1975年、ジャック・ヘイリー・jr./ジーン・ケリー監督作品。

「ザッツ・エンタテインメント」好評につき僅か1年後に作られた第2弾。
封切時映画館で見た時、一作目で黄金時代ミュージカルにノックアウトされた私は、老いたりとはいえナマのアステアとジーン・ケリーが新たにダンスシーンを撮り足しながらナビゲーターをつとめるという第二作の構成に、やっぱりめちゃめちゃ興奮したものでした。
様々な「パターン」を試しまくるクレジットタイトルからして遊び感覚がいっぱい。ドキュメンタリー色の勝った第一作に比べると少しスタンスを変え「ショー」っぽく作ったのは頭がいいと思う。二番煎じに感じさせないし。

とはいえ、アステアに飢えていた初見時とくらべると、それから幾星霜のうちに完全版でかなりのアステア映画を見まくっているためか「やっぱり老いてたんだなぁ」と今頃にして気がつく自分に苦笑い。妙に映像もくすんで見えるのは、デジタルリマスターなDVDに慣れたからか?
(それと、たまたまだが「ライオンが吼える時」とかぶる映像内容が結構あるのが、久々に見たのに新鮮さを少しそいでしまって残念だった。まぁ仕方がないことでもあるのだが…)

取り上げられた作品群、ミュージカル・ナンバー群の素晴らしさ自体は勿論否定しないけれど、早く来い来い「Classic Musicals from the Dream Factory, Vol. 2」~!!
綺麗なDVDで元映画を見るのさ!結局はそれが一番なのかも♪

そして重ねてムービープラスに怒る。
まーーーーた、途中で自社番組CMはさんでるぢゃないか。ばかもの~!!

コメント

nophoto
なにわすずめ
2010年7月27日20:22

Part 1を見たら、これも見たくなって、借りました。
こっちの方が好きかも・・・・。
シナトラが映画デビュー前の、あの、ティーンエイジャーの熱狂振りも珍しい映像でした。
この中に紹介されてる「いつも上天気」の、ジーン・ケリーのスケートはすごい!
スケートシューズでもタップ踏んでるよ・・・この映画を見てみたいけれどもDVD、日本では発売されてませんね。
ボースン様は、海外版をお持ちですか?

ボースン
2010年7月27日21:51

こんばんわ。私はスカパーのCPRM録画で見ました。
「いつも上天気」は、ジーン・ケリーのミュージカルの中では好感度の高い一作です。割とワンパタ自信家役が多いケリーですが、いつもと違って必ずしも人生うまくいってなくて、ちょっとハスに構えてるのがいい。リアルのほろ苦さを邪魔になりすぎない程度に組み入れていて、うまいと思わせる展開です。

アステア派としては、アステア様だってジンジャーとローラースケートタップやってたよ!といいたい所ですが、このケリーのスケートナンバーは、物語の中での必然性というか盛り上がりの点でもかなり良かったですね。
オススメの一作です。

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