ちっともやすみじゃない
2012年12月2日 日常タップのレッスンに久しぶりに行く(しかし起きれず遅刻した)。
返す刀で職場に行き、イベントの手伝いをする。片付けをしている途中で別のフロアにモノを取りに行くと、クレーマー(ただのジコチュー男)につかまった。
…ついてない…orz
他にもしておきたい仕事があったけど、ぐったり来ちゃった。
それでも気を取り直して、文楽劇場の新春公演のチケットを一枚予約。
にわか文楽ファンとしては、まだ耳にしていない(私が行こうと思ってた公演から倒れて休演なさったので聞けてないの)、ウワサの住大夫サマ☆のお声を聞かねば。
でも住大夫が出てないほうの演目のほうに、三浦しをんご推薦でいたく気を引かれている「本朝廿四考」があるのであった。
やれやれ、二回行かねば。
せっかく友の会に入ったんだし、一気にチケ取りしてもよかったのだが、自分のほうの一月予定も一部不明なので、とりあえず、もう一回分はせめて明日明後日に周囲に色々確認してから取るか、と自重する。チケット買ってから行けなくなる事態はさすがに避けたい…(涙)
…いろいろあるけど、物欲遊ぶ欲が消えたら終わりだと思う。
返す刀で職場に行き、イベントの手伝いをする。片付けをしている途中で別のフロアにモノを取りに行くと、クレーマー(ただのジコチュー男)につかまった。
…ついてない…orz
他にもしておきたい仕事があったけど、ぐったり来ちゃった。
それでも気を取り直して、文楽劇場の新春公演のチケットを一枚予約。
にわか文楽ファンとしては、まだ耳にしていない(私が行こうと思ってた公演から倒れて休演なさったので聞けてないの)、ウワサの住大夫サマ☆のお声を聞かねば。
でも住大夫が出てないほうの演目のほうに、三浦しをんご推薦でいたく気を引かれている「本朝廿四考」があるのであった。
やれやれ、二回行かねば。
せっかく友の会に入ったんだし、一気にチケ取りしてもよかったのだが、自分のほうの一月予定も一部不明なので、とりあえず、もう一回分はせめて明日明後日に周囲に色々確認してから取るか、と自重する。チケット買ってから行けなくなる事態はさすがに避けたい…(涙)
…いろいろあるけど、物欲遊ぶ欲が消えたら終わりだと思う。
ひきつづき、やっぱり毎日反省しかないというか、どうしてこんなにまわりがエラク見えるのだろうかというか…
雨は夜のうちにやんでくれたんだけどね。
でも家族で文楽いけそうだから(キップ三人分買っちった)。
夫はともかく次男、中学生なのにつきあってくれるなんて渋いです。嬉しいです。
雨は夜のうちにやんでくれたんだけどね。
でも家族で文楽いけそうだから(キップ三人分買っちった)。
夫はともかく次男、中学生なのにつきあってくれるなんて渋いです。嬉しいです。
ブラックアウト (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)
2012年12月5日 読書
コニー・ウィリス著。
借りてみたけど、背幅がすごいな。まあそれはいいんだが、ウィリスって、人気も評価も高いSF作家だけど、私に受けそうでどこかビミョー、という立ち位置だから、本気で読むかどうか迷ってしまうわ…
『アステアと踊りたい』21世紀の女の子の話「リメイク」とか、絶対ウッドハウス狙ってるよな、な「犬は勘定に入れません」も、そう書くとバカ受けしそうなのに、そして面白くないわけじゃないのに、何かが、ほんの少し、ものたりない。
なぜかしら。
借りてみたけど、背幅がすごいな。まあそれはいいんだが、ウィリスって、人気も評価も高いSF作家だけど、私に受けそうでどこかビミョー、という立ち位置だから、本気で読むかどうか迷ってしまうわ…
『アステアと踊りたい』21世紀の女の子の話「リメイク」とか、絶対ウッドハウス狙ってるよな、な「犬は勘定に入れません」も、そう書くとバカ受けしそうなのに、そして面白くないわけじゃないのに、何かが、ほんの少し、ものたりない。
なぜかしら。
休みだけど実家の母の年賀状印刷しに行って、途中車中でちょっと仕事もして、んでもって久々にちゃんと作った肉じゃが(実家へも差しいれた)と大根の田楽をまともに適切な夕飯時間に食べたということに感動した。自分の作る料理が好きだなんて手前味噌?まぁ簡単な料理だけど。
車中の半分は「ブラックアウト」も読んでたので、夕食後は更に仕事したほうがいいかと思ったが、あまり長くないしと、またまたキハチブランドの邦画をウォッチ。
だいたい9月くらいから、10日に1本程度しか映画見れてないもん(涙)
やっぱ少しは休みの日らしさを味わいたいよ…
さて肝心の映画レビュー。
1963年、岡本喜八監督作品。モノクロ。
戦国の世、非情な忍者稼業が嫌になり、武田信玄のもとから逃走中の抜け忍、越智吉丹(加山雄三)。武田忍者・雀の三郎左(中丸忠雄)は執念深く吉丹を追うが、追手の一人銅子播磨(中谷一郎)は、吉丹の凄腕と自由を求める心意気とが気に入り、友人となって共に旅をすることに。二人は追手の目をくらますべく、道中出会った妙な侍=木下藤吉郎(佐藤允)の勧めで馬借(言うなれば運送業)の集団“有吉党”にまぎれこむ。藤吉郎は織田家の為に大量の鉄砲を、無事に堺へ運ぶ手だてを探しているところだった。有吉党が引き受けた荷と吉丹を狙って、武田の忍軍はじめ様々な敵が襲ってくるが…
