Cold Sassy Tree (1989)
TVムービー。1989年、ジョーン・チュークスベリー監督作品。
フェイ・ダナウェイ主演だが、お相手がリチャード・ウィドマーク!
なので、全編YouTubeにあがってたのを見てみました。
高齢者相手恋愛モノとは小耳にはさんでいたので、「センセイの鞄」みたいなのかなとか勝手に思っていたが当然違う。20世紀初頭の南部を舞台に、少年の成長を描く…のかなぁ(なにせ字幕ないし)。
ストーリーはWiki(http://en.wikipedia.org/wiki/Cold_Sassy_Tree)等で確認しつつ視聴。

未公開みたいだしネタバレでいきます。

「語り手」である主人公少年の祖父(ウィドマーク)は、大きな店をかまえ、町のちょっとした大立者だ。だが、妻を亡くしてそう日のたたないうちに店に勤める若い女性(ダナウェイ)と結婚するってんで大騒ぎになる。隣人たちは噂するし娘たち(既婚)はあせる。いや、いかにも古くさい偏見に満ちてそうな田舎町なのである。

ウィドマークは他人の口など気にしない頑固者。立場も強いが偏見などくそくらえで我が道を行く、しかし孫には慕われる堂々とした爺さん(当時75歳程度)。最初はあごひげまで生やしていかにも爺さんだが、結婚して口ひげのみにすると少し若返る(笑)
一方ダナウェイは、キビキビと働きお洒落で魅力的な、だがかつて父にレイプされた大きなトラウマを抱えた娘(というにはトウがたってる気もするが)。
実は、最初はこの結婚は「ハウスキーパーがわりに」というような双方合意のビジネスライクな話なのだった…のだが、そのうち二人の間には本当の愛情が通い始める。ついでに孫の幼い恋模様(苦戦)とかも描かれる。

とはいえ人生、良いことばかり続かない。最後、店に入った強盗に大怪我をさせられたウィドマークは体調を崩し…
結局最後は「センセイの鞄」と同じかぁ…(いや、同じではないが、同じだ。年齢の壁が…)

オススメはしませんが、見てみたい人はアドレス残しますのでどうぞ。

https://youtu.be/EHQTpuO-bHA


ウィドマーク様に限ってのビューポイントは、9で夕闇の中、憂いを秘めてタバコを吸う場面がカッコいい。タバコを持たせるとやはり彼は無敵だ!あと、VS強盗の10も必見か。弾があと少しあれば撃退していた筈!の頼もしさが漏れてます(笑)
今回映画全体の評価は、今回ハナから投げてますのであしからず(なにせ字幕以下略)。
海外での評価もイマイチみたいですが…原作小説の方がよかった!との声多数(^^;)

米アマゾンでもVHSのデータしかないから、字幕はやはり望めないようです。

http://www.amazon.com/Cold-Sassy-Tree-Faye-Dunaway/dp/630158919X/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=video&qid=1225940574&sr=8-1

(2020.10.30追記)
文中のYouTubeのアドレス、もう見れなくなっていたので、今見れるものに差し替えました。

コメント

nophoto
なにわすずめ
2008年11月7日0:06

見ましたよ、さっそく。こんなに年老いてから演じているお姿は初めてみました。悲しい結末でしたねえ・・・。なんだかしみじみとしてしまいました。きのう、アメリカから届いていたDVDの中から「悪の花園」をやっと見ましたが、あの作品の最後も悲しかった。でも、この作品ではほんとに死んでる姿にリアリテイがありすぎました・・・(年のせいか?)   若い頃から、ウィドマーク様は最後よく死んでましたけど、悲しみや瀕死の表現もうまいですよね、そして似合う。    声は、若い頃とあまり変わりませんけど、そして、ボースン様一押しのタバコのシーンのたたずまいは、若い頃をほーふつさせてましたけど、今回、思わず笑ってしまったのは、夜中にそっと、孫の横から抜け出して、フェイ・ダナウエイのところへ忍んでいく姿に、年相応の趣が感じられましたよ。。。。          スクリーンセーバーをウィドマーク様ファイルに指定しているのですが、すべて、30代~40代くらいのフォトばかり入れているので、今回、視聴の途中でなぜか突然スクリーンセーバーが作動して、若いウィドマーク様が現れたときには、ああ、やっぱり年取ったなーと思いました。   この作品のフェイ・ダナウエイは、いいですね。  あああ、もっとリスニング能力を磨きたいですよ~

