配達あかずきん

2006年7月9日 読書
本屋さんミステリ。連作短編集。

お客さんの、本を探すお手伝いをする…という部分で、とてもとても図書館員に親近感のあるセカイが描かれてました。
そーなんですよ、うろ覚えなタイトルや微妙に間違ってる記憶から、「もしやこれでは?」と該当本を探し出すのに成功した時の達成感は、ささやかながら嬉しく楽しいものです(しょっちゅうですよ図書館でも)。
事件自体も読後感のすっきりしたコージィタイプ。
しいて引っ掛かった所といえば、ややマンガ方面に弱そうな気がしたところくらいでしょうかね。

以前「れんげ野原のまんなかで」が物足りなかったのは、閑古鳥が鳴きすぎているせいで「お客さんの、本を探すお手伝いをする」という面がとても手薄だったからかも…(しつこい?いや、ついあまりに大きな期待とともに読んじゃったからアレ…)

ISBN:4488017266 単行本(ソフトカバー) 大崎 梢 東京創元社 2006/05/20 ¥1,575

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