眠い死にそう

2012年6月1日 日常
お休みなのに、とちゅうで職場にいってやり忘れたことやったり。
疲れた眠い、ううううう。(ムスコの体育祭にも行ったから…)
足もくたびれた。明日タップのレッスン、いけるかな?
ローレンス・ウェルズ著。
けっこう気に入ってたのに、ここんとこ泣くほど忙しくてなかなか読了しきれなかった。

後半は、WW2のアフリカ戦線で大活躍し名を成した将軍ロンメルと、アメリカ人将校スパイグナーの運命がふたたびからみあう。アメリカは参戦するかしないかくらいの時期だけど、戦争前からロンメルについて情報収集したり評価していたことが買われてアフリカの英軍基地へと招ばれたスパイグナーは、ロンメルの動きを誰よりも正確に予測するが、周囲はそうそう彼のいうとおりに動いてはくれない。偵察機で前線に飛び出したスパイグナーは、ロンメルと思わぬ再会に至るが…


ロンメルとスパイグナーの両者の視点が交互にうつりかわる。このめまぐるしさは、著者の処女作ならではかも?
ロンメルが魅力的に描かれていすぎる(笑)のが、長所でもあり欠点でもあり、かな。読んでるとだんだん主人公の筈のスパイグナーよりロンメルを応援しちゃうしなあ(^^;)。
「米国人のロンメル好きが我慢できなくなって書いてみた、第二次大戦秘話」ってところでした。
後半にはフォークナーは全く出ず。

1980年代に書かれた作品のようですが、1930年代アメリカの描写が、30年代ハリウッド映画内のイメージからのいただきっぽくて仕方がない。でもそれが、個人的には結構楽しめたりもして…(笑)

あーあ

2012年6月4日 日常
今日はお休み。でも職場もいこうかなどうしようかなーと思いつつ、朝少しえっちらおっちらFEを進めて、午後は実家行って、昼寝は少ししかできなくて、晩にすこし持ち帰り仕事して。
明日はもうシゴトだな、ふう…。

木曜はまたまる一日休みだから、この日はずっと、家でだらだらするぞーきっと。
明日とあさっての連続遅番をこなしたら、明るい休日が待ってるはず…たぶん…
和田 竜著。

「のぼうの城」はけっこう面白かったから、ちょっと手を出してみました。
忍者だらけの伊賀の国を攻めようとする、隣国伊勢の織田信雄勢…
面白くないとは言いませんが、半分まで読んだ限りでは、いまのところ、誰に感情移入していいのかわかんないなー(笑)


<追記>

最後まで、誰に感情移入していいのかわかんないまま終わった(笑)
合戦シーンはスピーディで文句なく面白いんだけど、「のぼうの城」と違って、えばりんぼか守銭奴かリアリストの恥をしらない困った人が圧倒的に多い上群像ドラマだから、さすがにソレらを魅力的に描き分けるのはちょっと難しかったのであろうか。
「のぼう」は基本変人でもいいヤツが多いから。

ちょっとだけ成長した信雄クン…の場面が一番よかったかもしれん。
「ファイアーエムブレム封印の剣」ハードモード7章。なんとか再び、玉座以外の敵を倒して、現在えんえん闘技場。

あいかわらず、ディークLv.11が全然避けない。勝ててもギリギリ。それでも傭兵かい!
ルトガーやチャドと大違いだ。支援もまだついてないからかなあ…この章は意識的にシャニーと並べているんだけど。
でも、今一番「力」が強いのは、実は主人公のロイLv.11(既に13。珍しいケースか?)。
HPこそ控えめだが、力技速守運とバランスよく成長中で、闘技場でも危なげない。
あと、唯一の支援Bを持つアレン&ランスも危なげない。
そしてノア、パラメータはそんなに光らないのに、やはり意外とよく避けるのはなぜ。
Sナイトだが軽量・高命中率の剣メインという設定が有利に働いているのか…?

