1984年、和田誠監督作品。モノクロ。
昔映画館で見た筈だが、手頃に細部は忘れていて(ラストは覚えているが)、ドキドキしながら観賞。
いやー、映画監督業に手を出す他ジャンル有名人はアマタいるけど、和田さんみたいに最初っからこゆるぎもしない端正な出来の完成品を仕上げちゃう人なんて普通いないよね。
映画マニアとしての膨大な脳内データベースと、日本を代表するグラフィックデザイナーとしての美的センスが、あまりにも幸せな結合をとげたってヤツかしら。
和田さん絵だけでなく音楽と文章書きのセンスまであるからなあ…
なんて、うだうだ解説しててもしかたがないくらい楽しめました。
戦後の混乱期をモノクロで描いて、博打のためならどこまでも狂っちゃう破綻した博打うち群像の迫力、そのなかで一見さわやか系な主人公『坊や哲』=真田広之が、博打うち人生へずっぽり足を踏み入れていく、裏青春ドラマって感じでしょうか。こんなにドロドロなのに、ラストがほんのり明るいのも不思議な感触。
渋すぎる高品格、キザな俺様加賀丈史、懲りない男名古屋章、ドサ健(=加賀丈史)ファン?の女衒加藤健一、加賀まりこと大竹しのぶの強力女性陣、端役にいたるまで芸達者揃いで、もう満腹~でした☆
昔映画館で見た筈だが、手頃に細部は忘れていて(ラストは覚えているが)、ドキドキしながら観賞。
いやー、映画監督業に手を出す他ジャンル有名人はアマタいるけど、和田さんみたいに最初っからこゆるぎもしない端正な出来の完成品を仕上げちゃう人なんて普通いないよね。
映画マニアとしての膨大な脳内データベースと、日本を代表するグラフィックデザイナーとしての美的センスが、あまりにも幸せな結合をとげたってヤツかしら。
和田さん絵だけでなく音楽と文章書きのセンスまであるからなあ…
なんて、うだうだ解説しててもしかたがないくらい楽しめました。
戦後の混乱期をモノクロで描いて、博打のためならどこまでも狂っちゃう破綻した博打うち群像の迫力、そのなかで一見さわやか系な主人公『坊や哲』=真田広之が、博打うち人生へずっぽり足を踏み入れていく、裏青春ドラマって感じでしょうか。こんなにドロドロなのに、ラストがほんのり明るいのも不思議な感触。
渋すぎる高品格、キザな俺様加賀丈史、懲りない男名古屋章、ドサ健(=加賀丈史)ファン?の女衒加藤健一、加賀まりこと大竹しのぶの強力女性陣、端役にいたるまで芸達者揃いで、もう満腹~でした☆