1924年、バスター・キートン監督・主演作品。

「カイロの紫のバラ」のコメント欄での話題に出たので見てみる。もともと、チャップリンなんかよりキートンがいいよ、と思ってたがコレは未見だった。学生の頃何か少しだけ見たんだけど何見たんだっけ…。

「映画に入り込む」つながりで話題に出た。映画ってメディアができてからさして年月もたたないうちに、もう映画の中に入っちゃったりカット切り替えに振り回されるギャグなんてぶっとんだネタ作ってるんだから凄いものです。久々に見て、あらためて身体能力にも感心。バナナの皮で転ぶだけでも、どう体を動かせばああも派手に全身回転しながらハネ上がれるのでしょうね。
もちろん話は探偵志望の映画技師キートンが、うたたねするうち映画の中に入り込む中盤以降が本番、映画に入り込んでからこそ盛り上がるんですが…。そして、夢の中・映画の中で“シャーロック・Jr”に変身した彼の格好いいこと。爆弾ビリヤードのキューの扱いもおみごとだし、悪党との追っかけっこのテンポの凄さもよかった。そして、現実に戻ると、なんとも不器用で可愛い青年なのでした。決して笑わない、どこか淋しげなポーカーフェイスが女心に訴えます(笑)

オシャレでハイセンスなサイレント喜劇。また何かキートン借りてみようっと。
短いのも便利だ(笑)

※ニコニコ動画にもありました。⇒ http://www.nicovideo.jp/watch/sm3892814
※英語字幕版YouTubeで発見。⇒http://www.youtube.com/watch?v=DdXqpuLp3uo
なんかもうトシです。
外に出てある程度の時間日光にあたったらそれだけでクタクタ…
もはや、シミソバカス問題をさておいても敵だな日光。

運動会を見に行くだけでひとしごと。
しかし、相方にひとこと言いたい。自分の子どもだけが気になるとか、DVDビデオカメラの残量が気になるからってあまり細切れで撮らないでほしい。音楽も含めて、ひとかたまりで撮って欲しいな。組体操、音楽もうまく使ってなかなかよい振り付けだったと思うのに(最後、3クラス90人で3Dな特大ピラミッド作ったとこなんか凄かったのだが、できあがった所しか撮ってなかったよ~。その後、だんだんピラミッドをほどいていくところ、上の方の子どもたちが下りてきながら次の段の子の背中をポンと叩いて「さあ体起こしていいよ」と合図しつつ離れてくところなんか、なんとも味があってよかったんだけどなぁ)。

アステア・ロジャースの昔から、できの良いナンバーは、カメラ据えて撮った方がいいに決まっているのである。ぷん。
1943年、オットー・プレミンジャー監督作品。

ニューヨークの有名コラムニスト、ライデッカー(クリフトン・ウェッブ)のもとに、「美貌のキャリアウーマン・ローラが散弾銃で顔を吹き飛ばされ殺害された事件について聞きたい」と、刑事マーク(ダナ・アンドリュース)がやってくる。凝りに凝ったインテリアの中、ライデッカーは“自分が育て上げた”ローラ(ジーン・ティアニー)との出会いを熱く語り、捜査にもなるべく同行させてほしいと申し出る。彼女はプレイボーイな婚約者シェルビー(ヴィンセント・プライス)との仲を悩んでいたらしい…。ローラの叔母(ジュディス・アンダーソン)も彼に貢いでいた気配がある。
ローラの高級アパートで、美しい彼女の肖像画を見上げるうちに、ハードボイルドな捜査官マークもまた、死んだはずの彼女に惹かれ始める。捜査は難航するが、ある日…

かきくどくような、ムードたっぷりの音楽、そしてモノクロなのがかえって美しく印象深い映像のマジック。撮影賞(白黒)でオスカー取ったのも納得。
死んだ女をめぐる、ちょっと普通でないラブ=ミステリーだが、ポンポンと意外な展開を重ねてゆく語り口にも魅せられる。凶器に関する伏線の張り方には特に感心。個性豊かな登場人物たちの描き方も工夫が感じられて結構。序盤で刑事を招き入れるライデッカーが風呂に入ってるのなんか凄いですよね。書斎に特製の浴槽(タイプライターを載せる台付き)を置いて裸で執筆中…。お出かけ時にはボタンホールに花を欠かさない洒落者なのだが、彼の金持ちマイペースぶりと同時に、裸にムくことで男性としての貧弱さ(シェルビーやマークと比べて)を観客にさらりと印象付け、なんとも意地悪くて上手い。

ティアニー、アンドリュース、ウェッブ、プライス、アンダーソン、ハッキリいって主要キャストの誰にも私は関心がない(好みでない)のだが、最後まで面白く鑑賞できた。FOXの正規盤=特別版二枚組を買ったので解説音声トラックもあるのだが、そちらも視聴後結構楽しく聞いた(二種類もあるので全部はさすがにまだ聞けていないが)。
最初のローラ候補はジェニファー・ジョーンズだったそうな。ライデッカー役候補には一時ジョージ・サンダースも上がってたという。なるほど、いいなぁサンダース(割と好き。またライデッカー役は「イブの総て」のアディソン・デ・ウィットにも通じるところのあるキャラだ)。でも、キャスティングとしてはウェッブのほうが適正だろう。サンダースは体格が立派すぎる。

解説音声で触れられた「第一稿を読んだザナックのツッコミ」が、モノ凄く的を射ているのにも感心した。ライデッカーは一番よく書けているがセリフに更なるキレとウィットを足せ、ローラはしょーもない男に引っかかる馬鹿に見える、これじゃ一流女優を当てられない、シェルビーをもっと魅力的な男にすることでバランスを取れ、うんぬんかんぬん…。完成した映画はザナックの意見に合わせて手直し済の筈だが、それでも私は「ローラって馬鹿?」って思ったもんなぁ。

実は特典映像のティアニー・バイオグラフィに御贔屓リチャード・ウィドマーク様がちょっぴり出てると聞いたのが、レンタルやワンコインDVDでなく特別版を購入した理由であった。とはいえ、映画自体の出来にも満足。
オークションで定価よりはずっとお安く買えたし、八方満足の映画であった。

Scitec DVP-250CP

2009年9月29日 日常
突然、リーフリプレイヤーが壊れてしまった。何入れてもジージー回って「ディスクなし」。
これは悲しい。
なにせ、メーカーがこの春潰れちゃったらしいから。修理不能なんですよ…(;-;)

リーフリマクフリ、CPRMもVRも、そしてNTSC⇔PALもOKと、私には必要十分な満足スペックだったのだが、コレをすべて満たすお手頃プレイヤーは意外と見つからない。いや、1.5万円も出せば色々ありそうですよ。でも、コレ、たしか送料込み八千円そこそこで買ったと思うんだけどなあ。ケチケチしてても仕方がないかもしれないけれど…何日か電源抜いて放っておいたら、夜中にコビトさんが来て勝手に治してってくれたりしないかしら。くすん。

次第に国籍内容が様々に増えてきたわが海外DVDコレクション。とりあえずは、欧州製のリージョン2Pal盤は現PCで、米国製リージョン1NTSC盤はこないだリージョン設定変えてみた先代PCで、見れるといえば見れるのだが、やはり淋しい。

そういやLPレコードをUSBメモリに録音できるデジタルジュークボックスなるキカイも、同じメーカー(SCITEC)だったなあ。あれもさっさと使い倒したほうがいいかしら。

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