1940年、ノーマン・タウログ監督作品。英国盤DVDで再見♪
ジュネス企画の日本盤画像が引っ張ってこれないので、英国盤のジャケットとよく似た感じのサントラCD画像です。

激安(3ポンド半)と思ったら画面TVサイズでしたね。でもどうせワイド映画じゃないし気にしない。ジュネスだと5千円だもんな…。

何度見ても素晴らしいダンスシーン連発に心がおどります。
パウエルも完全に「一枚看板」な大スターなあまりか「アステア&ロジャース」のような“コンビ”という風情にはなりませんが、至芸の競演が火花を散らす、骨太な手ごたえのミュージカル作品に仕上がっています(骨太なのはミュージカルナンバーで、ストーリーは当時の例にもれず軽いものです)。これ一作だと勿体ないような、しかし一作きりで仕方がないような…。ロマンス風味は薄め。

タップの女王エリノア・パウエルはバレエもお得意なようだけど、チュチュよりロングスカートのほうが綺麗ですね、“I concentrate on you”のナンバーに文句があるわけではありませんが…しかし、このナンバーは、アステアのハーレクィン的な(ロマンスではなく道化師的という意味)衣装の方に目を奪われてしまいます(笑)。めちゃスタイルが良いですからアステア…。ほっそりとして腰高で。これは物語中では二日酔で潰れたジョージ・マーフィのピンチヒッターとしてマスクつけて踊る場面ですが、こんなに体型が違うのになんで他人にバレないの、とつい思っても言うのは野暮(笑)

ラスト、満天の星と鏡を敷き詰めたようなセットで二人が踊る、コール・ポーターの名曲ビギン・ザ・ビギンの美しさはあちこちで言いつくされてるけど、何度見てもいいです。やっぱ本物のダンスは、カメラを据えて撮らなきゃね!

あー、目の保養と耳の保養♪でした。
風邪気味なので今日はこれから昼寝(今日はオフ)。過充電は避けなければ。

コメント

nophoto
オショーネシー
2008年10月24日20:03

確かにエレノア・パウエルとアステア様って、「コンビ」というより、火花を散らす共演者なんですよねぇ。お互いのダンスを「どうだっ!!」って感じに見せつけている感じがするな。
I concentrete on you のアステア様はセクシーですな。体の線がくっきり出た衣装なんですもの。
まぁ、観終わってみれば、2人の圧倒的なテクニックにしびれる名品ではありますね。

ボースン
2008年10月24日21:52

男同士なら、「やるな」「お前もな」…てなところですか?(笑)
カップルでアステア様が踊り終わったあとは、普通、ロマンチックなムードがあふれるのですが、パウエル嬢だと何だか「いい汗かいたわッ!」というような、非常にさわやかな、ちょっとさわやかすぎるんじゃないかというくらいの雰囲気でした(笑)

だからってもちろん、この映画が好きなことには変わりはないのですが。二人のハイレベルなタップ合戦には、ついつい興奮させられちゃいます。実は見終わったあと、ダンスナンバーをところどころもう一度見てしまいました(^^;)
DVDは飛ばし見が便利すぎて困りもの。

お気に入り日記の更新

日記内を検索