ロットはピンで使ってるが、高いHPと意外な素早さで結構稼ぐ。
そのうち美形海賊が出るという噂なのでそうなったら二軍落ちかもしれないが。
怖くて闘技場に入れられないのがウォルト。ロイと支援Cなのであと少し使えるように育って欲しいんだけど、闘技場でグングン成長中のスーと使い勝手が大違い。
Lv.9目前までは育てたが、技も早さも低く、滅多に二回攻撃もできないのでは闘技場で勝てっこない。どーしたもんだろう(泣)
いきなり二回攻撃とか喰らいそうな、嫌な予感がしすぎる。
いっそアレンとも支援Cをつけるか…

回復役もガンガン育つが、サウルが前回ほどには魔力が伸びてくれてないなぁ~(涙)
それでもクラリーネよりは調子ヨシ。
5万ゴールドほど稼いだが、なるべく低い賭け金で安全に進めてるので、成長自体はゆっくりだ。

どのくらいまでやっとくといいのかなあ…
ハードモードだし。
1965年、マーク・ロブスン監督作品。

多忙がいつまでたってもおさまらず、めっきり映画見ていなかった近頃の私。
ゲームの方が「ちょっとだけやって終われる」と思うせいです。ソレは大間違いなんですが…
久々の一本は、スカパーでやってた「脱走特急」!

ほんとはDVD買っちゃった「シャーロック・ホームズの素敵な挑戦」を見ようと思ったんだけど、見始めたらなんか画質が予想以下だったので、「この値段でコレか?」とショックを受けて一旦ストップ。ある意味、鉄道アクションという共通項のある「脱走特急」にチェンジ。
大昔にTVで見た筈なんだけど、ラストシーン以外ろくに覚えていなくて、でも多分面白かった筈、そしてラスト印象的だった…で、特別好きな人が出てるとかじゃないけど期待の再見。

1943年、とあるイタリアの捕虜収容所。捕虜は大半英国兵だけど、アメリカ兵も少しいる。飛行機が撃墜され、新たに放り込まれてきたライアン大佐(フランク・シナトラ)は、英国兵のリーダー・フィンチャム少佐(トレバー・ハワード)と何かと対立しながら捕虜全体の指揮をとることに。
イタリア降伏後収容所を逃げ出した捕虜たちは今度はドイツ軍につかまり、列車で護送されることになるが、逆に列車を乗っ取り集団脱走をはかるのだった…!

シナトラがいつもよりぐっと抑えて渋いカッコよさを見せてオイシイ役どころ。頑固かつ戦闘的すぎて血に飢えた感じ(笑)のトレバー・ハワードがうまく盛り上げてやっている。
列車はイタリアをどんどん北上してスイス方面へと進むがその間、脱走モノのつねで、工夫と機転と変装のいろいろがユーモアも交えて披露される。
楽しい戦争アクションだが、終盤に至るに従い、単なる戦場ホラ話ではなく、リアリズムのほろ苦さがしのび寄ってくる展開がイイ。
見てない人のために伏せるけど、あのラストシーンは、ちょっと忘れられないよね(笑)

ちょっとせつない、定石をはずしたエンディングだ。

イタリア軍の収容所長に、あーやっぱこういう役…のアドルフォ・チェリ、ドイツ軍将校に、あーやっぱり(以下略)のウォルフガング・プライスとキャスティングは地味ながらしっかりしてる。従軍神父役でユーモラスなエドワード・マルヘアーも楽しませてくれる。

拾い物?が、イタリア人ながらナチスドイツが嫌いで主人公らに協力するオリアニ大尉を演じたセルジオ・ファントーニ。
なぜか黒アイパッチのスマートで頭も切れるイタリア軍人。ドイツ軍人か?と思っちゃうほどカッコイイ(逝)。ひたすら渋めな映画の中では、なんだか目に優しい純二枚目系。よく見るとたいしたことないのかもしれないがアイパッチの威力か、このメンツの中では妙に華を感じるー。
ただ、見てるあいだじゅう、実はずーっと…
「ナンバー・ツー!」という叫びが私の脳内に響いてました(笑)

え?…もちろん、オースティン・パワーズのですよ(ワカル人には分かるだろう)。

★4はつけすぎかもだが終盤の手に汗握るサスペンスといい、途中うつりかわる風景の美しさといい、大変楽しめた映画であった。こういうエンタが見たい心境だったのでOK!
なんでまた、10万ゴールド 稼いだところで、ノアが死ぬんですか…またノアですか…!

