というか、このシリーズ、二冊目私読んでなかったのか…(笑)
二冊目ともなるとバカはバカなりに大変です。
気軽に始まっちゃったらしい第一次大戦はずるずるずるずると戦死者の数ばかり記録更新しながら続くし…
まあそこらの笑いとシリアスのさじ加減は、コバルトとはいえ結構お上手ですこの作者。
それでも第一次大戦の頃の複葉機って、第二次大戦時のいかにも全身鋼鉄性の戦闘機とちがって、なんか好きですね(必ずしもハネ二枚とは限りませんが)。
どことなく木や布やワイヤーやらで出来てるっぽいビジュアルに、帆船に通じるものを感じます(多分気のせいだろうけど)。
それとあとがきに作者が、戦争映画色々見たけど「ティペラリィ」のメロディがわからん〜と書いていた。意外。あんなに有名なのにねぇ。
ちょっと昔のイギリス映画なんかで良く聞いた気がするよ。
戦場の暗喩なんかにも使われてた記憶が…
いい曲ではあると思う。
いっつぁろんぐうぇ〜、つぅてぃぺぇらぁりぃ〜、いっつぁろんぐぅぇ〜、つぅごぉ〜♪
歌える自分もどうかと思うが…
ま、今ならいんたーねっと全盛の時代。作者もどこかでとっくにティペラリィのMIDIくらい聞いておられるだろうから心配後無用かな。
ISBN:4086147580 文庫 須賀 しのぶ 集英社 2000/09 ￥520
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