6月が終わった。ぜいぜいぜい。
い、忙しかった…
7月。二日しか経過していないのに、毎日出張とトラブルと「しくじった感」に苛まれる(いやしかし、負けないぞ!とっとと忘れるぞ!)日々。日曜まで休めないし。
どの月にも、それぞれの忙しさがあり、比較はむちゅかしく…
と、ローマの休日のようなことを呟きつつ、今日もDVDを注文したり、DVDを受け取ったり、DVDを(少し)見たり、そしてずいぶん棚が一杯になってきたから何枚かブックオフに叩き売ろうかと考えたり、で、更に忙しい今日この頃でした。
しかし、買い進むにつれて、色々と欲しいものが手元に揃うにつれて、ストレス解消のタネが減っていくのかと思うと淋しいものがありますな。
DVDメーカー、もっと頑張ってくれ~!(内外ともに)
まーだまだ、見たいのにDVD化されていないブツは山のようにあるのだからして。
画像は本日の到着物。でも、"午前十時の映画祭"でスクリーンで再見するまで(TV放映で何度か見てるがスクリーンで見るのは実に久しぶり)、本編はもちろんお目当ての特典映像を見るのは後に残しておくつもり。
い、忙しかった…
7月。二日しか経過していないのに、毎日出張とトラブルと「しくじった感」に苛まれる(いやしかし、負けないぞ!とっとと忘れるぞ!)日々。日曜まで休めないし。
どの月にも、それぞれの忙しさがあり、比較はむちゅかしく…
と、ローマの休日のようなことを呟きつつ、今日もDVDを注文したり、DVDを受け取ったり、DVDを(少し)見たり、そしてずいぶん棚が一杯になってきたから何枚かブックオフに叩き売ろうかと考えたり、で、更に忙しい今日この頃でした。
しかし、買い進むにつれて、色々と欲しいものが手元に揃うにつれて、ストレス解消のタネが減っていくのかと思うと淋しいものがありますな。
DVDメーカー、もっと頑張ってくれ~!(内外ともに)
まーだまだ、見たいのにDVD化されていないブツは山のようにあるのだからして。
画像は本日の到着物。でも、"午前十時の映画祭"でスクリーンで再見するまで(TV放映で何度か見てるがスクリーンで見るのは実に久しぶり)、本編はもちろんお目当ての特典映像を見るのは後に残しておくつもり。
1942年、レオ・マッケリー監督作品。日本未公開、モノクロ。
舞台は1938年、ナチスの勃興に揺れる欧州、ウィーン。
お気楽な元ショーガールのアメリカ娘ケイティ(ジンジャー・ロジャース)はオーストリアの男爵(ウォルター・スレザック)と婚約中。アメリカのラジオ局のニュースキャスター・オトゥール(ケイリー・グラント)は、ヒトラー嫌いということになっている男爵が本当はナチの手先ではと疑い、情報を得るべく大使館員や洋服屋に化けて彼女に近づこうとする。偽装はすぐにバレるが、二人は互いに一目で惹かれあうものを感じてしまった。が、男爵夫人の称号に憧れを抱く彼女は、オトゥールの忠告を聞かず男爵とのハネムーンに出発する(オトゥールもその後を追う)が、チェコ、ポーランド、と欧州各地を点々とする旅程はそのままナチスドイツの欧州席巻に重なってゆく。男爵から心が離れたケイティは、オトゥールと共に空襲にあったのを幸いと、死んだと周囲に思わせて共にアメリカへ戻ろうとするが、ユダヤ人と間違われて収容所に送られそうになったり、米国のために男爵の元にもどってスパイをしてくれと頼まれて逆戻りしたり、波乱万丈の旅路をたどることに…
スクリューボールコメディ☓時局モノ?