ゼッタイ!、間に合うように!!、Bボタン押した筈なのに!!!(号泣)

微妙に遅れたんだろうか…

正直結構時間かかるよ10万ゴールドは…うううううう…

さすがにちょっと間を空けようかな。しかし、間を空けすぎると闘技場までの道のりを忘れそうでよくないかも…(結構気を使う、手間ヒマな道のりである、このマップ)。

朝から疲れた。←自業自得…
浅井ラボ著。

ガガガ文庫版が結構巻数を伸ばしているのに気付いて、5巻を借りて見た。
(スニーカー文庫版は全部読んだしガガガも4巻までは読んだ。3-4巻はガガガの新規書き下ろしだったが5巻は既出の短編集。ちょっとだけ書き下ろし追加がある模様)

適当に忘れていて楽しく読む。

うーん、やっぱ面白いなー。世界観はかなり細かく書き込まれてるし、バトルは迫力あるし、加えて主人公たちの罵りあいのブラックな笑いがなんともはや(笑)

まだジヴと仲良しなのがせつないね。
シャーロック・ホームズの素敵な挑戦
シャーロック・ホームズの素敵な挑戦
1977年、ハーバート・ロス監督作品。

大昔、映画館で見た。見て、あわてて、都合をやりくりして数日後(あと一週間しか上映予定がなかった)、再度映画館へとかけつけた。二本立て名画座だったから…(って、若い人にはワカランか)
ホームズ、英国、世紀末はもともと好みの要素だったが、予想以上に私のハートにジャストミート★だったからだ。
輸入盤ショップで、サウンドトラック版(LPレコード)も買い込んだ。

原作「シャーロック・ホームズ氏の素敵な冒険」は多分先に読んでたと思うが、雰囲気のある素敵な映画に仕上がっていて、原作を上回る(脚本は原作者のニコラス・メイヤーが書いたのだが)、ホームズ映画の隠れた佳作だったと思う。

内容はというと、「例の」ホームズ三年間の失踪時期を扱ったパスティーシュ。


悪癖のコカイン使用が度を越し始めたホームズ(ニコール・ウィリアムソン)の健康を心配した親友ワトスン医師(ロバート・デュヴァル)は、ホームズの兄と共に一計を案じ、ホームズを騙してウィーンに連れ出し、麻薬中毒治療の権威フロイト博士(アラン・アーキン)に引き合わせる。治療は辛く厳しいものだったが、光明が見えてきた頃、彼らはフロイトの患者でもある美しい歌姫ローラ(ヴァネッサ・レッドグレーヴ)誘拐事件に遭遇する。

ホームズにとっては、事件こそ強壮剤のようなもの。ちょっぴりフラつきながらのホームズの推理に導かれ、三人は冒険の旅へと…
…そして、フロイトの催眠術によるホームズ過去への旅。そこには“宿敵”モリアーティ教授とホームズとの、意外な因縁が隠されていた。


ノスタルジックな世紀末ロンドンから、更に爛熟の美があふれる世紀末ウィーンへ。
生活のスミズミまで装飾的な時代のうえ、ジョン・アディスンの音楽も素晴らしいので、もう全編ウットリである。ポスターだってロコツにミューシャ風。

後半の冒険は、ホームズもリハビリ中とあって、無粋な車だのヤクザ者だのでなく、荒れ狂う白馬(なんでや?)に襲われたり、百合の花の追跡、SL大追跡&剣戟アクションと、謎ときの困難さよりも、ロマンチックの積み重ねに特化しているが、物憂げなワルツ、せつなげなヴァイオリン独奏、追跡場面はハンガリー舞曲のよう…と、映像と音楽が渾然一体、ぼーっとかけていても飽きることがない。

ニコル・ウィリアムソンは、いかにも英国的でよろしい。髪色は明るすぎるし鷲鼻ではないが、長身面長で雰囲気はちゃんと出てる♪知性とユーモアに「意外な弱点」のブレンドで魅力的なホームズをつくりだしてる。
アメリカ男優組のロバート・デュヴァル&アラン・アーキンは、意外なキャスティングだがこれも結構イケてる。控えめながら的確なデュヴァルは想定内としても、初めて見た時驚いたのは、アラン・アーキンだった。
背も高くないし地味な癖に濃くてしんきくさい、いかにもユダヤ系男優、といったイメージだったのだが(すいません名優に対して)、この映画で(だけ)は、ウェーブした前髪にアゴヒゲがロマンチック!物静かな中に勇気を秘めた、知的なヨーロピアン・ヒーローを演じのけてる。まあフロイトもユダヤ系なのだが…
こんなビジュアル「カッコイイ」アーキン、見たことない…うーん…役者やなあ…