ボースン
2008年11月7日8:06

さっそく反応ありがとうございます!しみじみ人間ドラマ系の話なのでホント、私もリスニング力がもっとあればと思いました。よくわからないこと一杯です。「ビジネスライクな結婚」もだし、元婚約者との関係もよーわからんし(なんか強引に抱きしめられたら反応して自分からキス貰ってた気がするのですが。それに友好的に別れてそれっきりになれたのもわからない)、一番わからんのは、そんなにどこにでも同席してオトナの話を聞いていていいのか!孫!(笑)

>悲しみや瀕死の表現もうまいですよね

同感です。タフなんだけど触れればすぐに血が噴き出るような傷つきやすさをも感じさせることがある。
年齢は、さすがにコレ最後から二番目の作品なんで仕方ないですよねぇ。でもわずか一年前の「Once Upon a Tezas Train」では、老いたりといえ元テキサスレンジャー隊長役で決闘までやらかしていたので演技もあるかも。ただこのあと二年後の最後の作品「トゥルー・カラーズ」は一部の映像を見たら顔の肉が更に落ちているので「もうあえて見ないでおこう」と思っています。ええ、まだましですよコレ。強盗にくらわしたパンチはそれなりだったし(笑)

ちなみに私はスクリーン・セーバーは使わないのですが壁紙にウィドマーク様使ってます(笑)

フェイ・ダナウェイも綺麗でしたね。YoutTubeで画質が悪い分多分お肌もキレイにうつっている気もしますが、彼女というと勝気さ…のイメージを押さえてはかなげに演じてました。

nophoto
なにわすずめ
2008年11月7日21:32

こんばんわー。パソコン起動のたびにウィドマーク様に会えるのって(ちょっと照れますが)楽しいですね!どんなのをお使いなのかすごく見たいです。      昨年のウィドマーク様バースデイ(最後になってしまった)の日記に使用されていたCorbisのフォトがとってもすてきだったので、私も頑張って探してファイルに入れましたが、他にもおすすめのものがあれば、また紹介してくださいね。なにせインターネット歴1年と、まだまだ未熟者でして、検索エリアも狭いのです。いまのところGetty,Corbis,Jamd,それとGoogleSearchの中から引っぱってきてます。(シカゴニュース?かなんかのアーカイブスの中からみつけてきた)、幼い頃のお嬢さんを膝に抱いて台本らしきものを持っているフォトが好きです。     あと、TCM以外にも古い映画を紹介している米サイトってどんなのがあるんでしょう?The Golden Yearsっていうのは知ってますが・・・。

ボースン
2008年11月8日0:12

壁紙は「暗黒の恐怖」の一場面です。作品自体は特別好きなものでもないのですが、コレは捜査のあいまにちょこっとだけ家へ着替えに帰ってきた(そして妻にたしなめられたり励まされたりして、逆に妻を見直したり惚れ直したりする)時のワンショット。珍しくバスローブ姿で格好もつけてないのですが、その癖すんごい知的な雰囲気が漂うのと、『愛妻を見る目でこっちを見てる』のが、たまりませんです。キャー。(←おバカ)…ちょっと今だけ公開しましょうか。
http://homepage3.nifty.com/Boatswain/tmp/kazan_panic_in_the_street_trailer_screenshot_21.jpg

昨秋に入れてもらったYahoo!のウィドマークファンクラブでゲットした写真の一枚だったと思います(ファイル名からすると、トレイラーから一枚に切り出した模様)。ここはさすがにディープ、というよりミーハー度が意外に高いのが嬉しいです。コメントのやりとりは会員でなくても見れますが、アーカイブの写真やなんかの閲覧は会員オンリーなので、興味があったら頑張って申込してみてください。
http://movies.groups.yahoo.com/group/therichardwidmarkfanclub/

古い映画の海外サイトは、実はよく知らないんです。古いの専門じゃないけど画像が多くてよく行くのは親サイトのリンクにも載せたdvdbeaver.com くらい。The Golden Years も知りませんでした。今度探しに行ってみますね☆

nophoto
なにわすずめ
2008年11月8日1:12

ご披露ありがとうございます!この上目使い,たまりまへんなあ(笑)、こんなのを壁紙にしたら、かなり照れますワタシ。  このシーンよかったですねえ。奥さんが二人目のこどもが授かった報告をするんでしたっけ?確か。(リスニングも読解も怪しい・・)Son of a gunとか言ってましたっけ?  なんか、印象に残っています。黒いローブが似合っていました。    ファンクラブには、私も入りたいのですが、そして、できれば、そのあかつきには、この私めもMy Pal Gusを見ることができればとひそかに思うのですが、こーーーんなパソコン並びに語学未熟者が、恐れ多くも本家本元に乗り込めるんでしょーか??  ボースン様の勇気と度胸はすばらしいです!!ああ、語学自信ないっす。なんていって入ったらいいのー?     まずは、英作からやりなおさんとあかん・・・道は遠い・・・・