が、さすがにコレはちょっとすべってるというか、「どうしろって言うんだ…」と困ってしまうストーリー展開。ナチの恐ろしさを知ったから夫を放り出して帰国しようなんて所まではまだしも、180度逆戻りしてお国のためにいきなりスパイになっちゃたり、まさかそれはありえんでしょー、な人物からの救いの手により死地を脱したり、ラストも、どシリアスな事態なのに笑って済ませてしまったり。ナチに人権は無いってのね(爆)…いや、無くてもいいとしても(ユダヤ人の人権は認めないナチだし)、この無茶苦茶さはなんだかそのう、見てるこっちがバカにされているような気がしてくるぞ。戦前(アメリカは参戦前)の映画だし、多少わざとらしくても「ノンキなアメリカ人に、ナチスドイツを放っておくとこんなに大変なんだと訴えるプロパガンダ映画なのね」と、我慢?しながら見ていたのだが、あまりにノリが変である。
ケイリー・グラントがむやみやたらと粋な二枚目ぶりを発揮しているだけに、こんな所でなんと勿体無い…と、見惚れながらも困ってしまう。一応名監督扱いのマッケリーの作品なんだけど、やはり時局モノには向かない人なんでしょう。実写フィルムまで混ぜてるようだが政治的な要素を含むエピソードに何のヒネリもキレもない。ジンジャー・ロジャースも「フツーのアメリカ娘、頭の回転も性格も悪くないけどノンポリが仇になる」という役柄をキビキビ演じてるが、なんだかなあ。
邦題も微妙だが原題も"Once upon a Honeymoon"とブッ飛んでいる。いいのかそんなんで…
グラント(またはジンジャー)が出てたら何でもいい、という人にのみオススメ。とりあえず彼らの美男美女ぶりに関して(だけ?)は絶好調ですので。
舞台は1938年、ナチスの勃興に揺れる欧州、ウィーン。
お気楽な元ショーガールのアメリカ娘ケイティ(ジンジャー・ロジャース)はオーストリアの男爵(ウォルター・スレザック)と婚約中。アメリカのラジオ局のニュースキャスター・オトゥール(ケイリー・グラント)は、ヒトラー嫌いということになっている男爵が本当はナチの手先ではと疑い、情報を得るべく大使館員や洋服屋に化けて彼女に近づこうとする。偽装はすぐにバレるが、二人は互いに一目で惹かれあうものを感じてしまった。が、男爵夫人の称号に憧れを抱く彼女は、オトゥールの忠告を聞かず男爵とのハネムーンに出発する(オトゥールもその後を追う)が、チェコ、ポーランド、と欧州各地を点々とする旅程はそのままナチスドイツの欧州席巻に重なってゆく。男爵から心が離れたケイティは、オトゥールと共に空襲にあったのを幸いと、死んだと周囲に思わせて共にアメリカへ戻ろうとするが、ユダヤ人と間違われて収容所に送られそうになったり、米国のために男爵の元にもどってスパイをしてくれと頼まれて逆戻りしたり、波乱万丈の旅路をたどることに…
スクリューボールコメディ☓時局モノ?
が、さすがにコレはちょっとすべってるというか、「どうしろって言うんだ…」と困ってしまうストーリー展開。ナチの恐ろしさを知ったから夫を放り出して帰国しようなんて所まではまだしも、180度逆戻りしてお国のためにいきなりスパイになっちゃたり、まさかそれはありえんでしょー、な人物からの救いの手により死地を脱したり、ラストも、どシリアスな事態なのに笑って済ませてしまったり。ナチに人権は無いってのね(爆)…いや、無くてもいいとしても(ユダヤ人の人権は認めないナチだし)、この無茶苦茶さはなんだかそのう、見てるこっちがバカにされているような気がしてくるぞ。戦前(アメリカは参戦前)の映画だし、多少わざとらしくても「ノンキなアメリカ人に、ナチスドイツを放っておくとこんなに大変なんだと訴えるプロパガンダ映画なのね」と、我慢?しながら見ていたのだが、あまりにノリが変である。
ケイリー・グラントがむやみやたらと粋な二枚目ぶりを発揮しているだけに、こんな所でなんと勿体無い…と、見惚れながらも困ってしまう。一応名監督扱いのマッケリーの作品なんだけど、やはり時局モノには向かない人なんでしょう。実写フィルムまで混ぜてるようだが政治的な要素を含むエピソードに何のヒネリもキレもない。ジンジャー・ロジャースも「フツーのアメリカ娘、頭の回転も性格も悪くないけどノンポリが仇になる」という役柄をキビキビ演じてるが、なんだかなあ。
邦題も微妙だが原題も"Once upon a Honeymoon"とブッ飛んでいる。いいのかそんなんで…
グラント(またはジンジャー)が出てたら何でもいい、という人にのみオススメ。とりあえず彼らの美男美女ぶりに関して(だけ?)は絶好調ですので。
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ジュネス、久々の中ヒット!
