エムズワース卿の受難録―P.G.ウッドハウス選集〈2〉
2006年2月3日 読書
エムズワース卿は、お脳を綿菓子になぞらえられるよーな、ひたすらぽや〜とした老貴族。
バーティと違って、その脳みそを使おうとしても使うしりから途中でもの忘れをしてしまってどうにもならないし、それを助けてくれるヒーロー(ジーヴズのような)がいるわけでもない(^^;)
大概はおバカさんな人々しか登場しないのだが、みんながそれぞれ困って悩んでうろうろ打開策を探している間に、なんだかどうにかなってしまう…
どーゆー話なんだと思われそうですが、くすくす笑えてほっこり気分に。
このつかみどころのないシアワセを、みんなにも、わけてあげたい…(笑)
ただ、ひとつだけ…
タイトルが「エムズワース卿の受難録」なのに、なんで本文中じゃいちいちロード・エムズワースって書いてあるんだ？ちょっと気になる。エムズワース卿じゃイカンの？
ISBN:4163246002 単行本 P.G.ウッドハウス 文藝春秋 2005/12 ￥2，600
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