「声だけが耳に残る」読了。
2004年4月8日 読書昨日うっかり「軽妙」なんて言葉をつかってしまったが間違いである。
軽妙なんて惰弱な言葉であった。
山崎マキコの「笑い」は、とても雄々しい。
そして、関東人には珍しい?壮絶な一人ボケ&一人ツッコミが、とても魅力的なのである(関東VS関西本にはよく、「一人ボケツッコミ」は関西人の専売特許であるように書いてあるので)。
レベルは低いなりに、落ち込みそうになるとやっぱり、心の中の一人ボケ&ツッコミで己を鼓舞せずにはおれない(するしかない?)私としては、この人の文章に、ものすごーく親しみやすいというか近しい感覚を抱いてしまうのだ。
そして内容。
これまでの著者の作品の主人公はみな、うまく生きて行けなくて悲しく漂い流れた果てに、とりあえずは「漂着」する。あるいはとりあえずは立ち止まることができた、というところで終わっているのだが、なんと今回は「治って」まではいないとしても、ただ足を止めるのにとどまらず、一段新たなステップを上がっている。
「行き下手」主人公だったのは毎回同じだが、今回は完全に「AC」というコトバを使って直接ACに向き合った小説になっている上に、「AC」な人生に、ついにひとつの決着が!
しみじみとした感動とともに、次回作ははたしてどんな…と、ドキドキ期待が高まってしまう。
さすがに次は(次があるなら)、たぶんどこか、ぐーんと違う世界へ飛翔するのではなかろうか。どんな世界へと向かうのであろう。
とーーーっても、楽しみだ。
(もちろんボケツッコミのテク全開の、スチャラカエッセイ集とかでも大歓迎だが)
軽妙なんて惰弱な言葉であった。
山崎マキコの「笑い」は、とても雄々しい。
そして、関東人には珍しい?壮絶な一人ボケ&一人ツッコミが、とても魅力的なのである(関東VS関西本にはよく、「一人ボケツッコミ」は関西人の専売特許であるように書いてあるので)。
レベルは低いなりに、落ち込みそうになるとやっぱり、心の中の一人ボケ&ツッコミで己を鼓舞せずにはおれない(するしかない?)私としては、この人の文章に、ものすごーく親しみやすいというか近しい感覚を抱いてしまうのだ。
そして内容。
これまでの著者の作品の主人公はみな、うまく生きて行けなくて悲しく漂い流れた果てに、とりあえずは「漂着」する。あるいはとりあえずは立ち止まることができた、というところで終わっているのだが、なんと今回は「治って」まではいないとしても、ただ足を止めるのにとどまらず、一段新たなステップを上がっている。
「行き下手」主人公だったのは毎回同じだが、今回は完全に「AC」というコトバを使って直接ACに向き合った小説になっている上に、「AC」な人生に、ついにひとつの決着が!
しみじみとした感動とともに、次回作ははたしてどんな…と、ドキドキ期待が高まってしまう。
さすがに次は(次があるなら)、たぶんどこか、ぐーんと違う世界へ飛翔するのではなかろうか。どんな世界へと向かうのであろう。
とーーーっても、楽しみだ。
(もちろんボケツッコミのテク全開の、スチャラカエッセイ集とかでも大歓迎だが)
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