「大人と子供両方のために」を標榜するシリーズなので、字の大きめなとことか児童書風味です。
とある国、世間を騒がす怪盗ゴディバと、名探偵ロイズの知恵比べにドキドキワクワクの子供たち。
主人公・リンツ少年もそんな一人だった。それが、ひょんなことから名探偵の手伝いをすることになって天にも昇る心地。いじめっ子と呼ぶにも凶悪すぎる名うての不良に目をつけられている辛さにもこれなら平気!
っと、実にお約束な少年探偵ドリームで、物語はほっこりスタート。人名が片端からチョコレートブランド名なのも童話臭さを盛り上げます(しかし随分シブいよ。ゴディバにロイズにリンツはまだわかるけどドゥバイヨルとかは知らなかったな私も。母親の名がメリーさんなのは笑った)。
うーん意外と?古風なまでに純情少年の浪漫&冒険、と、思いきや。
やっぱ乙一ですねえ。少年探偵の天国はやがて一転して悪夢に…。
背景に身も蓋もないほどのリアリズム…現実の苦味は仕込まれてるし、キャラクター設定が結構とんでもない。ビターチョコレートです。
登場人物のひとり曰く「性格破綻者ばっかりだ」と…まあ、破綻してても子供向けにあやういところで踏みとどまって“でも憎めない”レベル、なような、いやいややっぱり憎めるぞ、とか、迷いますよ(笑)
とはいえ主人公は、文句なしに純情で可愛いし、どんでん返しは連発されるし、とりあえずはらはらと彼の冒険を追っていけば、楽しいのは確か!児童読み物にしてはシビアなヒネリがちょこちょこあるけれど(^^;)
だいたいあそこで本気でカマ(ナタだっけ?)をカマすかオイ。
久々の乙一。とにかく、面白かったです☆
子供にだけ独占させるのは惜しいですよ。
ISBN:406270580X 単行本 乙一 講談社 2006/05/31 ¥2,100
P.S. 私的にコダワリのブランドはリンツです(笑)ブランドって程お高くないが。
リキュール入りの板チョコが最高。
実質チョコボンボンなのに板状だからすぐ割れて大変でしたが(笑)
とある国、世間を騒がす怪盗ゴディバと、名探偵ロイズの知恵比べにドキドキワクワクの子供たち。
主人公・リンツ少年もそんな一人だった。それが、ひょんなことから名探偵の手伝いをすることになって天にも昇る心地。いじめっ子と呼ぶにも凶悪すぎる名うての不良に目をつけられている辛さにもこれなら平気!
っと、実にお約束な少年探偵ドリームで、物語はほっこりスタート。人名が片端からチョコレートブランド名なのも童話臭さを盛り上げます(しかし随分シブいよ。ゴディバにロイズにリンツはまだわかるけどドゥバイヨルとかは知らなかったな私も。母親の名がメリーさんなのは笑った)。
うーん意外と?古風なまでに純情少年の浪漫&冒険、と、思いきや。
やっぱ乙一ですねえ。少年探偵の天国はやがて一転して悪夢に…。
背景に身も蓋もないほどのリアリズム…現実の苦味は仕込まれてるし、キャラクター設定が結構とんでもない。ビターチョコレートです。
登場人物のひとり曰く「性格破綻者ばっかりだ」と…まあ、破綻してても子供向けにあやういところで踏みとどまって“でも憎めない”レベル、なような、いやいややっぱり憎めるぞ、とか、迷いますよ(笑)
とはいえ主人公は、文句なしに純情で可愛いし、どんでん返しは連発されるし、とりあえずはらはらと彼の冒険を追っていけば、楽しいのは確か!児童読み物にしてはシビアなヒネリがちょこちょこあるけれど(^^;)
だいたいあそこで本気でカマ(ナタだっけ?)をカマすかオイ。
久々の乙一。とにかく、面白かったです☆
子供にだけ独占させるのは惜しいですよ。
ISBN:406270580X 単行本 乙一 講談社 2006/05/31 ¥2,100
P.S. 私的にコダワリのブランドはリンツです(笑)ブランドって程お高くないが。
リキュール入りの板チョコが最高。
実質チョコボンボンなのに板状だからすぐ割れて大変でしたが(笑)
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