2010年7月4日 映画10月25日発売予定分に、キャロル・リードの「ミュンヘンへの夜行列車」のラインナップが。
わーい♪
観たかったんだー、嬉しいです。
これは海外盤も出てないんだよね。…と思ったら、先月米国でクライテリオン・コレクションから出たとこだったと分かった。まあ、他国に先駆けてまでと期待するほうが酷か<ジュネス
いつも特典満載のCriterion盤の方が、送料入れても安いに決まっているのだが、ミュージカルとかならともかく、サスペンスだと英語字幕(日本語字幕なし)はしんどいかなー。どっちを買うか、レンタルにするか、秋までに考えよう(笑)
…あ、そうだ大昔見た「バルカン超特急」も再見しておくといいかな(何故か同じクリケット狂コンビが登場するらしい)。
しかし、クライテリオン盤をもとにしてるなら、先日出た「バーバラ少佐」も出してくれればいいのになージュネス企画。これも若いレックス・ハリスン主演だし(原作はバーナード・ショー)。
http://www.jk-cinema.com/
http://www.amazon.com/Night-Train-Munich-Criterion-Collection/dp/B003D3Y65G/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=dvd&qid=1278222147&sr=1-1
わーい♪
観たかったんだー、嬉しいです。
これは海外盤も出てないんだよね。…と思ったら、先月米国でクライテリオン・コレクションから出たとこだったと分かった。まあ、他国に先駆けてまでと期待するほうが酷か<ジュネス
いつも特典満載のCriterion盤の方が、送料入れても安いに決まっているのだが、ミュージカルとかならともかく、サスペンスだと英語字幕(日本語字幕なし)はしんどいかなー。どっちを買うか、レンタルにするか、秋までに考えよう(笑)
…あ、そうだ大昔見た「バルカン超特急」も再見しておくといいかな(何故か同じクリケット狂コンビが登場するらしい)。
しかし、クライテリオン盤をもとにしてるなら、先日出た「バーバラ少佐」も出してくれればいいのになージュネス企画。これも若いレックス・ハリスン主演だし(原作はバーナード・ショー)。
http://www.jk-cinema.com/
http://www.amazon.com/Night-Train-Munich-Criterion-Collection/dp/B003D3Y65G/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=dvd&qid=1278222147&sr=1-1
11章任務・「流血の谷」スタート。(ベルウィックサーガ)
2010年7月5日 ベルウィックサーガお久しぶりに新章突入。20ターン持ちこたえて24ターンまでに撤退の任務。ここからはリース皆勤ということで家具購入もコンプしてみました。
限られた時間内、どうしても欲しいモノもそんなにはないし(あっても届かない)、敵が多くてドロップ率も高いから、クラチェン狙いだけでオーダーを組む。初めて弓が一人もいなくなったぞ(弓好きな私だが…)。でもまあなんとかなるもんです。
必須はリースにイベントがらみでウォード、支援にラレンティアとセネ(撤退を考えて乗馬のセネを選ぶ)と回復のイゼルナ。
育成メンバーはアデル、ルヴィ、ダウド、アイギナ、そして気がつくと入団後育ててなかったディアン(でもレベル3上げるだけだから楽)。
育成メンバーを中央付近までどんどん出し技能値を稼ぐ(リースは削りと支援)。ウォード、ラレンティア、セネの三人は下の道から伝説の猟師を探しに西へ。セネまで一緒なのは途中でバリスタや司祭を捕縛するため。10ターンまでに5人捕縛できたのは出来過ぎか。後半になるほどヤヤコシイ武器もった敵が出るのでここからは慎重に行くことにしましょう。
限られた時間内、どうしても欲しいモノもそんなにはないし(あっても届かない)、敵が多くてドロップ率も高いから、クラチェン狙いだけでオーダーを組む。初めて弓が一人もいなくなったぞ(弓好きな私だが…)。でもまあなんとかなるもんです。