ゴール目指しておたからを運ぶ主人公たちvs襲いくる敵…という大枠は、時代劇というよりは、西部劇か、冒険物語の王道である。音楽だってちっとも時代劇臭くない(タイトルもだ)。ユーモアを交えながらもテンポよくサスペンスフルな筋運び(鉄砲をめぐる策謀はかなり複雑なんだけど、混乱しないよううまくまとめてる)、そして社会の枠にとらわれず、明るく自由に、飄々と自分らしく生きようとする主人公たちが痛快きわまりない。
こんな明るくさわやかな抜け忍っているかー、という加山雄三、えらく可愛い。彼でないと成立しないかも、この主人公像…。別の意味ですんごいハマリ役な佐藤允は、口から先に生まれてきたようなハッタリ人間藤吉郎を、おもしろ可笑しく、かつ急所はピシリとしめて好演する。そして中谷一郎…岡本喜八映画の常連のようですが、初めて、「カッコイイ!」と思いました(爆)この人これまでも飄々とした役が多かったけど、アゴヒゲが似合って男前がいつもより上がってるため、キザなせりふがわざとらしくなく映える。すばらしい。
個性派だらけの有吉党の面々もみんないい。三枚目だけど頼りになる砂塚秀夫や二瓶正也、無口な名射手天本英世(カッコイイ!)、侍崩れの江原達怡、みんな印象的。中丸忠雄は、何かいつもより泥臭いけど、矜持の高さが並々ならず。
珍しく男勝りで野性的な、有吉党の「お嬢」として殺陣も頑張る星由里子、村上水軍の美しい女頭領・水野久美、二人のヒロインとそれぞれの恋模様もイイ感じ。
美味しさが端から端までキッチリ詰まった、私好みなエンタメ大傑作でした♪
車中の半分は「ブラックアウト」も読んでたので、夕食後は更に仕事したほうがいいかと思ったが、あまり長くないしと、またまたキハチブランドの邦画をウォッチ。
だいたい9月くらいから、10日に1本程度しか映画見れてないもん(涙)
やっぱ少しは休みの日らしさを味わいたいよ…
さて肝心の映画レビュー。
1963年、岡本喜八監督作品。モノクロ。
戦国の世、非情な忍者稼業が嫌になり、武田信玄のもとから逃走中の抜け忍、越智吉丹(加山雄三)。武田忍者・雀の三郎左(中丸忠雄)は執念深く吉丹を追うが、追手の一人銅子播磨(中谷一郎)は、吉丹の凄腕と自由を求める心意気とが気に入り、友人となって共に旅をすることに。二人は追手の目をくらますべく、道中出会った妙な侍=木下藤吉郎(佐藤允)の勧めで馬借(言うなれば運送業)の集団“有吉党”にまぎれこむ。藤吉郎は織田家の為に大量の鉄砲を、無事に堺へ運ぶ手だてを探しているところだった。有吉党が引き受けた荷と吉丹を狙って、武田の忍軍はじめ様々な敵が襲ってくるが…
ゴール目指しておたからを運ぶ主人公たちvs襲いくる敵…という大枠は、時代劇というよりは、西部劇か、冒険物語の王道である。音楽だってちっとも時代劇臭くない(タイトルもだ)。ユーモアを交えながらもテンポよくサスペンスフルな筋運び(鉄砲をめぐる策謀はかなり複雑なんだけど、混乱しないよううまくまとめてる)、そして社会の枠にとらわれず、明るく自由に、飄々と自分らしく生きようとする主人公たちが痛快きわまりない。
こんな明るくさわやかな抜け忍っているかー、という加山雄三、えらく可愛い。彼でないと成立しないかも、この主人公像…。別の意味ですんごいハマリ役な佐藤允は、口から先に生まれてきたようなハッタリ人間藤吉郎を、おもしろ可笑しく、かつ急所はピシリとしめて好演する。そして中谷一郎…岡本喜八映画の常連のようですが、初めて、「カッコイイ!」と思いました(爆)この人これまでも飄々とした役が多かったけど、アゴヒゲが似合って男前がいつもより上がってるため、キザなせりふがわざとらしくなく映える。すばらしい。
個性派だらけの有吉党の面々もみんないい。三枚目だけど頼りになる砂塚秀夫や二瓶正也、無口な名射手天本英世(カッコイイ!)、侍崩れの江原達怡、みんな印象的。中丸忠雄は、何かいつもより泥臭いけど、矜持の高さが並々ならず。
珍しく男勝りで野性的な、有吉党の「お嬢」として殺陣も頑張る星由里子、村上水軍の美しい女頭領・水野久美、二人のヒロインとそれぞれの恋模様もイイ感じ。
美味しさが端から端までキッチリ詰まった、私好みなエンタメ大傑作でした♪
コメントをみる |

佐々木倫子著。
やっぱり楽しい。
しかし、きっとウチの職場にも「バカ枠」あったんだな~。
少なくともワタシの年までは!!!
というか、私よりあとは取ってないんじゃないか。
…と、思わずにはいられない、何かとしおしおのぱーなお仕事ライフでした。
いつか小倉さんのように、パカ枠でも大当たりをかます日が、あるといいんだけどね(^^;)
まあ、大当たりしてても周囲は大変なんで、申し訳ないですけどさ。
やっぱり楽しい。
しかし、きっとウチの職場にも「バカ枠」あったんだな~。
少なくともワタシの年までは!!!