ヒロイン・レッドグレーヴはお飾り、お姫様的な扱いだが、とても綺麗。
英国女優の美はやはり鼻筋にありと見た。

ワトスン夫人役のサマンタ・エッガーも懐かしかった。まだ結構可愛いよ~

この話のポイントとなるモリアーティの「解釈」、教授ファンは怒るかもしれないが(いるのか?…いや、いるんだろうな多少は)、ローレンス・オリヴィエ御大に演らせてるのだから立派なモノです(笑)

とにかく、ホームズとその時代への愛があふれてる佳作。
クレジットタイトルの背景からしてシドニー・パジェット絵(しかも注釈つき)だもんね。
ビリー・ワイルダーの「シャーロック・ホームズの冒険」もロマンチック主体のイイ映画だったが、それを上回るほどよくまとまっていると思う。
(まあワイルダーの映画は、だいぶ切り刻まれたそうですから割引く必要あるかもだが)


DVDのつくりは、ちょっとビミョーかな。
デジタルリマスターと銘打たれてる割にはなんか粒子の粗さをソフトフォーカスで誤魔化してるようなきらいもある映像だが、ノスタルジック風味を全面に押し出したオハナシなので、まあ救いはある。もともとソフトフォーカス調だったかも。
発売元スティングレイから直でないと買うのは難しく、ちょっとお高い値段だが、作品自体はやはり魅力的だったので、最終的には後悔はなかった。絶対レンタルに出まいし。

あ、あと、この値段なら、英語字幕もつけてほしかったよ~。
「日本語字幕」「吹替え用日本語字幕」「字幕なし」ってそのメニュー構成はちょっと…
個人的には、吹替えより英語字幕が欲しかった。だってこういうお話だから、台詞が凝ってるに決まってる。イギリス英語ってなんか結構聞き取りにくいんだ。ホームズ早口だし。

http://www.allcinema.net/dvd/holmes.html

それでも、うん、やっぱ、買ってよかったです(*^^*)
1984年、和田誠監督作品。モノクロ。

昔映画館で見た筈だが、手頃に細部は忘れていて(ラストは覚えているが)、ドキドキしながら観賞。
いやー、映画監督業に手を出す他ジャンル有名人はアマタいるけど、和田さんみたいに最初っからこゆるぎもしない端正な出来の完成品を仕上げちゃう人なんて普通いないよね。
映画マニアとしての膨大な脳内データベースと、日本を代表するグラフィックデザイナーとしての美的センスが、あまりにも幸せな結合をとげたってヤツかしら。
和田さん絵だけでなく音楽と文章書きのセンスまであるからなあ…

なんて、うだうだ解説しててもしかたがないくらい楽しめました。
戦後の混乱期をモノクロで描いて、博打のためならどこまでも狂っちゃう破綻した博打うち群像の迫力、そのなかで一見さわやか系な主人公『坊や哲』=真田広之が、博打うち人生へずっぽり足を踏み入れていく、裏青春ドラマって感じでしょうか。こんなにドロドロなのに、ラストがほんのり明るいのも不思議な感触。
渋すぎる高品格、キザな俺様加賀丈史、懲りない男名古屋章、ドサ健(=加賀丈史)ファン?の女衒加藤健一、加賀まりこと大竹しのぶの強力女性陣、端役にいたるまで芸達者揃いで、もう満腹~でした☆
浅井ラボ著。

6巻目も短編集。やっぱ短編のほうがより忘れていて面白いなあ(爆)

うまくなった

2012年6月21日 ゲーム
ふぁいあーえむぶれむ封印の剣、七章。

何度もやり直すうち、めっちゃうまく進められるようになったよー(爆)

…つまり、またまた6万ゴールドほどいった所でキャンセルボタンが遅れた(笑)
いくら命中率低さに定評ある斧使いの600ゴールド台の山賊(戦士だっけ)でも、すべては運しだいだと痛感。

