話題のホルモー、ようやく読みました。
ホルモーという「競技」をなかなか具体的に説明してくれないのでもどかしい。でも具体的になってからは一気呵成です。
ヘンな京大生モノというと森見登美彦(「夜は短し歩けよ乙女」「太陽の塔」)も人気ですが、あちらの作りすぎた文体より、この人の文章の方がトボけた調子ながら読みやすい。
一目惚れをしても、ただ嬉しく彼女を見つめるだけで何にもしないし何にも気付かない大ボケの主人公は説得力あってよろし。
100ページもいってからやっと、主人公が安倍で、恋のライバルが芦屋なのに気付いて笑いました。主人公は名前負けだけど。
更に芦屋はホルモーの凄い遣い手となり、「『吉田の呂布』と呼ばれた」というところで爆笑しました。京都で学んだ者としては実にツボです。そして、「それでは彼女は貂蝉…」とか考えてしまってあぅぅ精神的自傷行為をしてしまった、と更に落ち込む主人公というのがまた(笑)。後半には『吉田の諸葛孔明』まで登場し、「吉田」って冠称のびみょーに脱力させる底力を再認識(京大は吉田キャンパス)。
ちなみにホルモーを競うのは、京大青竜会のほか、京都産業大学玄武組、立命館大学白虎隊、龍谷大学フェニックス(それをサブチームに分けた時のネーミングもまた笑えます)。同志社はどうした?と反射的に考えたりもしました。ミッション系だからか?京都の真ん中へんだからか?まあそれ以外にも○○の元カノが同志社だからか、とか、納得いかなくはないけど。
ファンタジースポ根とでもいうのでしょうか(根性は控えめだが)。
いや、スポ根よりダラシナ系オクテ系な恋愛が主かもしれませんが。結構面白かったです。思ったより軽いけど。
「ホルモー六景」も読んでみようかな♪
ISBN:4916199820 単行本 万城目 学 産業編集センター 2006/04 ¥1,260
ホルモーという「競技」をなかなか具体的に説明してくれないのでもどかしい。でも具体的になってからは一気呵成です。
ヘンな京大生モノというと森見登美彦(「夜は短し歩けよ乙女」「太陽の塔」)も人気ですが、あちらの作りすぎた文体より、この人の文章の方がトボけた調子ながら読みやすい。
一目惚れをしても、ただ嬉しく彼女を見つめるだけで何にもしないし何にも気付かない大ボケの主人公は説得力あってよろし。
100ページもいってからやっと、主人公が安倍で、恋のライバルが芦屋なのに気付いて笑いました。主人公は名前負けだけど。
更に芦屋はホルモーの凄い遣い手となり、「『吉田の呂布』と呼ばれた」というところで爆笑しました。京都で学んだ者としては実にツボです。そして、「それでは彼女は貂蝉…」とか考えてしまってあぅぅ精神的自傷行為をしてしまった、と更に落ち込む主人公というのがまた(笑)。後半には『吉田の諸葛孔明』まで登場し、「吉田」って冠称のびみょーに脱力させる底力を再認識(京大は吉田キャンパス)。
ちなみにホルモーを競うのは、京大青竜会のほか、京都産業大学玄武組、立命館大学白虎隊、龍谷大学フェニックス(それをサブチームに分けた時のネーミングもまた笑えます)。同志社はどうした?と反射的に考えたりもしました。ミッション系だからか?京都の真ん中へんだからか?まあそれ以外にも○○の元カノが同志社だからか、とか、納得いかなくはないけど。
ファンタジースポ根とでもいうのでしょうか(根性は控えめだが)。
いや、スポ根よりダラシナ系オクテ系な恋愛が主かもしれませんが。結構面白かったです。思ったより軽いけど。
「ホルモー六景」も読んでみようかな♪
ISBN:4916199820 単行本 万城目 学 産業編集センター 2006/04 ¥1,260
コメント
そして今日久しぶりに予約カードを出してみたら、検索機からプリントアウトする方式の予約票を紹介されました。名古屋の図書館にも遅ればせながら第2次IT化の波が・・・!
この本出てからだいぶたつんですが、この作者次の作品「鹿男あをによし」はTVドラマ化されたり直木賞候補にもなったりで、すっかり売れ筋なため予約が切れないです大阪でも。
楽しい本なのでお楽しみに。京都で学んだり京都に住んだ経験のある人ならお楽しみもひとしお☆