というか、私よりあとは取ってないんじゃないか。
…と、思わずにはいられない、何かとしおしおのぱーなお仕事ライフでした。
いつか小倉さんのように、パカ枠でも大当たりをかます日が、あるといいんだけどね(^^;)
まあ、大当たりしてても周囲は大変なんで、申し訳ないですけどさ。
昔気質のヤクザ組長・大名大作(伊藤雄之助)が3年ぶりに出所し、自分のシマに戻ってみると、そこは新興ヤクザの矢東(中谷一郎)に乗っ取られていた。怒りに燃える大作は、子分志願者の太郎(砂塚秀夫)に万年筆型の爆弾を作らせ、矢東を殺す計画を立てるのだが…。(Amazonレビューより)
1964年年、岡本喜八監督作品。モノクロ。
スカパー録画を、金曜の晩に半分見て、土曜の晩というか12時過ぎて日曜になってから見た。日々の寝不足でつい船をこいだが(あぶないあぶない!)、ハッと気づいて巻き戻し、最後まで一挙に観た。…3時だよ…ああ…
…しかし…
聞きしに勝るヘンな映画であった…(笑)
和製ミュージカルってきいてたけど、そりゃ嘘だ。
音楽映画と呼ぶことはできるかもだが、上にあるような大筋を、能狂言・歌舞伎に文楽、アホダラ経と、現代劇なのに伝統芸能や和事の節回しと所作を強引かつ好き勝手に取り入れた演出で進んでいく。(時々、字幕まで出る)
怪優・伊藤雄之助、冒頭いきなり囚人服で謡いはじめ、“太郎冠者”を呼びつける。さっそくまかりいでるのが砂塚秀夫(役名も太郎)、ふたりの狂言風演技が結構キマってるのが摩訶不思議な楽しさである。砂塚秀夫って、Wikiで見ると日本舞踊の素養もあるんだってね。なるほど若い(少なくとも伊藤よりは)のに足運びだの身のこなしだのがキマってる筈だ。服は囚人服だけど。そういや、先日の「戦国野郎」でも妙にリズミカルで可笑しな動きでアクションしていたなあ。地味だけど凄い人なんだなあ。
そして、逆に新興ヤクザで『社長』を名乗り市会議員選挙に打って出ようという、今風にキレてる中谷一郎とその手下ら主人公と敵対するメンツや銀行員らは、ジャズやツイスト、ポップスのリズムにのせて行進したり踊り狂ったり。
スラプスティック音楽映画とでもいうべきか。
普通に現代劇として会話をかわしあってる部分と、それ以外が入り混じってるが、音楽パートや伝統芸能な部分とそれ以外が、思ったほどには乖離していないのが大したものかも。
…というよりも、あっけにとられてシラける間もない(^^;)
こんな実験作?まで撮ってるんだなあ岡本喜八って…
いやーびっくりしました。
この監督もともと映像のリズムで笑いをとるところは多かったと思うんだけど、それを突き詰めた怪作奇作。ほんとに面白かったか迷うところはあるけれど、そのうちもう一度見直してみたいと思うかもしれない…(思わないかもしれない…)
ちょっと採点不能だな、このコメディ(苦笑)
私も最近文楽に目覚めたりしたから、多少入りやすくなったのかもしれないが、変わった映画を見たい人には、この映画はオススメかも。
伊藤雄之助の、デフォルメされつくした表情演技を見ているだけでも飽きないのは確かです。
千両役者捕物帖 (時代小説文庫)
2012年12月12日 読書
幡大介著。
「大富豪同心」の作者によるユーモア時代劇。
旅役者藤本勘太郎一座のスターは、美貌の若い女形・千代丸。いたって気弱な性格にもかかわらず天性の役者というべき演技センスと『本番での強さ』を備えた彼を擁して、一座は江戸へ乗り込んだが、なぜか同心桜山家の周囲にうごめく陰謀にまきこまれ、千代丸は桜山家の娘に、次は後継ぎ(養子)として同心に化けて生活する破目に。
一座の仲間も危機を乗り越えるべく力を合わせて頑張るのだが…
悪くはないけど、ちょっと軽すぎるかな(^^;)
まあ一作目は設定のお披露目。二作目からですかね。芸人仲間がそれぞれ得意技を生かして、てのは良い。世知にたけた座頭、身軽で気のきく三枚目役者、舞台度胸十分の老け女形、悪役兼用心棒の浪人センセイ。それぞれ過去のアレコレが今後出てきて物語をいろどりそうである。二枚目役者が一番の役立たず。やれやれである。
「大富豪同心」の作者によるユーモア時代劇。
旅役者藤本勘太郎一座のスターは、美貌の若い女形・千代丸。いたって気弱な性格にもかかわらず天性の役者というべき演技センスと『本番での強さ』を備えた彼を擁して、一座は江戸へ乗り込んだが、なぜか同心桜山家の周囲にうごめく陰謀にまきこまれ、千代丸は桜山家の娘に、次は後継ぎ(養子)として同心に化けて生活する破目に。
一座の仲間も危機を乗り越えるべく力を合わせて頑張るのだが…
悪くはないけど、ちょっと軽すぎるかな(^^;)
まあ一作目は設定のお披露目。二作目からですかね。芸人仲間がそれぞれ得意技を生かして、てのは良い。世知にたけた座頭、身軽で気のきく三枚目役者、舞台度胸十分の老け女形、悪役兼用心棒の浪人センセイ。それぞれ過去のアレコレが今後出てきて物語をいろどりそうである。二枚目役者が一番の役立たず。やれやれである。
コメントをみる |

ドゥームズデイ・ブック〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)
2012年12月13日 読書
コニー・ウィリス著。
「ブラックアウト」を読み始めたが、タイムトラベル史学科シリーズ(私が勝手に名付けた)の最初の本に出てきたキャラが再登場してるらしいので、やっぱ最初のヤツを先に読んどこうかとこちらを借りた。長編の二作目「犬は勘定に入れません」は既読なんだけど、そっちには出なかったキャラなような…
女子大生が、周囲の危惧もものともせず、中世へ飛ぶんだけど、思いがけないトラブル(病気そのほか)が…
まあ、面白いんだけど、先へ先へ読んじゃうけど、ちょっとだけスピードが早すぎると思うねえ。
面白いんだけど、文句なく褒めまくれないのは、そこのところかも。
「ブラックアウト」を読み始めたが、タイムトラベル史学科シリーズ(私が勝手に名付けた)の最初の本に出てきたキャラが再登場してるらしいので、やっぱ最初のヤツを先に読んどこうかとこちらを借りた。長編の二作目「犬は勘定に入れません」は既読なんだけど、そっちには出なかったキャラなような…