ボースン
2008年11月8日20:17

英作はムズいですね。私もめちゃ時間かかります。ALCのWeb辞書を引きながら、激しく時間かかる上自分の言いたいことに適切な単語を使えているのか悩ましいので(思い入れは強いのにね)コメント最近はあまり送れてません。頑張らにゃなぁ、時々は、と反省してます。入会のお願いは、日本人ですがウィドマーク様ファンです、入れて下さい、好きな作品はアレとコレとソレです、などと数行の作文しか提出していないのですが許してもらえました。ガンバ!
最近、月がわりで年代順に作品をとりあげて皆で感想言い合う"Film of the month"という企画が進行中なので、会員外でもコメント追うと面白いですよ。先月は「フロッグメン」、今月は「赤い空」。ああ、赤い空面白そうだなあ~うらやましいなあ~!向こうじゃみんな(てわけでもないけど)見てるんだモン。

nophoto
なにわすずめ
2008年11月8日22:48

こんばんわー。ヒントをいっぱいありがとうございます!!ALCのWeb辞書とは、アルコムの英辞郎のことですか?知りませんでした。これは使えそうですね!試してみます。まだまだ遠い道のりですが、頑張ってみます。無事に入会できたら、またご報告いたしますね(年内は無理かも・・・ちなみに、このファンクラブって、皆さん本名で登録されているのでしょうか?)                  「赤い空」って1952年に日本で封切られていますね。でも、未見です。TVでも放映されたことあるのかなあ・・・スチールやポスターなどの図柄も記憶にないですし・・・、キネマ旬報のデータベース(日本語なのでうれしい)で調べました、さっそく。ホント、アドベンチャー要素たっぷりで面白そうですね。アメリカでは、フツーに見れるんでしょうか?TVかなにかで。

ボースン
2008年11月9日0:03

本名の人もいるようですが、いかにもハンドルな人もいるし、表示はどうとでもできるようです。ただ入会にはYahoo!Japanのでなく本家Yahoo!のアカウントを取る必要もあります(勿論無料)。まあ、現場へ行っていろいろ試したらすぐわかると思いますよ。

>アメリカでは、フツーに見れるんでしょうか?TVかなにかで
アメリカではなんたって、TCMが見れますから!(号泣)

nophoto
ホーリー
2020年10月28日19:23

はじめまして。
今年になりリチャード・ウィドマークにハマッています。(遅っ!)
このテレビ映画、観られませんが(泣)何となく想像でき一人溜息をついています…彼の「襲われた幌馬車」「拾った女」が特に好きです。
あんな素敵な俳優をスルーしてきて残念!でも映像の中で生きているので有り難いです。

ボースン
2020年10月30日3:21

ホーリー様、はじめまして!

何でもハマるのに遅すぎることはないと思いますよ!
お仲間が増えて嬉しいです☆
挙げておられた2本の映画は、私も大好きです!ウイドマーク様のカッコよさを語るのに絶対はずせない2本ですよね(´- `*)

ところでこの記事そこそこ前のなので、なるほどYouTube見れなくなってますねf(^^;
改めて今見れるのを探してみました。特別おすすめできるって訳でもありませんが、ご興味おありでしたらどうぞ。
https://youtu.be/EHQTpuO-bHA

nophoto
ホーリー
2020年10月30日10:42

早速UPしてくださりありがとうございました!(*^▽^*)
真剣に観てしまいました。英語がよく分からないのですが、ウィドマークは年老いてもあの独特な緩急と深みと男気が健在。艶も失わずに文芸作品をナチュラルに演じていました☆
魅力を失わずに男の美学を表現できた素敵な俳優でした。
私の中では、未だ現在進行形の1番好きな俳優であり、男性の理想になっています。
本当にありがとうございました!!
また、色々教えてくださいね。
ちなみに、6月から嵌まりDVDは16本も買ってしまいました~笑

ボースン
2020年11月1日2:46

どういたしまして!(^_^)v
16本は凄いですね。気に入った作品がほかにもあれば、ぜひまたおしゃべりに来てください。
虚実日誌も映画索引作ってますので…(「テーマ別日記一覧」から行けます)

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