レックス・ハリスンて左利きだったのか…「茶碗の中の嵐」。
2006年10月16日 映画なんか心身ともに疲れてたので(土日出勤だった)、ほぼ何もせずに過ごしたオフ日。
珍しくゲームも読書もなし。だらだらネットサーフしたあと、掲示板を閉めたり再開したりそのお知らせを出したりしてるだけで半日以上潰れ、少し疲れたので昼寝。
まあ唯一前向きにやったというと…
未見だった500円DVD「茶碗の中の嵐」を見たこと。
1937年作品で、主演がヴィヴィアン・リーとレックス・ハリスン。
ふたりともえらく初々しく若い(*^^*)
特にハリスン、まだ20代だよ…若いよ細いよ(1908年生)
前見た「陽気な幽霊」でも三十代半ばだったから、最若年の作品だね。
役柄的にもそうなんだけどね。
スコットランドの田舎町、市長令嬢リーと、新任の新聞記者として町に来たハリスン。
いかにもラブコメ調な、二人の出会いから物語は始まるが、貧乏で鑑札代と税金を払えなかったために愛犬を取り上げられた老婆の訴えに対し、あまりに冷淡な市長の態度に義憤を覚えたハリスンの記事が、町に大騒ぎを巻き起こす。
土地の大立者、リッパなお屋敷に住む市長は、ちょうど下院議員選挙に打って出ようと気合満々のところだった。
「選挙妨害だ!陰謀だ!法律を守らせることのどこが悪い!」と意地になる。
と、ますます地元の庶民たちは腹を立て、演説会場に押しかけて野次をとばすと。
記者は、もう一生、まともな仕事も生活もできないかもしれない、と覚悟する。
しまいには市長は、名誉毀損の罪で記者を逮捕させ、裁判に持ち込むのだが…
そんなに傑作ってほどの作品でもないとは思う。
が、多少だらだらした展開は、事態が次第に、記者の「人として自然な、ちょっとした義憤」を超えたスケールに膨れ上がってゆくキモチ悪さを、かえってリアルに伝えてくれるといえるかも。
そう、リアルってのは、テンポよく展開したりしませんし。
コミカルな演出をちりばめている割には諷刺のさじ加減が微妙で、記者の気持ちもイマイチわかりにくいのだが(実はそんなに大げさな気持ちでなく始めてしまったということかもしれない)、そんな中で救いはやっぱりレックス・ハリスンのスマートな演技だ。
笑いが時々空回ってる裁判シーンでも、被告席の彼がフテたりツッこんだりズッコケたり、「自分で弁護する」と言い出して堂々反対尋問とか始めるのを見てると厭きない。
「父もやりすぎだわ、改めさせなきゃ」と理解のある市長令嬢と、いくつかのエピソードを経て少しずつ心が近づいてゆくのを感じる度に、へら〜ッと何もかも忘れたみたいに嬉しそうな顔するのも心をなごませてくれる(いやー若いってのはイイネ〜)。
ヤケになってパンチングボールを殴りまくるシーンでは、「おっと!左利きだったのか!」とビックリ。いやコレはあまり意味ないか…
ま、ヒイキ目かもしれないが、とりあえずハリスンで500円のモトは取った(^^;)
元々、若き日の彼が出てるから買ってみたディスクだけど。
ルックスは特別に整ってるほうとは思わないのだが(顔が長い。結構馬顔だ)、かつて英国では『セクシー・レクシー』とまで言われるほどの人気があったらしい。この映画はあいにくモノクロなので、ブルーアイズの威力も減殺されてるが。
ただ、そもそも昔のイギリス的二枚目というのは、レスリー・ハワードなんかを見ても思うが、どこか日本人の考える「美男」というのとかけ離れてるような…。国民性と時代、両方違うとあれば無理もないけれど。昔のハリウッド美男と比べても遠いゾ(笑)
ヴィヴィアン・リーのほうは、おちょぼ口の「まぁ」という表情で振り返ってみせるばかりなので、可愛いけどまあそれだけかな。激しい女をやってこそ世界のヴィヴィアンになれたわけで、「風と共に去りぬ」とは違って、今回は別に彼女でなくても良い役でした。
まあ最後には、彼女の爆弾発言が事態の膠着を打破するキッカケにはなるんですが。
あと、楽しめたのは、スコットランドだからお屋敷に賓客を招くと市長もお客もタータンのスカートで正装するんですねー(カラーで見たかった!)。
バクパイプ持った楽隊も動員して♪
オープニングにスコットランド民謡が流れてたのもむべなるかなです。
…画面はボケ気味で、あえてTVでなくPCで見ないと辛かったけど…(まあ37年作なうえ、重ねて言う!500円だし)
P.S. コレ投稿しかけたところで繋がらなくなりました。ぐは!