女子大生が、周囲の危惧もものともせず、中世へ飛ぶんだけど、思いがけないトラブル(病気そのほか)が…
まあ、面白いんだけど、先へ先へ読んじゃうけど、ちょっとだけスピードが早すぎると思うねえ。
面白いんだけど、文句なく褒めまくれないのは、そこのところかも。
1959年、マイケル・ゴードン監督作品。カラー。NHK-BS録画で視聴。
大昔にTVで見た事があったはず。てきとーに楽しい作品だった気がするので、なんか今日はなんにも考えないでいいような軽いものを見たかったからスイッチオン。
半世紀前とあって、あの豊か~っぽいアメリカでも、電話回線が他人様と共同だったりする時代。
インテリアデザイナーのジャン(ドリス・ディ)は、同じ回線を分け合う男ブラッド(ロック・ハドソン)が大のプレイボーイでしょっちゅう女性とのイチャイチャコールで電話回線を占有しているのにカリカリ来ている。だって仕事の電話もできないんだもん。と、顔を知らぬ同士でケンカ状態な二人だったが、ある日ブラッドは、旧友で富豪のジョナサン(トニー・ランドール)からジャンが求愛されているのを知って彼女に興味を持つ。別人のフリをしてジャンと親しくなりつつ、陰ではジャンの“恋愛”をからかう電話をかけたり、悪ふざけを楽しんでいたが…
なんちゅー悪い奴だ、いつジャンは気がつくんだ~、と見る方はジリジリ。総スカンを喰らいそうな所をギリギリもたせるのがロック・ハドソンの激甘なマスクと長身。ケイリー・グラントに比べればちょっとヌボーとしてますが、愛嬌のあるハンサムぶりでどこか憎めない。バレて彼女を泣かせたとたんに、逆に「しまった自分も好きになってた」と自覚して…というのはお約束。
しかしホントになんにもないような話ではありました。歌も入って明るくて、ドリス・デイのファッションやインテリア見てるだけでも豊かな気分にはなるけど。いいなあ一人暮らしなのにあんなに広いフラットで(爆)
あと、常に二日酔いのヘンな家政婦役で、セルマ・リッターが今回もいい味だしてます(笑)
さあ、明日はやっと休みだ。寝よ。
…といっても、センキョに間に合うように大慌てで職場飛び出したから、明日また職場にイカンとアカンかしら。まあ、締切過ぎててずっと懸案だった案件はとりあえず今日片付いたけど。…しくしく。
大昔にTVで見た事があったはず。てきとーに楽しい作品だった気がするので、なんか今日はなんにも考えないでいいような軽いものを見たかったからスイッチオン。
半世紀前とあって、あの豊か~っぽいアメリカでも、電話回線が他人様と共同だったりする時代。
インテリアデザイナーのジャン(ドリス・ディ)は、同じ回線を分け合う男ブラッド(ロック・ハドソン)が大のプレイボーイでしょっちゅう女性とのイチャイチャコールで電話回線を占有しているのにカリカリ来ている。だって仕事の電話もできないんだもん。と、顔を知らぬ同士でケンカ状態な二人だったが、ある日ブラッドは、旧友で富豪のジョナサン(トニー・ランドール)からジャンが求愛されているのを知って彼女に興味を持つ。別人のフリをしてジャンと親しくなりつつ、陰ではジャンの“恋愛”をからかう電話をかけたり、悪ふざけを楽しんでいたが…
なんちゅー悪い奴だ、いつジャンは気がつくんだ~、と見る方はジリジリ。総スカンを喰らいそうな所をギリギリもたせるのがロック・ハドソンの激甘なマスクと長身。ケイリー・グラントに比べればちょっとヌボーとしてますが、愛嬌のあるハンサムぶりでどこか憎めない。バレて彼女を泣かせたとたんに、逆に「しまった自分も好きになってた」と自覚して…というのはお約束。
しかしホントになんにもないような話ではありました。歌も入って明るくて、ドリス・デイのファッションやインテリア見てるだけでも豊かな気分にはなるけど。いいなあ一人暮らしなのにあんなに広いフラットで(爆)
あと、常に二日酔いのヘンな家政婦役で、セルマ・リッターが今回もいい味だしてます(笑)
さあ、明日はやっと休みだ。寝よ。
…といっても、センキョに間に合うように大慌てで職場飛び出したから、明日また職場にイカンとアカンかしら。まあ、締切過ぎててずっと懸案だった案件はとりあえず今日片付いたけど。…しくしく。
コメントをみる |

マジメとフマジメの間 (ちくま文庫)
2012年12月18日 読書
岡本喜八著。
岡本監督没後にまとめられたエッセイ集。なのでたぶん、同じような話が複数回出てくるようす…だが、小さいながら写真もちょこちょこ入ってるし、この監督らしい、照れや諧謔のにじんだテンポのよい文章で、気持ちよく読める。
学校でてすぐくらいに、この人のエッセイは何冊か図書館で借りて読んだが細かいところは覚えてないので、いい復習だ(笑)
しかし、BSで録った喜八映画がなかなか消化しきれない…忙しすぎる…ううううう…
岡本監督没後にまとめられたエッセイ集。なのでたぶん、同じような話が複数回出てくるようす…だが、小さいながら写真もちょこちょこ入ってるし、この監督らしい、照れや諧謔のにじんだテンポのよい文章で、気持ちよく読める。
学校でてすぐくらいに、この人のエッセイは何冊か図書館で借りて読んだが細かいところは覚えてないので、いい復習だ(笑)
しかし、BSで録った喜八映画がなかなか消化しきれない…忙しすぎる…ううううう…
心が死にそうな時ほど…
2012年12月19日 日常 コメント (2)へこんでいる時は、大事なことじゃなく(シゴトとか家庭とか)、逃避的趣味でもって気を紛らせるほうが、心が長生きするんじゃないかなあ。
…と、勝手なことを考えて、あさっての映画館の予約を入れました。
遅番だから朝イチ見てこよう。
机の上が地獄のよーなんだけど。
しかも明日忘年会だから残業して片付けることすらできないんだけど。
…あーあ…
でも芸術は永遠だから、ヘタレな私を励ましてくれるさ、たぶん。
酔ってこよう…
…と、勝手なことを考えて、あさっての映画館の予約を入れました。
遅番だから朝イチ見てこよう。
机の上が地獄のよーなんだけど。
しかも明日忘年会だから残業して片付けることすらできないんだけど。
