主人公だったはずのタズサのライバルたち、至籐響子とドミニク・ミラーがW主演の六巻目。
ライバルたちにもそれぞれに、歴史もあれば意地もある。

いやーいい話ですだ。別主人公視点からというのも成功でしょう。
普通にスポ根の魅力が出ていて(タズサの性格はちょっと特殊だからなあ、あれだけでずーっと話が続くとしんどくなったかも(^^;))、そして何よりスケーティングの場面がめちゃくちゃ多いのがとても嬉しい。こんなにいろんな選手のプログラム考えるの大変だったろうけど、その甲斐はありましたよ作者さま!スケートの試合場面が多いほどやはり楽しい!
そもそもの初めっから、幽霊とのロマコメとかより試合=スケーティング場面こそがこのシリーズ最大の魅力だったし。

後味もよかった。ドミニクは、まあめげずに頑張れよ、だけど。しかし運の無い子だ…(タズサとあんな因縁があったんじゃねえ)

七巻目はいよいよタズサ視点に戻るのか。あるいは別キャラか新キャラか、群像ドラマでもいいかも。二人の視点切り替えはスッキリいけてたしね。

シーズンなのに、そして日本選手のレベルも随分あがってきてるのに、実際のフィギュアの放映はあまり見てないけどね(^^;)
もともと、私の好みはアイスダンス>>男子シングルス>ペア>>女子シングルスだったしな…

ISBN:4086302675 文庫 海原 零 集英社 2005/11 ¥660

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