「黒い悪魔」の息子。
2006年2月15日 読書
満を持して登場?
デュマ将軍の息子、アレクサンドル・デュマを描いた「褐色の文豪」を読み始める。デュマ将軍の話「黒い悪魔」の続編といってもいいかもです。少なくとも「黒い悪魔」を読んどくと更に楽しめる筈。ぶんごー君凄いファザコンだし。
お父さんは結構自負と劣等感の間でうじうじしていたのに、まーものの見事なまでに息子は、愛嬌たっぷりケロヨンの超前向き男になっちゃって。晩年「力の限り、ムリしてでもせめて息子には尊敬できる父親の思い出を贈っておくんだ〜!」と落魄の身で奮闘したお父さんのことを思い出すと、感慨深かったり「やりすぎだったんちゃうか」と思ったり(笑)
しかし、マイペース天才(といっても、子供のころは文学など縁がなく、大人になってから急に「劇作家を目指す!」と言い出して努力し始めたわけで、いわゆる神童ではないのだが、努力始めたとたんにガンガンモノにしちゃうのはやはり天賦の何かだよね)に振り回される周囲は大変だ。このへんはむしろ「双頭の鷲」なんかに通じるかも。
まだ半分ほどしか読んでないけど面白いぞ。
ISBN:416324610X 単行本 佐藤 賢一 文藝春秋 2006/01 ¥2,100
デュマ将軍の息子、アレクサンドル・デュマを描いた「褐色の文豪」を読み始める。デュマ将軍の話「黒い悪魔」の続編といってもいいかもです。少なくとも「黒い悪魔」を読んどくと更に楽しめる筈。ぶんごー君凄いファザコンだし。
お父さんは結構自負と劣等感の間でうじうじしていたのに、まーものの見事なまでに息子は、愛嬌たっぷりケロヨンの超前向き男になっちゃって。晩年「力の限り、ムリしてでもせめて息子には尊敬できる父親の思い出を贈っておくんだ〜!」と落魄の身で奮闘したお父さんのことを思い出すと、感慨深かったり「やりすぎだったんちゃうか」と思ったり(笑)
しかし、マイペース天才(といっても、子供のころは文学など縁がなく、大人になってから急に「劇作家を目指す!」と言い出して努力し始めたわけで、いわゆる神童ではないのだが、努力始めたとたんにガンガンモノにしちゃうのはやはり天賦の何かだよね)に振り回される周囲は大変だ。このへんはむしろ「双頭の鷲」なんかに通じるかも。
まだ半分ほどしか読んでないけど面白いぞ。
ISBN:416324610X 単行本 佐藤 賢一 文藝春秋 2006/01 ¥2,100
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