手可能ならば、ぜひとも読んでみたいです。なかなかおもしろそう・・・

ボースン
2009年5月12日20:48

うわー、やっぱりうらやましいです~!
海軍の白軍服。ぐふっ、想像しただけで何か発作がおきそう…

DVD-R、もちろんPCにDVDドライブがあれば、中身のファイルをコピーすることもDVDにバックアップ焼くこともできる筈です(なにせ英国産ですし、家庭録画分ですし)。ただ、さすがに2GBは超えてるでしょうから、メールに添付とか無理なサイズですよねぇ。最近人気の大容量ファイル無料送信サービスでも、一度に1GB程度までの模様(つい調べてしまう私…)。
しいていえば、ファイル分割・結合ソフト(無料のが色々あります)を使って分け送りをすれば出来なくもないかとは思いますが、あまりややこしいことをお願いするのも申し訳ないです。

とりあえず、原作調べてみました。おおっ!地元O市の図書館に一冊あるぢゃないかっ☆
ハーマン・ウォーク、「戦争の嵐」と「ケイン号の反乱」は昔読んだことがあります。この話は知らなかったけど。

nophoto
なにわすずめ
2009年5月13日17:59

>海軍の白軍服姿。ぐふっ、想像しただけで何か発作がおきそう・・・
あはははは、いい反応ですねえ、爆笑しました。いや、ファン心理ってみんなそうだと思います。たしかにすてきでした。ていうか、珍しいですよね。大勢の海軍兵の前で、勲章もらう晴れのシーンですから、ばっちりきめてましたよ。ただ、あの白軍服は、彼にもう少しだけ身長があれば、もっと似合ってただろうな。

コピーして、ぜひとも見ていただければと思いますが、手っ取り早い方法としては、見終わった後で、Vさんに感想書くつもりですので、(限りなく乏しい表現力で)、そのときに、ボースン様も見たい旨をお伝えしておけば、太っ腹なVさんですから、喜んで、ダビングしてくださるのでは。他にも見たいのがあれば、言ってねって、書いて下さってましたし。(なんてやさしい。こんなこといわれたら、いっぱいリクエストしてしまいそう。以前、FCのメールに、私たちは、近所に住んでて、一緒にR.Wの映画を見てるに違いないといったメッセージが入ってましたが、実は未だ一度もお会いしたことがないことも書き添えておきましょうか)

他の方法として、たとえば、realplayerにコピーがもしできるのなら、それをお送りするっていうのは?でも、やはり、容量の問題がありますか・・・

ところで、時事通信社から、今月「外国映画男優名鑑」最新版が出たようですが、もう入手されましたか?勿論ウィドマークさまのページは、しっかりチェックしました。いい写真が使われてましたよ。ただ、近所の書店では、きれいな本が残ってなかったので、未だ買っていません。これの女優版は持っていますがこの本は、編集が良くて、役立っています。

それから、「裏切りの空」は、密林で、1円で販売中でした(笑)

ボースン
2009年5月13日23:40

身長…いやいや、あの中背が奥ゆかしいんですよ~。ただ、「暗黒の恐怖」の制服もイマイチだったかなーというのは認めます。「ニュールンベルグ裁判」の軍服は帽子がなかったからか?魅力的だったと思うので、今こちらへ向かってる筈の“Tim Limit”には期待しております(笑)

コピーは、やはり容量が容量なので(分割すればともかく)、やっぱりDVDダビングが一番なんでしょうねえ。なにわすずめさまから言っていただけるとありがたいけれど、やっぱり自分でお願いしなきゃかえって感じ悪いかしら、マダムV…
原作が邦訳されているとわかって、原作があるなら多少なんとかなるかもって、ムラムラ来はじめちゃいました。やれやれ(^^;)
ちなみに「原作があるなら多少何とかなるかしら」で「聖ジョーン」のフランス語字幕版にも手を出そうかどうか迷っています。これって、バーナード・ショー版のジャンヌ・ダルクだったんですね。何故か私の本棚には昔買ったバーナード・ショー戯曲集が並んでおりました!正直、「カッコイイ」ウィドマーク様ではないだろう(役柄的に)ということの方が、むしろハードルかもしれません。

「外国映画男優名鑑」、まだ改訂版がちゃんと出るんですか。旧版も持っていませんが、こんど大きな書店に行ったら、映画書籍売り場を覗いてみようっと…

nophoto
なにわすずめ
2009年5月14日23:57

こんばんわ~。そうですね・・・私の拙い英作文だと、うまくお伝えできないかも。もっと手っ取り早い方法は、もし、差し支えなければ、私が、コピーして、ボースン様に郵送というのが一番では?DVD-Rをコピーした経験は未だないのですが、ウチのPCには、DVDドライヴがついてるので、たぶんできるでしょう・・
お急ぎでなければ、試してみます。

そういえば、もう"Time Limit"も発売されたんですね。
うう、買う前に「トンネル」の不良品交換をせねば。

「聖ジョーン」は、あの、カッパヘアメイクを正視できるかどうかにかかってますねえ・・・あれ、トーゼン、かつらですよね?あの作品のために、あの髪型にしてたんだろーか・・しかも、あのときのスチルは、どれもちょっと、ホラーっぽいですよ顔が。怖いもの見たさで見てみたい気がしないでもないですが・・・まあ、何をやらせても、彼はうまいでしょうが。本人もあの作品については、あまり語ってないですね。

ボースン
2009年5月15日22:41

こんばんわ。いやもう、急ぐなんてそんな。こちらこそ、もしももしも、差支えないようでしたら、お願いできると嬉しいです~!うまくDVDが焼けたら、またメールで続きを… m(__)m

ボースン
2009年5月22日0:26

「外国映画男優名鑑」見ましたよ!しかし、「ジーンズが似合う」とか書いてありましたが、あれちょっと違うと思う。Gジャン限定ですよね~!
Gジャン着たら必ずボトムはベージュ系で。Gパンはほとんど見たことない、と、以前FCでも話題になっていました。皆で探しても「地獄と高潮」の潜水艦基地で作業中にデニムのワークパンツをはいていたかな~?ぐらいでしたね(あれだって、色が紺だっただけかもしれない…)。
いや、どうでもいいことですが(笑)

お気に入り日記の更新

日記内を検索