密偵ファルコを読了したので(あいかわらず、ラストスパートというかスリリングな終盤が凄い!)、「しゃばけ」が各方面で好評な著者の新作「ゆめつげ」を読み始めてみる。

夢占の才がある(ただしこれまでまともに役立ったためしのない、ちゅーとはんぱなレベルの才である)神官とその弟が、行方不明の大店の跡継ぎ探しを頼まれてドタバタ…っていう話らしい。
ひょうひょうとした、のほほん兄さんは、もともと割と好みの路線。
なのだが…

(…だね)
(…な気分だよ)
(…かねえ)
(これは…とんだことになったよ)
とかなんとか随所で漏れる彼の内心の声、ってかその口調。

…すいません、なんかコレひじょーに、ちびまる子に聞こえるのは私だけかっ!
岡っ引きに「友造」ってのが登場するのもイカン。
江戸っ子弁なだけ、なんだろうが…
気になりだすと止まらない。みょーな気分である。
そもそもこの人の日本語時々ヘンだし。もっと文章上手いのかと思っていたのだが。
たとえば『岡っ引きにしか見えない姿の者が』って、なんかヘンだよホント。

良くも悪くも、ライトノベル読む気分で読むことにしよう…

ISBN:4048735594 単行本 畠中 恵 角川書店 2004/10 ¥1,470

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