海賊ジョリーの冒険〈1〉死霊の売人
2006年2月17日 読書 コメント (2)
「海賊」にひかれて手にとってみました。
主役はなんと、水の上を歩ける(!)少年少女たち。
カリブ海に異界から流れ込んだ魔力の影響で生まれた“ミズスマシ”たちだ。…だが、OnePieceを連想するのは間違っている(笑)
読んでみると海賊モノというよりあくまでもファンタジーな様子。死霊を雇って作物の世話をさせる農園とか、貝を使った不思議な魔法とか、現実を下敷きにしていそうにみえてちょっと違う、ダークな味わいのカリブ海は、「鏡の中の迷宮」のヴェネツィアにも通じるものがある。
カイ・マイヤーは、ドイツのファンタジー作家にしては(笑)、理屈や哲学でなく感性でファンタジーを書く珍しい人です(偏見?)。エンデとかラルフ・イーザウとかっていかにもおかたいけど、マイヤーの奔放で華やかな想像力が私は結構好き。
あの“異世界の”ヴェネツィアの描写にはシビレたしねえ。三部作の最後までつきあうと、え?そうなの?完全なハッピーエンドじゃあないの?(汗)という、ちょっと微妙なエンディングが待っていましたが…
本作はどうだろ。最終巻が出るまではやっぱり心配だが…最後まで頑張れジョリー&ムンク!(笑)
ISBN:4751523716 単行本 カイ・マイヤー あすなろ書房 2005/12 ¥1,785
主役はなんと、水の上を歩ける(!)少年少女たち。
カリブ海に異界から流れ込んだ魔力の影響で生まれた“ミズスマシ”たちだ。…だが、OnePieceを連想するのは間違っている(笑)
読んでみると海賊モノというよりあくまでもファンタジーな様子。死霊を雇って作物の世話をさせる農園とか、貝を使った不思議な魔法とか、現実を下敷きにしていそうにみえてちょっと違う、ダークな味わいのカリブ海は、「鏡の中の迷宮」のヴェネツィアにも通じるものがある。
カイ・マイヤーは、ドイツのファンタジー作家にしては(笑)、理屈や哲学でなく感性でファンタジーを書く珍しい人です(偏見?)。エンデとかラルフ・イーザウとかっていかにもおかたいけど、マイヤーの奔放で華やかな想像力が私は結構好き。
あの“異世界の”ヴェネツィアの描写にはシビレたしねえ。三部作の最後までつきあうと、え?そうなの?完全なハッピーエンドじゃあないの?(汗)という、ちょっと微妙なエンディングが待っていましたが…
本作はどうだろ。最終巻が出るまではやっぱり心配だが…最後まで頑張れジョリー&ムンク!(笑)
ISBN:4751523716 単行本 カイ・マイヤー あすなろ書房 2005/12 ¥1,785
コメント
そうですかモア船長いいですか…。
最近シリーズ新作が出たのは知ってたのですが未読で…よし今度ためしてみます♪