…まあ、なんだかみんなの成長がイマイチく感じたから、いいことにしよう…(キツネ@ブドウ)
なぜだ。
全然「慣れてきて余裕が出る」というコトがない。ミスはいくらでも出るし、余計に忙しくなった気がするのはナゼ。

…あ…慣れなくてやってなかったコトが溜まっていたのがボディブローのように効いてきてるってこともあるかな…

三年前の異動も「それまでやらなかったことが山のように」だったので自分的にはそりゃもう大騒ぎだったのだが、意外に覚えていない。
まあ、同時に父が急に亡くなって公私両方でガタガタ、分からんことばかりだったので、かえって記憶にないのかもしれないんだけどね。
今の自分の醜態も、三年くらいだってほとぼり冷めたらあっさり記憶から薄れるんだろうか…

いや、三年後もちゃんと働かせてもらえてるのかという不安もあるけどさ(やってもデキない子だから)。
とみなが貴和著。
図書館にあったので読んでみました、デビュー作。「Edge」面白かったし。

月基地でつくられたヒューマノイド・ロボットにやがて心が生まれ、恋心が生まれ…
えーと、テーマ的にはむしろ、私にとっては興味の薄いおはなしなのですが(すんません)、とても読みやすかった。技アリって感じですね。ラストは、えー、やっちゃったんかー(笑)と思いましたが…
恋は無敵なんですねっ(爆)
BL好きさんには受けると思います。いや、悪い意味ではなく、ほんとに。
某脇役の存在のせいではなく、異種同士の恋情ってテーマが。
女王陛下のダイナマイト
女王陛下のダイナマイト
ジョルジュ・ロートネル監督作品。カラー。

大昔にTVで見て、あまりにナンセンスな楽しさに、ひっくり返って喜んだ作品。フィルム・ノワールの筈だけど爆笑必至のヘンな話だ。
多分これも、和田誠さんが面白いとどこかで書いてたから見たのだと思う…。
リノ・ヴァンチュラの良さを初めて認識した作品でもあった…

物語の主人公は、足を洗って堅気の実業家になった、元ギャングのアントワーヌ。キレるとついつい大暴れしてしまうが、本人は「キレちゃだめだ、冷静に平和的に…」と、常日頃から、努力はしている。
ある日、昔の仲間に頼まれて逃走資金を融通してやったらのがケチのつき始め。

立て替えた4万フランは、ミシュロンというノミ屋(ジャン・ルフェーブル)から取り立ててくれとのことで、彼を訪ねたアントワーヌは、ミシュロンを襲撃してきた若者とハチあわせ、咄嗟に撃ち返して殺してしまう。実はミシュロンは、英国人ギャング“大佐”とその部下たちに狙われていたのだった。「月賦償還がすむまで待ってくれ」と頼んでも当然彼らは聞く耳など持たず、ミシュロン、アントワーヌ、その旧友ジェフ(ミシェル・コンスタンタン)の行く先々に、銃弾とダイナマイトの雨が降る。「冷静に、話し合いで…」と、忍の一字で逃げ回るアントワーヌの堪忍袋も、やがては切れる時が来て…

「カタギになったから」とグッと堪える元ギャング、てのは、とても普通な設定だ。ただ、テンポの良すぎるスピーディ演出はノワールというよりマンガ。そして何より登場人物たちの描写がぶっとんでる。

まず、英国人ギャングたちのインパクトがすごい。純白スーツにボウラー・ハットのキザなボスは、丘の上に優雅な別荘を構えているのだが、若い部下たちは揃ってモッズ・ファッションに身を包み、暇な時間は毎日テケテケ、エレキギターの音に合わせて踊り狂ってる(ボスが一喝すれば絶対服従だが)。襲撃となれば一糸乱れず、過激にクールに無言で暴れ回るのだが、度のすぎたチームワーク(笑)に加え、ムダにイケメン揃いなのがまた笑わせる。
フランス人の「イギリス人はワカラン」そして「今時の若いモンはワカラン」を煮詰めたような敵設定である(笑)
映画が作られたのは、ビートルズ旋風まっただなか。時代色炸裂な音楽的くすぐりが、今見ると余計に可笑しい。「オースティン・パワーズ」のソウル・ボサノヴァとかピーセラ版「カジノロワイヤル」でガンガンかかるバカラック節とか、それらの破壊力にバッチリ通じるものがあります。私はビートルズ世代じゃないけどサ。
まーそれに、英国人てヘン!、ってのも、案外汎用性のあるくすぐりかも(笑)
英国的ユーモアの奥深さ(奥深すぎ…)には、定評ありますからね…

