K.M.ペイトンは、大昔課題図書で読まされた「フランバーズ屋敷の人々」のシリーズが(これも一応馬がからんでる話だ)イマイチ性に合わなかったので、その後は食わず嫌いだったが、これは結構面白く読めた。不遇な家庭環境にある荒れた少女が馬を通じて成長していく話。義父を刺しちゃったりしてけっこう厳しい展開だが、最後のレースは手に汗握る迫力だった。
ジョセフィン・テイの「魔性の馬」を読んだときにも思ったが、やはりイギリス人ってしみじみと馬好きだよなあ。老いも若きも、金持ちもビンボー人も。馬さえあれば立ち直れるのだ!

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