…あーあ…
でも芸術は永遠だから、ヘタレな私を励ましてくれるさ、たぶん。
酔ってこよう…
1950年、ビリー・ワイルダー監督作品。モノクロ。
アサイチで朝十に行ってきました。遅番だったので。
大昔に一回は名画座で見ていたと思うんですけどね、手ごろに細部は忘れていてウットリ。
半年くらい前にスカパーでもやってて録画したんだけど、10分少々見たあたりで、「うーむ…これは…映画館でやるんなら映画館で見ないともったいない」、と、感じてしまった。
そして半年封印した。なかなかそんな風に思うことってないんだけどね。
しかも、この映画、私が興味を抱くスターとか全然出てないんだけどね(←本来はミーハー)。
ハリウッドの夢と残酷を描いた名画としてもはや定番なこの映画。
売れない脚本家ジョー(ウィリアム・ホールデン)は借金取りに追われて古びた大邸宅へ迷い込んだ。そこには、今では老いた、サイレント映画の大女優ノーマ(グロリア・スワンソン)と執事マックス(エリッヒ・フォン・シュトロハイム)が住んでいた。カムバックを夢見て主演映画の企画を考えるノーマは脚本の手直しの為ジョーを雇うが、やがて彼を愛人扱いし、束縛し始める…
ぞわぞわするほど退廃の香りにむせかえるような邸宅。いつまでも大女優のつもりなノーマは50代に入り明らかに老いはじめているが、ある意味「女」のカタマリみたいな存在でもある。醜悪だけど、妙に可愛らしいところも、なくもない(私だけか?そう思うの)。彼女への一抹の哀れみと、未来の見えない自暴自棄から、ジョーはジゴロへと身を堕とす。ハリウッドの夢に毒され、打ちのめされた同士という淡い共感もあったのだろう。そう、根は悪い奴ではないのだジョーは…。だが、若いモンより、年寄りの溜め込んだ毒のほうが、よりおぞましく強烈だった。
ジョーを失い、ノーマはあっというまに狂ってしまう。ハリウッドの“玉座”からとうの昔に滑り落ちているノーマに、何とかしてハリウッド式「幸せ」を浴びせ続けようと画策するマックスのほうが一層激しい歪みを抱いているといえようか。
正気のままで狂っている、というような最後の表情には哀しみがあふれている。
彼らにくらべれば、そりゃ若い連中なんぞ可愛らしいものである。世をすね、ノーマに飼われてみても、共同執筆を申し出てきた脚本家志望の娘(ナンシー・オルソン)との淡い恋には心が揺れる。けれども彼女は友人の婚約者でもある。若々しい、汚れのない夢はすぐ手が届きそうでいて、ジゴロに堕した男には容易く手に取ることはできない…。… 泣ける。
あの健康優良児みたいなホールデンを、ひとひねり強引に退廃させて使いこなすワイルダーのお手並みは凄いなあ…
好みのタイプじゃないけれど(マッチョは嫌)、この映画のホールデンはなんか切なくてイイ。
。
もちろんスワンソン、シュトロハイムらロートル組の迫力もすごいですが…
ただまあスワンソン、キレイだよね若い頃は。オバサンになっても結構整ってはいる。
誰もが不幸で誰もが一生懸命。映画界の特殊な世界観、価値観の中で歪められながらも、その必死さには心を揺さぶられます。
カムバックなんか実現不能だし、若い映画人には鼻もひっかけられなくても、「大女優ノーマ」を知っていた一定年齢以上の人々がノーマに抱く敬意や懐旧の情は、これまた決して嘘ではない。過去と未来の価値が、不思議なバランスで揺れ動く街ハリウッド。
ハリウッドの夢は思いっきり苦くて歪んで醜悪で、けれどもその甘い蜜も否定できない、そんな、えもいわれないアンビバレントな感覚に満ちているのが、この映画の素晴しいところ。歪みも甘さもちょうどいいころあいだ(私にとっては…)。
期待通り、ぼおっと酔わされて映画館を出ました。
…出たあと、いつものとおりオシゴトだったのが残念ですが(^^;)
アサイチで朝十に行ってきました。遅番だったので。
大昔に一回は名画座で見ていたと思うんですけどね、手ごろに細部は忘れていてウットリ。
半年くらい前にスカパーでもやってて録画したんだけど、10分少々見たあたりで、「うーむ…これは…映画館でやるんなら映画館で見ないともったいない」、と、感じてしまった。
そして半年封印した。なかなかそんな風に思うことってないんだけどね。
しかも、この映画、私が興味を抱くスターとか全然出てないんだけどね(←本来はミーハー)。
ハリウッドの夢と残酷を描いた名画としてもはや定番なこの映画。
売れない脚本家ジョー(ウィリアム・ホールデン)は借金取りに追われて古びた大邸宅へ迷い込んだ。そこには、今では老いた、サイレント映画の大女優ノーマ(グロリア・スワンソン)と執事マックス(エリッヒ・フォン・シュトロハイム)が住んでいた。カムバックを夢見て主演映画の企画を考えるノーマは脚本の手直しの為ジョーを雇うが、やがて彼を愛人扱いし、束縛し始める…
ぞわぞわするほど退廃の香りにむせかえるような邸宅。いつまでも大女優のつもりなノーマは50代に入り明らかに老いはじめているが、ある意味「女」のカタマリみたいな存在でもある。醜悪だけど、妙に可愛らしいところも、なくもない(私だけか?そう思うの)。彼女への一抹の哀れみと、未来の見えない自暴自棄から、ジョーはジゴロへと身を堕とす。ハリウッドの夢に毒され、打ちのめされた同士という淡い共感もあったのだろう。そう、根は悪い奴ではないのだジョーは…。だが、若いモンより、年寄りの溜め込んだ毒のほうが、よりおぞましく強烈だった。
ジョーを失い、ノーマはあっというまに狂ってしまう。ハリウッドの“玉座”からとうの昔に滑り落ちているノーマに、何とかしてハリウッド式「幸せ」を浴びせ続けようと画策するマックスのほうが一層激しい歪みを抱いているといえようか。
正気のままで狂っている、というような最後の表情には哀しみがあふれている。
彼らにくらべれば、そりゃ若い連中なんぞ可愛らしいものである。世をすね、ノーマに飼われてみても、共同執筆を申し出てきた脚本家志望の娘(ナンシー・オルソン)との淡い恋には心が揺れる。けれども彼女は友人の婚約者でもある。若々しい、汚れのない夢はすぐ手が届きそうでいて、ジゴロに堕した男には容易く手に取ることはできない…。… 泣ける。
