気を取り直し?こっちも読んでみた。
なるほど。
うんこちらのほうが、やっぱり「ゆめつげ」よりうまくまとまっていて良い出来だ。
実は意外に「ゆめつげ」より重いものが底に流れていたが。
江戸の薬種屋街をゆるがす大事件はそれはそれとして、恵まれていてもいなくても、どっちにしてもやはり「世の中、思うようにいかないんだ」と、悶々とする主人公の思いが、物語に陰影を与えてよろしい。虚弱体質で何かというと死にかけるしで、この薬屋の若だんな、十七歳にしてはめちゃくちゃジジむさいが、江戸時代はみんな早くに大人の扱いになったんだから年齢はあまり考えないほうがよいのだろうな(笑)
妖怪のお守り役と一緒、というので「百鬼夜行抄」を連想しつつ手に取ったが、力関係その他、当然ちゃんと違っていた(笑)
ISBN:4104507016 単行本 畠中 恵 新潮社 2001/12 ¥1,575
なるほど。
うんこちらのほうが、やっぱり「ゆめつげ」よりうまくまとまっていて良い出来だ。
実は意外に「ゆめつげ」より重いものが底に流れていたが。
江戸の薬種屋街をゆるがす大事件はそれはそれとして、恵まれていてもいなくても、どっちにしてもやはり「世の中、思うようにいかないんだ」と、悶々とする主人公の思いが、物語に陰影を与えてよろしい。虚弱体質で何かというと死にかけるしで、この薬屋の若だんな、十七歳にしてはめちゃくちゃジジむさいが、江戸時代はみんな早くに大人の扱いになったんだから年齢はあまり考えないほうがよいのだろうな(笑)
妖怪のお守り役と一緒、というので「百鬼夜行抄」を連想しつつ手に取ったが、力関係その他、当然ちゃんと違っていた(笑)
ISBN:4104507016 単行本 畠中 恵 新潮社 2001/12 ¥1,575
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