盆栽マイフェアレディ
2008年8月13日 読書
山崎マキコの新作を読み始める。
ふとしたはずみから?盆栽師を目指す赤貧・繭子の前にあらわれて(だっていまだに徒弟制度な世界だし、実家からは勘当されてるし…)、彼女を磨きたて愛人にしようとする謎のお金持ち高野さん(30代そこそこイイ男)。
意外なくらい、磨かれるとキレイになっちゃった自分に驚きつつ(そしてやはりオンナノコだから、キレイになっちゃうこと自体には快感はある)、思いがけない流れにうろたえたり悩んだり。
強引なアプローチに、こちらは同じほどの気持ちを返せないのに、という素朴な困惑と、それでも反射的に「八方美人」せずにおれない自分を皮肉な眼で見る苦い自意識と。うーん、こういうコのが私の気持ちには近いなあ、ビンボ臭さも含めて(笑)
山崎さんらしい「育ちによって踏みつぶされた自分の確立を模索する娘」というテーマも入れつつ軽いテンポで進みます。
そして繭子に盆栽師の道を示し、「本音で対することができる唯一の人物」、松本センパイは…?
ふつーに落ち着くところに落ち着きそうな気もするけど、やっぱ、山崎さんは好きだな結構。
ふとしたはずみから?盆栽師を目指す赤貧・繭子の前にあらわれて(だっていまだに徒弟制度な世界だし、実家からは勘当されてるし…)、彼女を磨きたて愛人にしようとする謎のお金持ち高野さん(30代そこそこイイ男)。
意外なくらい、磨かれるとキレイになっちゃった自分に驚きつつ(そしてやはりオンナノコだから、キレイになっちゃうこと自体には快感はある)、思いがけない流れにうろたえたり悩んだり。
強引なアプローチに、こちらは同じほどの気持ちを返せないのに、という素朴な困惑と、それでも反射的に「八方美人」せずにおれない自分を皮肉な眼で見る苦い自意識と。うーん、こういうコのが私の気持ちには近いなあ、ビンボ臭さも含めて(笑)
山崎さんらしい「育ちによって踏みつぶされた自分の確立を模索する娘」というテーマも入れつつ軽いテンポで進みます。
そして繭子に盆栽師の道を示し、「本音で対することができる唯一の人物」、松本センパイは…?
ふつーに落ち着くところに落ち着きそうな気もするけど、やっぱ、山崎さんは好きだな結構。
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