あの健康優良児みたいなホールデンを、ひとひねり強引に退廃させて使いこなすワイルダーのお手並みは凄いなあ…
好みのタイプじゃないけれど(マッチョは嫌)、この映画のホールデンはなんか切なくてイイ。
。
もちろんスワンソン、シュトロハイムらロートル組の迫力もすごいですが…
ただまあスワンソン、キレイだよね若い頃は。オバサンになっても結構整ってはいる。
誰もが不幸で誰もが一生懸命。映画界の特殊な世界観、価値観の中で歪められながらも、その必死さには心を揺さぶられます。
カムバックなんか実現不能だし、若い映画人には鼻もひっかけられなくても、「大女優ノーマ」を知っていた一定年齢以上の人々がノーマに抱く敬意や懐旧の情は、これまた決して嘘ではない。過去と未来の価値が、不思議なバランスで揺れ動く街ハリウッド。
ハリウッドの夢は思いっきり苦くて歪んで醜悪で、けれどもその甘い蜜も否定できない、そんな、えもいわれないアンビバレントな感覚に満ちているのが、この映画の素晴しいところ。歪みも甘さもちょうどいいころあいだ(私にとっては…)。
期待通り、ぼおっと酔わされて映画館を出ました。
…出たあと、いつものとおりオシゴトだったのが残念ですが(^^;)
くじけちゃダメだ(謎)
2012年12月22日 日常世間様はいよいよクリスマスだってのに、気勢のあがらない毎日。
準備もできてないし、心の余裕もない。
せっかく「サンセット大通り」で充電したのに、またアッサリとミスってへこんできた。
だがさすがに今日はもう映画見る体力はない(私にしては珍しい)。
明日は一応おやすみだけど、あさってはまた仕事だし。
ちゃんと年越し、できるかなー(棒読み)。
とりあえず、あと少しだけ岡本喜八を拾い読みしてから寝よう。
明日は、買いそびれてたシュトーレンも買ってこよう。
明日か明後日は、寝る前にクリスマス映画も見たいな。
マッチをすったら、クリスマスのディナーが、出てくるといいな…(ってソレ少し危ないぞ)
まあ、ヨーロッパ風に考えりゃ、1/6くらいまではクリスマスだしなぁ。気長に取り組むか(爆)
準備もできてないし、心の余裕もない。
せっかく「サンセット大通り」で充電したのに、またアッサリとミスってへこんできた。
だがさすがに今日はもう映画見る体力はない(私にしては珍しい)。
明日は一応おやすみだけど、あさってはまた仕事だし。
ちゃんと年越し、できるかなー(棒読み)。
とりあえず、あと少しだけ岡本喜八を拾い読みしてから寝よう。
明日は、買いそびれてたシュトーレンも買ってこよう。
明日か明後日は、寝る前にクリスマス映画も見たいな。
マッチをすったら、クリスマスのディナーが、出てくるといいな…(ってソレ少し危ないぞ)
まあ、ヨーロッパ風に考えりゃ、1/6くらいまではクリスマスだしなぁ。気長に取り組むか(爆)
ドゥームズデイ・ブック〈下〉 (ハヤカワ文庫SF)
2012年12月23日 読書
岡本喜八エッセイを読みながら、並行してこちらも少しずつ読み進む。
両方持ち歩いてると、文庫本とはいえ、ぶ厚めのペアで、重いなー…
まぁ、単行本二冊(読んでる最中のと、その次の本と)持ち歩く時すらあるから、慣れてるっちゃ慣れてるけど
シュトーレンは買ってきた。
海外サイトで自分へのプレゼント(DVD)を何か買いたくてうろうろしたが、届くのは旧暦のクリスマスか?(爆)
そろそろ逃避はおしまいにして、たまった仕事を少しでも進めたほうがいいんだろうな。
それと、寝不足を解消するべく早寝しないとね。ネットなんか彷徨っていると何時になっても終わりゃしないんだから~
両方持ち歩いてると、文庫本とはいえ、ぶ厚めのペアで、重いなー…
まぁ、単行本二冊(読んでる最中のと、その次の本と)持ち歩く時すらあるから、慣れてるっちゃ慣れてるけど
シュトーレンは買ってきた。
海外サイトで自分へのプレゼント(DVD)を何か買いたくてうろうろしたが、届くのは旧暦のクリスマスか?(爆)
そろそろ逃避はおしまいにして、たまった仕事を少しでも進めたほうがいいんだろうな。
それと、寝不足を解消するべく早寝しないとね。ネットなんか彷徨っていると何時になっても終わりゃしないんだから~
夜のピクニック (新潮文庫)
2012年12月24日 読書 コメント (6)
恩田陸著。
一晩ただただ歩き続ける、高校行事「歩行祭」。
地味に、だらだら会話や黙想を交わし合う高校生たちのオハナシが、今うじうじクヨクヨムードに入っている私のバイオリズムに合うようなので他の本をおいといて読み始めた。
自分がオトナげなく頼りないのは、わかってる、残念ながら…
精神年齢低いかなあ、…この高校生たちのほうがよほど大人かもしれん(爆)
次の日に突入つつ読了。やれやれ、疲れているのに一気読みはイカンなぁ。
仕事帰りに家族で待ち合わせて軽く外食して、帰ってからシュトーレンちょっと食べたけど、クリスマス映画は、今年は見そびれた…明日もどうも無理そうな…(T^T)
年賀状もできていないし。
いかんなー悲しいなー。
一晩ただただ歩き続ける、高校行事「歩行祭」。
地味に、だらだら会話や黙想を交わし合う高校生たちのオハナシが、今うじうじクヨクヨムードに入っている私のバイオリズムに合うようなので他の本をおいといて読み始めた。
自分がオトナげなく頼りないのは、わかってる、残念ながら…
精神年齢低いかなあ、…この高校生たちのほうがよほど大人かもしれん(爆)
次の日に突入つつ読了。やれやれ、疲れているのに一気読みはイカンなぁ。
仕事帰りに家族で待ち合わせて軽く外食して、帰ってからシュトーレンちょっと食べたけど、クリスマス映画は、今年は見そびれた…明日もどうも無理そうな…(T^T)
年賀状もできていないし。
いかんなー悲しいなー。
1948年、ジョン・フォード監督作品。カラー。スカパー録画で視聴。
年賀状もやっとこ投函したし、クリスマス映画を見そびれてたし…だいぶ昔にTV放映を見たことがありましたが、やっぱジョン・フォードはいいですね、代表作ってまでのシャシンではないけど、楽しくてほろりとさせてくれる。午前十時の映画祭、何で一本もフォードが無かったの??
