1969年、バート・ケネディ監督作品。スカパー録画の鑑賞。
西部の町プログレス。"進歩"という町の名同様、もはやガンマンと娼館と馬車はすたれはじめている時代(町をフツーに車が通る)。
勤続20年の腕っこき保安官フラッグ(ロバート・ミッチャム)もまた、もはや時代遅れとみなされて、「銀行に届く金を狙って強盗団が来るらしい」という情報を得て市長(マーティン・バルサム)に自警団の組織を要請したらば、今時そんなことも起こるまいとお気楽な市長に、"表彰"と称して体よく引退させられてしまった。
それでも、宿敵マッケイ(ジョージ・ケネディ)がいる強盗団らしいと一人探りに山へ入ったフラッグが見たものは、同じように若い連中(デビッド・キャラダインら)になめられまくっているマッケイの姿だった。悪党なりの仁義も何もない若者たちに愛想をつかした彼は、やがてフラッグと手を組んで列車強盗阻止に協力することに…
昔TVで見て以来の久々だが、最近「夕陽に立つ保安官」「地平線から来た男」の二作を見てから再見すると、やっぱりちょっと元気が足りないかな。
"老人を若者たちが笑い物にする~"とかなんとか、えらくガックリな歌とともに始まる。が、今時の若いものは、イマドキの西部は、との愚痴っぽコメディ西部劇は監督の得意分野だし、次第に老人タッグの頼もしさがここちよくなってくる。バルサム市長の臆面もないまでのたくましさも笑える(市長が手を出す人妻、「拳銃の罠」のティナ・ルイーズだった)。
ミッチャム&ケネディの共演もなかなか楽しい。特に、まだそんなには太ってないケネディが可愛い!
強盗団の機先を制するために走行中のSLに飛び乗ろうとしたところ、えらく元気のいい老車掌コンビ(一人はジョン・キャラダイン!)に、逆に強盗と間違われて苦労するあたりもいいな。
機関車大追跡で、やたら馬車を壊すのはやりすぎな気がするが…
…しかし、後年の"Once upon a Texas Train"(1988年。よって強盗団退治に駆り出される元テキサスレンジャー・ウィドマーク様70代)と比べると、トシだトシだって言ったってまだまだ知れてるじゃーん、と思ったりもする私だった(笑)
ミッチャムまだ50代前半、ケネディなんか何とまだ40代(ちょっと老けメイク)なんだもん。
西部の町プログレス。"進歩"という町の名同様、もはやガンマンと娼館と馬車はすたれはじめている時代(町をフツーに車が通る)。
勤続20年の腕っこき保安官フラッグ(ロバート・ミッチャム)もまた、もはや時代遅れとみなされて、「銀行に届く金を狙って強盗団が来るらしい」という情報を得て市長(マーティン・バルサム)に自警団の組織を要請したらば、今時そんなことも起こるまいとお気楽な市長に、"表彰"と称して体よく引退させられてしまった。
それでも、宿敵マッケイ(ジョージ・ケネディ)がいる強盗団らしいと一人探りに山へ入ったフラッグが見たものは、同じように若い連中(デビッド・キャラダインら)になめられまくっているマッケイの姿だった。悪党なりの仁義も何もない若者たちに愛想をつかした彼は、やがてフラッグと手を組んで列車強盗阻止に協力することに…
昔TVで見て以来の久々だが、最近「夕陽に立つ保安官」「地平線から来た男」の二作を見てから再見すると、やっぱりちょっと元気が足りないかな。
"老人を若者たちが笑い物にする~"とかなんとか、えらくガックリな歌とともに始まる。が、今時の若いものは、イマドキの西部は、との愚痴っぽコメディ西部劇は監督の得意分野だし、次第に老人タッグの頼もしさがここちよくなってくる。バルサム市長の臆面もないまでのたくましさも笑える(市長が手を出す人妻、「拳銃の罠」のティナ・ルイーズだった)。
ミッチャム&ケネディの共演もなかなか楽しい。特に、まだそんなには太ってないケネディが可愛い!
強盗団の機先を制するために走行中のSLに飛び乗ろうとしたところ、えらく元気のいい老車掌コンビ(一人はジョン・キャラダイン!)に、逆に強盗と間違われて苦労するあたりもいいな。
機関車大追跡で、やたら馬車を壊すのはやりすぎな気がするが…
…しかし、後年の"Once upon a Texas Train"(1988年。よって強盗団退治に駆り出される元テキサスレンジャー・ウィドマーク様70代)と比べると、トシだトシだって言ったってまだまだ知れてるじゃーん、と思ったりもする私だった(笑)
ミッチャムまだ50代前半、ケネディなんか何とまだ40代(ちょっと老けメイク)なんだもん。