黄泉路の犬

2006年2月11日 読書
南方署強行犯係シリーズ第二弾!
大阪弁は軽めに使ってあるだけで上品なつくり(南方は大阪市北部にある地名。関西出身なんだよねこの著者)。上品といっても、ユーモア・ミステリ路線だけどね。
去年秋出た本だけど、気づくのが遅れて今頃手元に届きました。
うーん、一作目以上にいいゾ!
兄宗司との一見スチャラカ?な兄弟愛も、無愛想美人(♀)の黒岩先輩とのやりとりも、そしていたいけな捨て猫やいたいけな少年の脇筋も…

人間のエゴに痛めつけられる動物たちという、結構重いテーマを含みながらも、しみじみ「いい話」に仕上がっていました。
歌舞伎シリーズとか青春ミステリとかより、やっぱりこのシリーズが一番楽しみ。どんどん書き進めて欲しいなあ。

ISBN:4198506760 新書 近藤 史恵 徳間書店 2005/09/21 ¥860

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