なかなかグサっと心に引っかかってくるタイトル。
そう、何歳(何十歳)になっても「十分大人だ」と思えるようにならないのはナゼなのかな〜(^^;)

でもまあ「成熟するため」の答え(そんな都合のいい!)はあまり書いてなくて、日米比較しつつの「若者文化史」とYA小説の話がメイン。
それでもそれなりに私には興味深く読めちゃう分野ではあるのだが。

ただ、「大人になれない感」は少しは男女差もあるんじゃないか?
出産という「強制的川越え」があるのがひとつ。
女だと一人称は「私」か「あたし」程度の揺れしかないこともひとつ。
だから、たぶん男より女のほうが「大人になった感」は得やすいのではないか。

…でも実際は、自分自身、コドモに直接向き合う時すらやっぱり十分には「大人になった感」はないし。
やれやれ。

たまたま借りてきていたCD「SHOWA!ギャグ・ジャンボリー(走れコウタローだのレナウンイエイエだのあっと驚く為五郎だのが詰まっている)」をかけながら読んだからさらにみょーな感じだった(笑)

ISBN:4896918568 新書 金原 瑞人 洋泉社 2004/10 ¥777

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