ストラヴァガンザ―仮面の都」。
児童向けファンタジーというだけなら別に構わない。面白いものは面白いから。ただ、このぶあつさ、続編も二冊あると聞くのだが、それにしては…筋立ては陰謀が錯綜してそれなりにスリリングなものの、ちょっと物足りない。主人公の少年少女の魅力がものたりないんだろう。人物たちの動かし方に、微妙に底の浅いものを感じるのだ。
それに、異世界のヴェネチア“ベレッツア”の華麗な描写がウリなんだろうけど、先にカイ・マイヤーの見事な「水の女王」に出てくるさらに強烈な『もうひとつのヴエネチア』を知っている身にはつい、少々ありきたりに思えちゃうし(^^;)
メアリ・ホフマン著。

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