パパは泳ぐ唐獅子牡丹。
2003年10月31日菊池幸見著「泳げ!唐獅子牡丹」を読む。極道の家に入り婿した男が、スイミングクラブを経営する旧友の頼みで、背中の刺青をスイムスーツ(イアン・ソープの着るような全身カバーするタイプ)に隠して水泳大会に出る。なにせ学生時代は水泳部のエースだったのだ。
組長といえども青年実業家風だったり、奥さんは極道一家出身なのにインテリだったり、幼い娘の教育のために家では懸命に紳士を装ったり(お風呂は一緒に入れない!)のくすぐりが楽しいユーモア・スポーツ&アクション小説。最後には殴りこみ?もあるし。
結構面白かったけれど、そういや十何年か前にも「パパは唐獅子牡丹」という極道ユーモア・アクション小説があったっけ。こちらの主人公の妻子は全く極道無関係な人間で、“極道、それもスーパーコワモテ旧型浪花節ヤクザ”なのを妻子に隠すために涙ぐましい苦労をする、二重生活にポイントをしぼったものだったっけ。普通無理だと思うのだが、きゃぴきゃぴした美人の奥さんが日系二世で普通の日本人と感性がちょっと違うので何とかなる、というのが笑わせられたものだった。それなりに評判がよかったのだろう、続編も二冊出た。
スポーツ小説な部分以外では「パパは…」のほうがやはり少し上だったかなあ、水泳シーンはなかなかよい感じだからここをもっと中心にして押しまくればよかったのに(著者が「パパは…」を知っているのかどうか、定かではないが)、と思ったところで気が付いた。
「パパは…」の著者の名は“菊地昭典”。
菊地と菊池…同じネタで、限りなく似た苗字。
何か関係あるのだろうか?偶然にしてはデキスギなような、なんでもないような。うーーーーん。
組長といえども青年実業家風だったり、奥さんは極道一家出身なのにインテリだったり、幼い娘の教育のために家では懸命に紳士を装ったり(お風呂は一緒に入れない!)のくすぐりが楽しいユーモア・スポーツ&アクション小説。最後には殴りこみ?もあるし。
結構面白かったけれど、そういや十何年か前にも「パパは唐獅子牡丹」という極道ユーモア・アクション小説があったっけ。こちらの主人公の妻子は全く極道無関係な人間で、“極道、それもスーパーコワモテ旧型浪花節ヤクザ”なのを妻子に隠すために涙ぐましい苦労をする、二重生活にポイントをしぼったものだったっけ。普通無理だと思うのだが、きゃぴきゃぴした美人の奥さんが日系二世で普通の日本人と感性がちょっと違うので何とかなる、というのが笑わせられたものだった。それなりに評判がよかったのだろう、続編も二冊出た。
スポーツ小説な部分以外では「パパは…」のほうがやはり少し上だったかなあ、水泳シーンはなかなかよい感じだからここをもっと中心にして押しまくればよかったのに(著者が「パパは…」を知っているのかどうか、定かではないが)、と思ったところで気が付いた。
「パパは…」の著者の名は“菊地昭典”。
菊地と菊池…同じネタで、限りなく似た苗字。
何か関係あるのだろうか?偶然にしてはデキスギなような、なんでもないような。うーーーーん。
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