素晴らしき哉、人生!
2010年12月25日 映画 コメント (2)
1946年、フランク・キャプラ監督作品。モノクロ。
あーあ。
昨夜、少しだけと思ってつけたら、最後まで見ちまいました。今日の1時になりました。眠い…
クリスマスの夜、二級天使のクラレンス(ヘンリー・トラヴァース)は、絶望のあまり死を選びかけている男ジョージ・ベイリー(ジェームズ・スチュアート)を助けよ、という指令を受けて地上へと赴く。
ジョージは、父のあとを継ぎ、貧しい人々のマイホーム獲得を助ける良心的な"住宅金融"を経営している。大学に行きたい、世界に飛び出したいという夢を抱きながら、彼は人生の節目節目ごとに「自分の夢を優先するか、他人のために動くか」という選択をするハメになり、そのたびに彼は夢を後回しにしてきたのだった。家庭だけ?は、素晴らしい良妻(ドナ・リード)を得て貧しいながらも幸せな家庭を築いていたが、アクシデントで大金をなくし、全てを失いかけた彼は自分など生まれてこなかった方がよかったと思いつめていた。
クラレンスは"もしジョージが生まれていなかったら…"のifの世界に彼を案内する。仇敵ポッターの支配する荒れた風情の町、彼に助けられることなく破滅した不幸な人々を目の当たりにし、ジョージは生きる意志を取り戻すのだった。そして、家に戻った彼が目にしたものは…
ン十年ぶりに見たのだが、キャプラだし性善説爆裂話とのイメージが強かったが、スチュアート演じる主人公は、言うほど頭から自己犠牲のみのウソ臭い人物ではない。めぐり合わせの悪い人生を送り、自分の夢は棚上げとあって、時には愚痴ったりイライラしたりする時もある。最後の、人生最大の危機においては、せきが切れたように狂乱し罵ったりもする。善意礼賛の大人のおとぎばなしとしても、そこらへんのバランス感覚がちゃんとしているので良いなぁ。
それだけに、気を取り直した主人公が「メリー・クリスマス!」と叫びながら町を駆け抜け自分の家を目指す場面は胸にぐっとくる。
とはいえ、死を選びかけるクライマックスまでが、ほんの少し長すぎる気もしますけど…(笑)
また、ことごとにジョージを妨害する偏狭な金持ちポッターを演じるライオネル・バリモアの徹底した嫌な奴ぷりもすごい。善人も悪人も自由自在だなあこのひと…
なにはともあれ、今年もクリスマスにクリスマス映画を見れてよかった☆
また、今回は珍しく?背後で模型製作をしていた中一の次男が、お金がなくなったあたりからはどうなるのか気になったらしくずっとTVの方を見ていて、「昔の映画はいいなあ」などと、見終わってから言っていた。そうだよいいんだよ昔の映画は。
ご賛同ありがとう息子よ。(*^^*)…そして、クリスマス映画につきあってくれてありがとう☆
あーあ。
昨夜、少しだけと思ってつけたら、最後まで見ちまいました。今日の1時になりました。眠い…
クリスマスの夜、二級天使のクラレンス(ヘンリー・トラヴァース)は、絶望のあまり死を選びかけている男ジョージ・ベイリー(ジェームズ・スチュアート)を助けよ、という指令を受けて地上へと赴く。
ジョージは、父のあとを継ぎ、貧しい人々のマイホーム獲得を助ける良心的な"住宅金融"を経営している。大学に行きたい、世界に飛び出したいという夢を抱きながら、彼は人生の節目節目ごとに「自分の夢を優先するか、他人のために動くか」という選択をするハメになり、そのたびに彼は夢を後回しにしてきたのだった。家庭だけ?は、素晴らしい良妻(ドナ・リード)を得て貧しいながらも幸せな家庭を築いていたが、アクシデントで大金をなくし、全てを失いかけた彼は自分など生まれてこなかった方がよかったと思いつめていた。
クラレンスは"もしジョージが生まれていなかったら…"のifの世界に彼を案内する。仇敵ポッターの支配する荒れた風情の町、彼に助けられることなく破滅した不幸な人々を目の当たりにし、ジョージは生きる意志を取り戻すのだった。そして、家に戻った彼が目にしたものは…
ン十年ぶりに見たのだが、キャプラだし性善説爆裂話とのイメージが強かったが、スチュアート演じる主人公は、言うほど頭から自己犠牲のみのウソ臭い人物ではない。めぐり合わせの悪い人生を送り、自分の夢は棚上げとあって、時には愚痴ったりイライラしたりする時もある。最後の、人生最大の危機においては、せきが切れたように狂乱し罵ったりもする。善意礼賛の大人のおとぎばなしとしても、そこらへんのバランス感覚がちゃんとしているので良いなぁ。
それだけに、気を取り直した主人公が「メリー・クリスマス!」と叫びながら町を駆け抜け自分の家を目指す場面は胸にぐっとくる。
とはいえ、死を選びかけるクライマックスまでが、ほんの少し長すぎる気もしますけど…(笑)
また、ことごとにジョージを妨害する偏狭な金持ちポッターを演じるライオネル・バリモアの徹底した嫌な奴ぷりもすごい。善人も悪人も自由自在だなあこのひと…
なにはともあれ、今年もクリスマスにクリスマス映画を見れてよかった☆
また、今回は珍しく?背後で模型製作をしていた中一の次男が、お金がなくなったあたりからはどうなるのか気になったらしくずっとTVの方を見ていて、「昔の映画はいいなあ」などと、見終わってから言っていた。そうだよいいんだよ昔の映画は。
ご賛同ありがとう息子よ。(*^^*)…そして、クリスマス映画につきあってくれてありがとう☆