でもフツーのブログに移る気はない私。ブログより日記がいいんだい。
がんばれだいありぃのーとサン。
珍しくゲームも読書もなし。だらだらネットサーフしたあと、掲示板を閉めたり再開したりそのお知らせを出したりしてるだけで半日以上潰れ、少し疲れたので昼寝。
まあ唯一前向きにやったというと…
未見だった500円DVD「茶碗の中の嵐」を見たこと。
1937年作品で、主演がヴィヴィアン・リーとレックス・ハリスン。
ふたりともえらく初々しく若い(*^^*)
特にハリスン、まだ20代だよ…若いよ細いよ(1908年生)
前見た「陽気な幽霊」でも三十代半ばだったから、最若年の作品だね。
役柄的にもそうなんだけどね。
スコットランドの田舎町、市長令嬢リーと、新任の新聞記者として町に来たハリスン。
いかにもラブコメ調な、二人の出会いから物語は始まるが、貧乏で鑑札代と税金を払えなかったために愛犬を取り上げられた老婆の訴えに対し、あまりに冷淡な市長の態度に義憤を覚えたハリスンの記事が、町に大騒ぎを巻き起こす。
土地の大立者、リッパなお屋敷に住む市長は、ちょうど下院議員選挙に打って出ようと気合満々のところだった。
「選挙妨害だ!陰謀だ!法律を守らせることのどこが悪い!」と意地になる。
と、ますます地元の庶民たちは腹を立て、演説会場に押しかけて野次をとばすと。
記者は、もう一生、まともな仕事も生活もできないかもしれない、と覚悟する。
しまいには市長は、名誉毀損の罪で記者を逮捕させ、裁判に持ち込むのだが…
そんなに傑作ってほどの作品でもないとは思う。
が、多少だらだらした展開は、事態が次第に、記者の「人として自然な、ちょっとした義憤」を超えたスケールに膨れ上がってゆくキモチ悪さを、かえってリアルに伝えてくれるといえるかも。
そう、リアルってのは、テンポよく展開したりしませんし。
コミカルな演出をちりばめている割には諷刺のさじ加減が微妙で、記者の気持ちもイマイチわかりにくいのだが(実はそんなに大げさな気持ちでなく始めてしまったということかもしれない)、そんな中で救いはやっぱりレックス・ハリスンのスマートな演技だ。
笑いが時々空回ってる裁判シーンでも、被告席の彼がフテたりツッこんだりズッコケたり、「自分で弁護する」と言い出して堂々反対尋問とか始めるのを見てると厭きない。
「父もやりすぎだわ、改めさせなきゃ」と理解のある市長令嬢と、いくつかのエピソードを経て少しずつ心が近づいてゆくのを感じる度に、へら〜ッと何もかも忘れたみたいに嬉しそうな顔するのも心をなごませてくれる(いやー若いってのはイイネ〜)。
ヤケになってパンチングボールを殴りまくるシーンでは、「おっと!左利きだったのか!」とビックリ。いやコレはあまり意味ないか…
ま、ヒイキ目かもしれないが、とりあえずハリスンで500円のモトは取った(^^;)
元々、若き日の彼が出てるから買ってみたディスクだけど。
ルックスは特別に整ってるほうとは思わないのだが(顔が長い。結構馬顔だ)、かつて英国では『セクシー・レクシー』とまで言われるほどの人気があったらしい。この映画はあいにくモノクロなので、ブルーアイズの威力も減殺されてるが。
ただ、そもそも昔のイギリス的二枚目というのは、レスリー・ハワードなんかを見ても思うが、どこか日本人の考える「美男」というのとかけ離れてるような…。国民性と時代、両方違うとあれば無理もないけれど。昔のハリウッド美男と比べても遠いゾ(笑)
ヴィヴィアン・リーのほうは、おちょぼ口の「まぁ」という表情で振り返ってみせるばかりなので、可愛いけどまあそれだけかな。激しい女をやってこそ世界のヴィヴィアンになれたわけで、「風と共に去りぬ」とは違って、今回は別に彼女でなくても良い役でした。
まあ最後には、彼女の爆弾発言が事態の膠着を打破するキッカケにはなるんですが。
あと、楽しめたのは、スコットランドだからお屋敷に賓客を招くと市長もお客もタータンのスカートで正装するんですねー(カラーで見たかった!)。
バクパイプ持った楽隊も動員して♪
オープニングにスコットランド民謡が流れてたのもむべなるかなです。
…画面はボケ気味で、あえてTVでなくPCで見ないと辛かったけど…(まあ37年作なうえ、重ねて言う!500円だし)
P.S. コレ投稿しかけたところで繋がらなくなりました。ぐは!
でもフツーのブログに移る気はない私。ブログより日記がいいんだい。
がんばれだいありぃのーとサン。
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