リーダー格のボブ(ジョン・ウェイン)、メキシコから来たピート(ペドロ・アルメンダリス)、若いキッド(ハリー・ケリー・ジュニア)の三人組は、銀行を襲うが追われて沙漠に逃げ込んだ。ところが彼らは、偶然瀕死の妊婦(ミルドレッド・ナトウィック)と出会い、生まれたての赤ん坊を預かることとなる…
ならず者たちが主人公だが、強盗とはいえ、元々なんだか家族的な絆を感じさせる三人組。年長の二人がつねに若いキッドを気遣っている。何気なくおしゃべりしていた気のいいオッサン(ワード・ボンド)が実は保安官とわかって愕然、という冒頭からして、コミカルで明るい描写であるし、男三人が慣れない育児に熱中するくだりは特に大笑いだが、馬も水も失い、キッドは負傷に苦しみ、彼らの旅は次第に過酷なものとなってゆく。乾きと疲労に朦朧とするボブが仲間の幻に励まされて進む場面など、ベタでも泣かされる、見ていて気持ちのいい映画。
赤ん坊の為に用意されていた衣装箱の中にあった聖書が、「奇跡」を呼ぶ展開で、灼熱の砂漠が舞台の西部劇なのに、さりげなくメルヘンでクリスマス映画!…という面白いネタ。何度も再映画化されたものらしいが、物語をとりまく西部の過酷な自然が、とても美しく印象的に撮られているのもイイ。
ラストはのんきでご都合主義的…と言えば言えるが、フォードらしい人情描写がたっぷり詰まった楽しい映画であった。ま、クリスマス(映画)なんだから、いいじゃん。ねっ。
★4はつけすぎかもしれないけど、いいのだいいのだ。
<追記>
あとから知ったけど、ハリー・ケリー・Jr. 今月亡くなってたんですねえ…
はからずも追悼してしまいました。
おとっつぁんのハリー・ケリーほどの存在感はなかったと思うけど、フォードがちょくちょく使っちゃJr.のキャリアを引き立ててやってたよねえ。
いつまでも、「とっぽい感じの青年」役ばっか振られていたけど(^^;)
年賀状もやっとこ投函したし、クリスマス映画を見そびれてたし…だいぶ昔にTV放映を見たことがありましたが、やっぱジョン・フォードはいいですね、代表作ってまでのシャシンではないけど、楽しくてほろりとさせてくれる。午前十時の映画祭、何で一本もフォードが無かったの??
リーダー格のボブ(ジョン・ウェイン)、メキシコから来たピート(ペドロ・アルメンダリス)、若いキッド(ハリー・ケリー・ジュニア)の三人組は、銀行を襲うが追われて沙漠に逃げ込んだ。ところが彼らは、偶然瀕死の妊婦(ミルドレッド・ナトウィック)と出会い、生まれたての赤ん坊を預かることとなる…
ならず者たちが主人公だが、強盗とはいえ、元々なんだか家族的な絆を感じさせる三人組。年長の二人がつねに若いキッドを気遣っている。何気なくおしゃべりしていた気のいいオッサン(ワード・ボンド)が実は保安官とわかって愕然、という冒頭からして、コミカルで明るい描写であるし、男三人が慣れない育児に熱中するくだりは特に大笑いだが、馬も水も失い、キッドは負傷に苦しみ、彼らの旅は次第に過酷なものとなってゆく。乾きと疲労に朦朧とするボブが仲間の幻に励まされて進む場面など、ベタでも泣かされる、見ていて気持ちのいい映画。
赤ん坊の為に用意されていた衣装箱の中にあった聖書が、「奇跡」を呼ぶ展開で、灼熱の砂漠が舞台の西部劇なのに、さりげなくメルヘンでクリスマス映画!…という面白いネタ。何度も再映画化されたものらしいが、物語をとりまく西部の過酷な自然が、とても美しく印象的に撮られているのもイイ。
ラストはのんきでご都合主義的…と言えば言えるが、フォードらしい人情描写がたっぷり詰まった楽しい映画であった。ま、クリスマス(映画)なんだから、いいじゃん。ねっ。
★4はつけすぎかもしれないけど、いいのだいいのだ。
<追記>
あとから知ったけど、ハリー・ケリー・Jr. 今月亡くなってたんですねえ…
はからずも追悼してしまいました。
おとっつぁんのハリー・ケリーほどの存在感はなかったと思うけど、フォードがちょくちょく使っちゃJr.のキャリアを引き立ててやってたよねえ。
いつまでも、「とっぽい感じの青年」役ばっか振られていたけど(^^;)
橋下市長が指示、帆船「あこがれ」の運航廃止(読売新聞)
2012年12月28日 時事ニュース
くやしい。
金がないとか言われたら、そりゃ市民の生死にかかわるような事業にくらべれば弱いけど…
(でも病院や子育てや生保にだって明らかに冷たいぞ、市長)
何も、年度途中で、一旦発表されていた航海予定まで白紙にして打ち切ることないじゃないか。
3月のセイルトレーニング申込むつもりだった(12月のはどうしても仕事の都合がつかなかった)。
あぶないのは分かってたのに…どうして夏までに行っとかなかったんだろう。
悔やんでも悔やみきれない…
金がないとか言われたら、そりゃ市民の生死にかかわるような事業にくらべれば弱いけど…
