山本一力著。
お江戸の細腕繁盛記。十代でアイデア満載の一膳飯屋を開いてガンガン稼ぐつばきは、借金まみれの職人安治(腕はいいのにウッカリ博打で…)と料理屋で働く母親みのぶとの間に生まれた娘。三人姉妹の長女ということで、気付くと妹たちの母親状態にもなってるし、ちょー働き者だし(まぁこれは時代もあるか?)、かなり気が強いし、あまりに私と対極の性格のヒロインに、話は面白いのだがちょっとノれなかった。

はぁ…江戸っ子なのだろうなあ。京阪神をろくに出たことのない私は、江戸っ子気質にはつい違和感が。"きっぷがいい"っていうのかもしれないけど、攻撃性が見ていてしんどい。火事や水害などの描写にも迫力があり、上手いとは思うのだが、どうもついていけない所があって残念でした。

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