津野海太郎著。

ロビンスと赤狩りの時代を描いて面白い。「かつてミュージカルの底抜けの明るさが好きだったから」というスタンスで書き始めてるんでとっつきやすい。「踊る大紐育」に始まり「ウェスト・サイド物語」で著者のミュージカル熱は収束したそうで、そこはわかる気がする…私もそのへんが分水嶺。
どっちもロビンス(「踊る大紐育」も原案となる舞台版は彼の作)だが、「ウェスト・サイド物語」はミュージカル映画が変わってゆく時代の代表みたいなもんだしねえ。

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