必須はリースにイベントがらみでウォード、支援にラレンティアとセネ(撤退を考えて乗馬のセネを選ぶ)と回復のイゼルナ。
育成メンバーはアデル、ルヴィ、ダウド、アイギナ、そして気がつくと入団後育ててなかったディアン(でもレベル3上げるだけだから楽)。
育成メンバーを中央付近までどんどん出し技能値を稼ぐ(リースは削りと支援)。ウォード、ラレンティア、セネの三人は下の道から伝説の猟師を探しに西へ。セネまで一緒なのは途中でバリスタや司祭を捕縛するため。10ターンまでに5人捕縛できたのは出来過ぎか。後半になるほどヤヤコシイ武器もった敵が出るのでここからは慎重に行くことにしましょう。
1957年、デルマー・デイヴィス監督作品。モノクロ。
心理サスペンス風味の強い、ちょっと独特の味わいの西部劇。
スカパーで録ってたものを数カ月遅れで観賞。なぜ遅れたのでしょうね。グレン・フォードがあまり好みでなかったからか?でも、ヴァン・ヘフリンは結構イイと思ってた。「シェーン」にちょっとよろめく人妻のダンナ(農民)など良かった。アラン・ラッドが好みでないせいもあり、「こんな良いダンナがいるのになぜ!」と思ったくらいである。
乾いた荒野を走り抜ける駅馬車に、ベン(フォード)の率いる強盗団が襲いかかる。抵抗した御者のみを射殺し、強盗団はあっさり駅馬車を制圧して金を奪う。たまたま二人の息子を連れて通りかかった貧しい小牧場主ダン(ヘフリン)も、足止めと称して馬を奪われる破目に。少年たちは父親の慎重な態度にちょっと不満げだ。
干ばつで牧場も破綻寸前のダンは、馬を回収したあと、借金のためビズビーの町を訪れるが果たせず、町に一人居残っていて逮捕されたベンの護送を、報奨金目当てに引きうける。
ダンと同行するのは駅馬車の社主(ロバート・エムハート)と吞んだくれのアレックス(ヘンリー・ジョーンズ)の二人だけ。
うかうかしているとベンの子分(リチャード・ジェッケル)たちがボスを奪回すべく襲ってくる筈。
3時10分発のユマ行き列車に、無事ベンを乗せることはできるのか?
不敵な強盗団の首領の癖して、ベンは当たりのやわらかい、一見温厚で感じの良い男。が、手錠をかけられ抗いもせずダンに従いながら、なめらかな舌で「逃がしてくれたら大金をやる」と誘惑し、「金がないから奥さんにも苦労をかけたろう」とかき回し、時に「子分が追いついたら殺されるぞ」と彼を脅す。そのいちいちに動揺し、その屈辱に身を震わせるヘフリンがたまらなく良いですね~。がっしりと無骨な体型、オデコにギョロ目の異相にもかかわらず何だか神経が細かそう、という不思議な持ち味のヘフリンなので、まさに水を得た魚のよう。
実際、彼らが息をひそめて列車を待つ、駅のそばのホテルは、やがて子分たちに包囲されてしまう。ダンに危険を知らせようとしたアレックスは殺され、頼んだ助っ人たちは逃げ出し、社主は完全に諦めの境地に…
だが、さっきまでベンの心理攻撃に右往左往していたダンは、追いつめられて逆に、完全に肚が据わってしまう。
家族のため、牧場のため、金のためだった筈の危険な賭けは、己の誇りのためにこそ、中途で止められないものとなる。列車の到着を知ったダンは、夫を案じて駆けつけたアリスをかたく抱擁すると、ただ一人、ベンに銃を突きつけながら駅へと向かうのだった…
最後の抱擁シーンがとてつもなく美しいです。ひたすら夫の命を案じる妻、しかし、夫はもはや決断してしまった未来への「希望」しか語らない。雷を聞かなかったか?と訝る横顔には不安の翳すらなく…
駅へ向かいながら、「逃げてくれ、撃たれるぞ(しかもDo me a favorとまで言ってる)」とダンに向かって言うベンも、ダンの男気に魅せられたとしか言えませんね。まさかのラストは、グレン・フォードをキャスティングしておいたからこそ通じたかと思ったりもしますが、意地を通し抜いたダンを祝福するかのように突如降りだした驟雨を見上げるアリス、走り去る列車に、さわやかな感動とフランキー・レインの歌がかぶります。
いやー、面白かったーーーーー!