対するフランス勢はというと、コワモテの癖して「キレちゃダメだ、キレちゃダメだ、キレちゃダメだ…」のヴァンチュラは勿論楽しいし、「オレたち、ヤンチャはもう卒業したよな」な相棒コンスタンタンの肩の力のぬけっぷりも素敵だ。そろそろとメガネ(老眼鏡?)を出してかける所なんかなんともはや。「ラ・スクムーン」で見たとき、どーして主役のベルモンドがこのヘンな顔のオッサンに尽くしまくるのかイマイチ理解できなかったが、ここのコンスタンタンはイイ。とてもイイ。そして疫病神ミシュロンを演じるジャン・ルフェーブル!小心なのに発言にはときたま図々しさ爆裂というバランスがこれがまた素晴らしい。あまりのダメ男っぷりに、いつしかヴァンチュラが放っておけなくなるという、ビミョー極まりない愛嬌?までにじむ。

男三人の逃亡珍道中がユーモアたっぷりに描かれるのだが、やがて逃亡中の三人はミシュロンの元妻を頼る。が、これが意外やイイ女、のミレーユ・ダルク。ソバカスだらけだがキュートでお洒落で凄く魅力的。夫には愛想を尽かしまくってるのだが、夫と正反対なアントワーヌが気に入ったのか彼らを泊めてくれる上、元夫に見せつけたいのかアントワーヌを「シェリ(=ダーリン)」と呼んではニッコリ笑顔の大安売りで、彼を困らせる。
そして、ヴァンチュラを森のお散歩に誘ったりする場面など、場違いに綺麗な映像でロマンチック。

おかしな連中大行進、リアリズムなぞくそくらえ、何やってんだコイツラ~、な、ナンセンス・ユーモア・ノワールでした。
いやー、ン十年ぶりに見たけど、やっぱり楽しかったです。
なんだか妙に風景とか綺麗なのもいいね。
私はフランス映画って苦手だけど、この頃時々作られてる、ナンセンスでお洒落なフランス風アクション・コメディは好きだなあ。
どこか、大好きな「コニャックの男」にも通じる、バカバカしくも楽しい映画でした。

バカバカしいのが好きな人にはおすすめ。
大真面目でオジサンたちがバカバカしいのを演ってるのがすがすがしい☆

ついでに英国産イケメンなお兄ちゃんたちが好きな人にもすすめておこう(笑)
やられ役だけどね。
ここ数日風邪気味で、声がかれてる。

なんだけど、封印の剣はやってる。
自分、なんてダメなやっちゃ!!
でもついに、なんとか7章クリアした、というか、切り上げた(爆)

四度目の正直?意地になってまたまた闘技場。
10万ゴールドまで貯めて、マップクリア。
唯一支援Bの、赤緑ナイツが一番安定して稼いだな。スーは期待通り(さすが遊牧民)。ノアは期待したがちょっと物足りない…。ディークは意外に不安定。シャニーやチャドはよけまくってナンボだから安定したなんて言えなくて普通かな。ルトガーは回避率だけでなくHPが伸びてきてホッ。ロットは思ったより育ちかつ稼いだ(ワードもいないのに。斧使いとはいえバランス型だからか)。主人公のロイもバランスよく育って頼もしいし、回復系もがしがしとレベルアップ。たいがいのキャラが得意武器レベルAになった♪ルゥとウォルトはほとんど闘技場に入れてないのだが…(ルゥは実戦だけでも結構レベルアップが早かったため、ウォルトはパラメータがいまいちヘタレで闘技場に入れるのが怖かったため)
さて、主力がLv.13~14程度になってきたので、次の章は少しは楽になるか。それとも闘技場インフレを見越した難易度になってるのか(涙)
浅井ラボ著。うんうん面白い。めっちゃダウナー系のラストがまってんだろうが。
(スニーカー文庫版ではそうでした)

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