生活の設計

2008年5月30日 映画
1933年、エルンスト・ルビッチ監督作品。

貧しいけど才気ある親友どうしの画家(ゲーリー・クーパー)と劇作家(フレドリック・マーチ)、どっちの男も素敵で選べない…という美女(ミリアム・ホプキンス)をめぐるコメディ。

おお、ルビッチ!

と勇んで借りたのだけど、なんだかノれなかったなあ。細かい演出やせりふも気が利いてる、と思ったけど(列車内で寝てる三人の出会いなんかは文句なく面白かった)、話が進むにつれて「えー?」と醒めてしまった。
あんなにブッとんだ「イイ女」が、あんなしょーもない男と一時的にでもくっつくか?(自罰的決断だったのかもしれないにせよ)

あまりルビッチ的に思えなかったのは、ノエル・カワード原作のカラーのほうが強いのかもしれない。昔数本戯曲を読んだことあるけれど、いまひとつノれなかったしなぁ、カワード…

それよりなにより、いまいちクーパー好きじゃないし。うまくすれば、コレでクーパー・アレルギー解消に至れるかと思ったんだけどな。ワイルダーだのルビッチだの見ようとすると、意外とクーパー避けて通れないから、治しておきたかったのだが(爆)
まあいい、「青髭七人目の妻」にもいずれトライするつもり。あっちに期待しよう。

しいていえばクーパーより、シャープな感じのF・マーチの方がまだいい、が…しかし、やはり私の趣味とはちょっと違う!ホプキンスは問題なく魅力的だが…
また、ルビッチなら「メリイ・ウィドウ」や、今年出た「ラブ・パレード」「陽気な中尉さん」とかの方が本当は見たかった私。シュバリエなら結構自分的に安全パイ☆、手堅く楽しませてくれると思うんだけど、やはり新作がレンタルに出るまでには多少時間がかかる。今回の無料キャンペーンには間に合わない!

明日か明後日には、また次のネットレンタルDVDが届く筈。とにかくドンドン回すぞぉ。

コメント

お気に入り日記の更新

日記内を検索