白黒のコントラスト鮮やかな画面、そして、妙に俯瞰的な、垂直にメリハリをつけたカメラの動きが、サスペンスを倍加。ムダのない引きしまったシナリオと合わせて(ムダ無さ過ぎて粗筋、書きにくい…)、確かに評判通り(リメイクされるくらい)の傑作でしたね。
どの程度悪なのかそれほどでもないのかよく分からない悪役というベンの不思議なキャラクターも、グレン・フォードで正解だったかな。
まあ、ベンが酒場の女の子(フェリシア・ファー)をひっかけてモタモタしてなければ、さっさと逃げてりゃすむ話なんですが、まあ、それは無粋なツッコミですかな(笑)
フェリシア・ファーの出番があれだけだったというのも少しビックリでしたが。
心理サスペンス風味の強い、ちょっと独特の味わいの西部劇。
スカパーで録ってたものを数カ月遅れで観賞。なぜ遅れたのでしょうね。グレン・フォードがあまり好みでなかったからか?でも、ヴァン・ヘフリンは結構イイと思ってた。「シェーン」にちょっとよろめく人妻のダンナ(農民)など良かった。アラン・ラッドが好みでないせいもあり、「こんな良いダンナがいるのになぜ!」と思ったくらいである。
乾いた荒野を走り抜ける駅馬車に、ベン(フォード)の率いる強盗団が襲いかかる。抵抗した御者のみを射殺し、強盗団はあっさり駅馬車を制圧して金を奪う。たまたま二人の息子を連れて通りかかった貧しい小牧場主ダン(ヘフリン)も、足止めと称して馬を奪われる破目に。少年たちは父親の慎重な態度にちょっと不満げだ。
干ばつで牧場も破綻寸前のダンは、馬を回収したあと、借金のためビズビーの町を訪れるが果たせず、町に一人居残っていて逮捕されたベンの護送を、報奨金目当てに引きうける。
ダンと同行するのは駅馬車の社主(ロバート・エムハート)と吞んだくれのアレックス(ヘンリー・ジョーンズ)の二人だけ。
うかうかしているとベンの子分(リチャード・ジェッケル)たちがボスを奪回すべく襲ってくる筈。
3時10分発のユマ行き列車に、無事ベンを乗せることはできるのか?
不敵な強盗団の首領の癖して、ベンは当たりのやわらかい、一見温厚で感じの良い男。が、手錠をかけられ抗いもせずダンに従いながら、なめらかな舌で「逃がしてくれたら大金をやる」と誘惑し、「金がないから奥さんにも苦労をかけたろう」とかき回し、時に「子分が追いついたら殺されるぞ」と彼を脅す。そのいちいちに動揺し、その屈辱に身を震わせるヘフリンがたまらなく良いですね~。がっしりと無骨な体型、オデコにギョロ目の異相にもかかわらず何だか神経が細かそう、という不思議な持ち味のヘフリンなので、まさに水を得た魚のよう。
実際、彼らが息をひそめて列車を待つ、駅のそばのホテルは、やがて子分たちに包囲されてしまう。ダンに危険を知らせようとしたアレックスは殺され、頼んだ助っ人たちは逃げ出し、社主は完全に諦めの境地に…
だが、さっきまでベンの心理攻撃に右往左往していたダンは、追いつめられて逆に、完全に肚が据わってしまう。
家族のため、牧場のため、金のためだった筈の危険な賭けは、己の誇りのためにこそ、中途で止められないものとなる。列車の到着を知ったダンは、夫を案じて駆けつけたアリスをかたく抱擁すると、ただ一人、ベンに銃を突きつけながら駅へと向かうのだった…
最後の抱擁シーンがとてつもなく美しいです。ひたすら夫の命を案じる妻、しかし、夫はもはや決断してしまった未来への「希望」しか語らない。雷を聞かなかったか?と訝る横顔には不安の翳すらなく…
駅へ向かいながら、「逃げてくれ、撃たれるぞ(しかもDo me a favorとまで言ってる)」とダンに向かって言うベンも、ダンの男気に魅せられたとしか言えませんね。まさかのラストは、グレン・フォードをキャスティングしておいたからこそ通じたかと思ったりもしますが、意地を通し抜いたダンを祝福するかのように突如降りだした驟雨を見上げるアリス、走り去る列車に、さわやかな感動とフランキー・レインの歌がかぶります。
いやー、面白かったーーーーー!