(でも病院や子育てや生保にだって明らかに冷たいぞ、市長)
何も、年度途中で、一旦発表されていた航海予定まで白紙にして打ち切ることないじゃないか。
3月のセイルトレーニング申込むつもりだった(12月のはどうしても仕事の都合がつかなかった)。
あぶないのは分かってたのに…どうして夏までに行っとかなかったんだろう。
悔やんでも悔やみきれない…
年が変わるまで、あと三日。
仕事納めまで、へとへとになるまで働いたので、一日くらいのんびりしたかったがあんまり余裕ないな、と危惧していましたが。
今月中に行っとかないといけなかった、眼科の検診に年内最終日にかけこみ、のびすぎていた髪をカットし、商店街の衣料品店で1570円のカットソーを買おうとしたところで、長めのちゃんとしたコートand/or ダウンジャケットが最近欲しいなーと思ってたからついでに見ていたら、ン万円を一着ウッカリ買っちゃいました。(ウチの近所の商店街の衣料品の充実度は凄くて、安くて結構オシャレな店がいっぱいあるのです。ほんとだよ~)
まあ、こういうちゃんとした値段の服を買うのは久しぶりだから無問題、ということで、夕方からはタップダンスのレッスン納めにでかけた上、夕飯は九州から久々に帰ってきた長男をまじえてスキヤキ。明日のオデンの仕込みもやって、色々非常に充実した一日でした。ほんとはもっと寝たかったし、オデンの仕込みでこんなに遅くなったけど。でもまあ前夜から煮るのと当日だけ煮るのとでやっぱり味のレベルが変わってくるのよね。それに明日朝が、年内最終ゴミ出し日だから…
…ただ、年越し準備だけは全くやれてないなあ。まあ、仕方がないか。
明日は大掃除しないといけないかな。
それよりちょっと職場の机の中を大掃除に行きたいくらいなんだけど。
(こんな時期だけど一人は出ている筈なので。あーあ、困ったもんだ)
仕事納めまで、へとへとになるまで働いたので、一日くらいのんびりしたかったがあんまり余裕ないな、と危惧していましたが。
今月中に行っとかないといけなかった、眼科の検診に年内最終日にかけこみ、のびすぎていた髪をカットし、商店街の衣料品店で1570円のカットソーを買おうとしたところで、長めのちゃんとしたコートand/or ダウンジャケットが最近欲しいなーと思ってたからついでに見ていたら、ン万円を一着ウッカリ買っちゃいました。(ウチの近所の商店街の衣料品の充実度は凄くて、安くて結構オシャレな店がいっぱいあるのです。ほんとだよ~)
まあ、こういうちゃんとした値段の服を買うのは久しぶりだから無問題、ということで、夕方からはタップダンスのレッスン納めにでかけた上、夕飯は九州から久々に帰ってきた長男をまじえてスキヤキ。明日のオデンの仕込みもやって、色々非常に充実した一日でした。ほんとはもっと寝たかったし、オデンの仕込みでこんなに遅くなったけど。でもまあ前夜から煮るのと当日だけ煮るのとでやっぱり味のレベルが変わってくるのよね。それに明日朝が、年内最終ゴミ出し日だから…
…ただ、年越し準備だけは全くやれてないなあ。まあ、仕方がないか。
明日は大掃除しないといけないかな。
それよりちょっと職場の机の中を大掃除に行きたいくらいなんだけど。
(こんな時期だけど一人は出ている筈なので。あーあ、困ったもんだ)
おかしい。なんで大掃除が終わらないんだ?
2012年12月30日 読書答え:まだ始まっていないから。
…いやその…
全然始めてないってことは、ないですよ?
ところどころ、片付けたり拭いたりしました。
でも買い出しとかいろいろで疲れてしまったし…
掃除に必要な物品の買い物はすませました。
…まあ、おせちは今年はさぼることにした(百貨店で買ってきた)ぶん、明日掃除三昧にできるはず。
そのためにも早寝早起き。今日はもう寝ます。寝なきゃ。おやすみなさい。
ちなみに私は、四角い部屋を丸く掃くタイプですが、夫は、四角い部屋の隅っこに極限集中して片付け始めるタイプです(見ていてじりじりする~)。後者の場合、永遠に大掃除って終わらないような気がしますがどうでしょう。ちょっとばかし、暗雲たちこめる最終日です…
…いやその…
全然始めてないってことは、ないですよ?
ところどころ、片付けたり拭いたりしました。
でも買い出しとかいろいろで疲れてしまったし…
掃除に必要な物品の買い物はすませました。
…まあ、おせちは今年はさぼることにした(百貨店で買ってきた)ぶん、明日掃除三昧にできるはず。
そのためにも早寝早起き。今日はもう寝ます。寝なきゃ。おやすみなさい。
ちなみに私は、四角い部屋を丸く掃くタイプですが、夫は、四角い部屋の隅っこに極限集中して片付け始めるタイプです(見ていてじりじりする~)。後者の場合、永遠に大掃除って終わらないような気がしますがどうでしょう。ちょっとばかし、暗雲たちこめる最終日です…