ブルボンもいいけど、読んでみると長嶋有もなかなか(同じだって)。
中篇ふたつが入ってて、どちらも主人公が女性。そして、あまり女くさくなく、変に突出したところもなく、派手でもなく、でも意外に?マンガなキーワードがちらちらっと見えたりする(キン肉マンとルパン三世が二篇の隠れ共通項?)、なんだかとても身近で自分の気持ちにしっくりくる「フツーなオトナ女性」。
いやー、いまどきのオトナは、マンガ読んで育っていてもフツーだよねえ(自分がそうだからって…)。純文学だからって、それでこそ現代のリアルだよねえ(笑)

シアワセルンルンになるような話じゃないけど、なんというか、ひとつひとつの軽いエピソードに、独特の味があって引き込まれてしまった。さりげなく可笑しかったり切なかったり。ひょっとしたらゲーマーだったりパソ好きだったりするよーな人だからなのかもしれない?
よーしほかのも読んでみよう。

…ただ…
巻末の『初出一覧』を見なければ気づかなかったことですが…
カバー裏にショートショート書いて隠すなんてのはやめてね。
図書館で借りて読むと、カバーは表紙にブッカーで貼り付けられて、カバーの裏なんか読めないのです(泣)
著者のためならお金を払って買ってやれって?
うーんまあそれはそうなんですけども。
くー明日当たり本屋で立ち読みしてみるか(結局それか)

ISBN:4309017053 単行本 長嶋 有 河出書房新社 2005/03/15 ¥1,470

コメント

お気に入り日記の更新

日記内を検索