Francis Covers the Big Town
2010年10月6日 映画 コメント (4)
1953年、アーサー・ルービン監督作品。日本未公開、モノクロ。
"フランシス"シリーズ四作目。
タイトルバックを、大きな鞄を持ったピーター(ドナルド・オコナー)が、テクテク歩いてゆく。ラバのフランシスと一緒に。彼方に林立する摩天楼を見やり「さてどんな仕事を探そうか」。
一人と一匹は、大都会=NYへとやってきたようです。『ウェスト・ポイントの優等生』は、どうやら一夜の夢だったらしい(笑)。今回は、完全前作無視で強引に新ネタに入っちゃうんだね。別にいいけど。
「新聞の編集者を目指すのもいいな、経験があるんだ」とピーター(高校時代の校内新聞とはいえ)。何とか掃除夫として新聞社に入った彼は、頑張って雑用係へ昇格。お人よしの彼は美人の社交欄担当者アルバータ(ナンシー・ギルド)や他の記者に情報を譲っちゃったりして遠回りをしますが(当然ネタ元はフランシス…)、フランシスの異常なまでの情報収集能力があれば、花形記者への道は遠いわけがない。
例によって、時々精神病院に入れられかけたりしながらも(笑)、やがてピーターの署名入り記事が、毎日のように紙面を飾ることになる。スクープしまくってるうち、裏社会のボスに睨まれたり、殺人犯の濡れ衣を着せられる大ピンチにも逢うのだが…
今回は(珍しく)、ロマンス方面までにぎやかだ。
フランシスの話をしちゃったのが災いしてアルバータには振られたものの、隣の八百屋のお嬢さん(イヴェット・デュグェイ)は最初っからピーターに好意的。フランシスにもニンジンを運んでくれたりするのだが、「まだまだ子ども(話の中で18才の誕生日を迎える)」と思っているピーターの目にはとまらない(^^;)
結局、フランシスのアドバイスで大人ッぽくイメージチェンジに成功して、彼ともいい感じになれるのだが、ホント、何でもできるんですねぇフランシスって…
色々な意味で、今作はかなり盛り返してましたね(*^^*)
ピーターたちにも珍しく成功者っぽい満足度の高い終わり方だし、田舎道でなく、大都会の下町を歩く一人と一匹というのもなかなかイイ感じ。「雨に唄えば」(1952)が大当たりした後の製作だから余計かな?(とはいえ今回も歌などはない)
都会的になったぶん、風変わりでピュアなお兄さん、というピーターのキャラがやや「普通」っぽくなった気もするが、本人にはこのほうが幸せだろうね(^^;)
しかし、これでDVD収録作はもう全部見ちゃったな~。淋しいな~。
フランシス、あと二作(ルーニー主演分もいれたら三作)はある筈なんだけど、vol.2は出ないのかしら。字幕なしVHSを買うのは気が進まないし。
(とか言いつつ、怪しい海外サイトに注文して到着待ち中なオコナー映画DVDが、実はまだまだあるのでした(笑)…到着するといいんだけど…(爆))
http://www.amazon.com/Adventures-Francis-Talking-Races-Covers/dp/B0001FVDQE
"フランシス"シリーズ四作目。
タイトルバックを、大きな鞄を持ったピーター(ドナルド・オコナー)が、テクテク歩いてゆく。ラバのフランシスと一緒に。彼方に林立する摩天楼を見やり「さてどんな仕事を探そうか」。
一人と一匹は、大都会=NYへとやってきたようです。『ウェスト・ポイントの優等生』は、どうやら一夜の夢だったらしい(笑)。今回は、完全前作無視で強引に新ネタに入っちゃうんだね。別にいいけど。
「新聞の編集者を目指すのもいいな、経験があるんだ」とピーター(高校時代の校内新聞とはいえ)。何とか掃除夫として新聞社に入った彼は、頑張って雑用係へ昇格。お人よしの彼は美人の社交欄担当者アルバータ(ナンシー・ギルド)や他の記者に情報を譲っちゃったりして遠回りをしますが(当然ネタ元はフランシス…)、フランシスの異常なまでの情報収集能力があれば、花形記者への道は遠いわけがない。
例によって、時々精神病院に入れられかけたりしながらも(笑)、やがてピーターの署名入り記事が、毎日のように紙面を飾ることになる。スクープしまくってるうち、裏社会のボスに睨まれたり、殺人犯の濡れ衣を着せられる大ピンチにも逢うのだが…
今回は(珍しく)、ロマンス方面までにぎやかだ。
フランシスの話をしちゃったのが災いしてアルバータには振られたものの、隣の八百屋のお嬢さん(イヴェット・デュグェイ)は最初っからピーターに好意的。フランシスにもニンジンを運んでくれたりするのだが、「まだまだ子ども(話の中で18才の誕生日を迎える)」と思っているピーターの目にはとまらない(^^;)
結局、フランシスのアドバイスで大人ッぽくイメージチェンジに成功して、彼ともいい感じになれるのだが、ホント、何でもできるんですねぇフランシスって…
色々な意味で、今作はかなり盛り返してましたね(*^^*)
ピーターたちにも珍しく成功者っぽい満足度の高い終わり方だし、田舎道でなく、大都会の下町を歩く一人と一匹というのもなかなかイイ感じ。「雨に唄えば」(1952)が大当たりした後の製作だから余計かな?(とはいえ今回も歌などはない)
都会的になったぶん、風変わりでピュアなお兄さん、というピーターのキャラがやや「普通」っぽくなった気もするが、本人にはこのほうが幸せだろうね(^^;)
しかし、これでDVD収録作はもう全部見ちゃったな~。淋しいな~。
フランシス、あと二作(ルーニー主演分もいれたら三作)はある筈なんだけど、vol.2は出ないのかしら。字幕なしVHSを買うのは気が進まないし。
(とか言いつつ、怪しい海外サイトに注文して到着待ち中なオコナー映画DVDが、実はまだまだあるのでした(笑)…到着するといいんだけど…(爆))
http://www.amazon.com/Adventures-Francis-Talking-Races-Covers/dp/B0001FVDQE