さよなら、残酷な世界。わたしの人生は、もうすぐ終焉を迎える―二十二歳の老婆は、少女の頃の輝かしい思い出に満ちた南の島で、人生最後の夏を静かに過ごすはずだった。しかし彼女はそこで、逞しく聡明な青年に成長したかつての初恋の相手と再会する。劇的な容姿の変化のため、中学時代に恋した相手が目の前にいることに気づかない彼の隣には、美貌の女性が明るい笑顔を浮かべて立っていた―
…なんというか…あらすじから、想定できるとおりの描写と展開です。必ずしも悪い意味だけではなく。
つい夢中でページを繰ってしまうけど、ラストはちょっと痛ましかったなあ。設定がもう容赦なく厳しいですから…
(そして、おとっつぁん、気持ちはわかるがそりゃないよ〜!と思った私…)
ISBN:4488017339 単行本(ソフトカバー) 北國 浩二 東京創元社 ¥1,785
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