とりあえず読了。実はシリーズ一作目の三分冊ってことなので、一応続きも予約をネットで入れておいた。

新婚の夫(といっても戦争による別離が挟まったためビミョーに新婚らしさにヒネリがあるが)を置いて、過去にタイムスリップしちゃうヒロイン。命の危険もあって、そこで別の(魅力的な)男性と結婚するハメに…
コテコテにロマンス小説なのだが、既婚のヒロインは看護婦経験あり、植物と薬草に造詣深く、子ども時代は両親をなくしたあと考古学者のおじについて世界中をあっちこっち回っていたので非文明的生活にも抵抗は薄い。
200年前のスコットランドにタイムスリップする人材(それも女性)としては最強だろう(笑)

その最強ヒロインと新たな恋人(コレも年下だが出来杉君☆)を襲う危機また危機。
それだけなら「ありがち」だが、時代設定や民俗風俗人物描写、八方激しく濃ゆい書き込みがちょっとしたモノ。実にパワフルなタイムスリップ・ロマンスである。ヒロイン・ヒーローが最強キャラすぎて個人的には愛着はわかないのだが、確かに読む手を止められない。

ジャコバイトの乱と虐殺も近い。ヒロインの行動や感性は現代女性のものと同じようだが、実は1945年から「飛ばされ」ている。あえて現代でないのは何故か、どういう隠し玉が伏せられているのか。
続編がどうなるのか楽しみだ♪

コメント

秋林 瑞佳
2009年1月6日22:14

>時代設定や民俗風俗人物描写、八方激しく濃ゆい書き込みがちょっとしたモノ。
すんごい濃ゆいですよね。私は舶来ロマンス小説も読むんですけど、ハイランダーものというのは実はけっこう見かけます。でもダイアナ・ガバルドンは作品の出来が完全に別というか、「ガバルドンもの」というジャンルになってるような…。

そして。

>その最強ヒロインと新たな恋人(コレも年下だが出来杉君☆)
ロマンス小説でも年下攻が好きな自分に気が付きました…がーん…。

どうやら私は、高潔真摯でも気取らない出来杉くんが好きみたいです。彼のヒロインに対するユーモアな愛の言葉がステキ☆(BLの攻氏もこれくらいのこと云ってほしい←需要ないか…)

ボースン
2009年1月6日22:46

読みましたよー!家に帰るまでに2冊と50ページほど(笑)
しかし、いろいろと伏線残してますよネー。1960年代女性とか。腐女子的伏線とか(ヤツの弟は出るのか?)。未来は変わったりするのかしないのかとか。

ヒストリカル・ロマンスは、私も決して嫌いじゃないです。たまに読んだりしてますよ。実際ハイランダーは人気ですよね。やはりキルトがイイんですかねー。

それはともかく、「ガバルドンもの」ですか…。いや確かに。終盤、男色家大尉の毒に当たった彼氏に「カツを入れる」ヒロインの凄さにはまいりました。こんなヒロイン見たことない…!(笑)

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