私をクラシック映画好きへの道へ引きずりこんだのは、たまたま出会った昔の名画そのものや、昔のbut魅力的な大スターたちなんだけど、その道をずんずんずんずん驀進させてしまったのは、やっぱり和田誠さんだったと思う(次点・小林信彦さん)。
学生時代のことだが。
「お楽しみはこれからだ」「たかが映画じゃないか」などなどで、楽しげに語られる思い出の映画(しかも似顔絵付き)、にどれほどワクワクさせられたか…。その頃はビデオすら一般的じゃなかった。昔の映画を見るチャンスは今よりもっと少なかった。TV放映はなかなかノーカットなんてこと無いですし。

もちろん和田さんが「作った」映画の話も楽しいが、やっぱり思い出を「語る」パートが…50年代あたりの話をしていて、“誰か一人語ってください”って言われて、リチャード・ウィドマークを語ってくれちゃったのにはただただ感涙です。はらはらはら。ありがとうございます〜m(__)m
いや、ありがとうってヘンかもしれないんですけどね(ウィドマーク激ラヴの私)、ああ、やっぱり和田さんは応えてくれるなーって感じ〜。

でもまあウィドマークの昔の映画のDVDは、多少は手に入るようになってきました。嬉しいです。アステアなんか全作品揃えるのも夢ではないかもな勢いですし。

それにひきかえ、最近ふと気がつきましたが…あまりの不幸さに涙が出るのはジャン=ポール・ベルモンドですね(思いっきり話変わりますが)。DVD、ヌーヴェルバーグ作品ならあります。フィルムノワールも出てます。
でも、実はベルモンド自身が一番好きなのではと思えるジャンル、スラプスティック・アクション・コメディが日本じゃちーともDVD化されていないじゃあーりませんか。そりゃ「オー!」とかギャング役も素敵は素敵だけどさ。
あれほどまでに体を張って作った「リオの男」「カトマンズの男」そして「コニャックの男」〜!
誰か「男BOX」を企画してくれ〜(涙)

ISBN:4403210872 単行本 和田 誠 新書館 2005/12 ¥1,890

コメント

nophoto
DCP
2007年7月11日11:54

近年はフランス映画自体の輸入・公開がないじゃないですか。結構イタリア映画も含め昔はよくやっていたのに。東和さん最近どうなっているのと質問したいですよ。「黄金の七人」シリーズなんて面白かったのに。刑務所内で映画を映し騙すなんて。

ボースン
ボースン
2007年7月11日21:19

そうなんですか〜。
近年のフランス映画、アメリカ映画以上にそもそも見ていないんです(爆)
私のミーハー心を捉えるフランス・スターも見当たらず…
八十年代くらいまでは、ドロンにベルモンド、イヴ・モンタンなどなど、素敵男優が結構いたんですけどね。あ、リノ・ヴァンチュラも敢えてコメディタッチを混ぜると面白い味出てたなあ☆
でも難解なヨーロッパ映画よりお気楽ハリウッド派だったのでそれほど詳しくないんですが。ヌーヴェル・ヴァーグは好きじゃない(笑)

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