ゆめつげ読了。

2004年11月21日 読書
中盤からは思ったよりも血なまぐさくスリリングな展開に。
最後、登場人物たちの暗闘にトドメ(?)をさしたモノは実は、という決着は悪くない。
残念なのは、黒船に揺れる世情を背景に、様々な立場の人々がいろいろあがいたり暴れたりしているのに、あと一歩そこらの踏み込みが不足なところ。
特に辻斬りたちの描き方が浅いような。いくら悪役だからってなぁ。こいつら結局何してたんだか、って思いが残っちゃう。
夢占兄さんがぼーっとしているのは、それはそれで立場上納得なのだが…。
やはり、こんど「しゃぱけ」を読んでみよう。たぶんあちらは、「ゆめつげ」のような重い(重くなりうる?)テーマ入れてなさそうだし。

あと今月狙っているのは米村圭吾だ。
畑中恵と並んで少し気になっていた「そのうち読みたい」未読作家。
久々に?今、気分は時代劇なのだ(笑)

ISBN:4048735594 単行本 畠中 恵 角川書店 2004/10 ¥1,470

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