白黒のコントラスト鮮やかな画面、そして、妙に俯瞰的な、垂直にメリハリをつけたカメラの動きが、サスペンスを倍加。ムダのない引きしまったシナリオと合わせて(ムダ無さ過ぎて粗筋、書きにくい…)、確かに評判通り(リメイクされるくらい)の傑作でしたね。
どの程度悪なのかそれほどでもないのかよく分からない悪役というベンの不思議なキャラクターも、グレン・フォードで正解だったかな。
まあ、ベンが酒場の女の子(フェリシア・ファー)をひっかけてモタモタしてなければ、さっさと逃げてりゃすむ話なんですが、まあ、それは無粋なツッコミですかな(笑)
フェリシア・ファーの出番があれだけだったというのも少しビックリでしたが。
ダ・ヴィンチ 2010年 08月号 [雑誌]
2010年7月7日 読書
ついについについに「テレプシコーラ」に一大進展が。
しかし、言葉の壁(笑)に阻まれどーゆー進展なのか良くわからないまま、やっぱり次号へひっぱっていってしまう山岸先生に涙。
…またひと月、待つんだなあ。orz
まあ、七夕のお二人さん(年一回)よりはマシなのかもしれないが。
しかし、言葉の壁(笑)に阻まれどーゆー進展なのか良くわからないまま、やっぱり次号へひっぱっていってしまう山岸先生に涙。
…またひと月、待つんだなあ。orz
まあ、七夕のお二人さん(年一回)よりはマシなのかもしれないが。
バーナード・ベケット著。
オチの半分は早くに見当ついたが、残り半分にはちょっと驚いた。というか、アマゾンレビューにもあるように、ちょっと乱暴でないかいこの結末(汗)。
しかし、ジュブナイル哲学SFというか、ずーっとさる少女の口頭試問場面(笑)という極端な構成にもかかわらず、結構面白く読める。話が二回くらいキュッと90度曲がっていくものだから…。日本の若者がこれを読むかどうかは疑問だが。
オチの半分は早くに見当ついたが、残り半分にはちょっと驚いた。というか、アマゾンレビューにもあるように、ちょっと乱暴でないかいこの結末(汗)。
しかし、ジュブナイル哲学SFというか、ずーっとさる少女の口頭試問場面(笑)という極端な構成にもかかわらず、結構面白く読める。話が二回くらいキュッと90度曲がっていくものだから…。日本の若者がこれを読むかどうかは疑問だが。
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言葉の壁、国境の壁、メールフィルターの壁?
2010年7月9日 映画数日前、つい魔がさして、グロリア・ジーン(Gloria Jean)の公式サイト(多分。http://www.gloriajeanchildstar.com/)に、おたくのDVD、送料を追加したら日本へも送ってもらえますかと拙い英語で質問を送ってしまった。
日本公開作がほとんどない、ユニヴァーサルの昔の少女スターなのだが、出演作品のDVD-Rをサイトから購入申し込みができるようなのだ。彼女は綺麗なソプラノが売りの美少女で、大人になっちゃったディアナ・ダービンの後釜としてユニヴァーサルがプッシュした言うなれば二代目ディアナなんである。
ぶっちゃけて言うとグロリアちゃんに興味はないのだが、実は彼女、十代のドナルド・オコナーと何本も共演しているのであった…。
(一例)
http://www.youtube.com/watch?v=h_XDrEusUAo
しかし返事がこないなあ。
それとも海外メールだから迷惑メールフィルターにかかって届かないのだろうか。
…こない方が幸せなのかもしれないが。ネット世界など何があるかわかんないし。
日本公開作がほとんどない、ユニヴァーサルの昔の少女スターなのだが、出演作品のDVD-Rをサイトから購入申し込みができるようなのだ。彼女は綺麗なソプラノが売りの美少女で、大人になっちゃったディアナ・ダービンの後釜としてユニヴァーサルがプッシュした言うなれば二代目ディアナなんである。
ぶっちゃけて言うとグロリアちゃんに興味はないのだが、実は彼女、十代のドナルド・オコナーと何本も共演しているのであった…。
(一例)
http://www.youtube.com/watch?v=h_XDrEusUAo
しかし返事がこないなあ。
それとも海外メールだから迷惑メールフィルターにかかって届かないのだろうか。
…こない方が幸せなのかもしれないが。ネット世界など何があるかわかんないし。
10ドルだって大金だ (KAWADE MYSTERY)
2010年7月10日 読書
ジャック・リッチー著。
半分読んだばかりだが、ハズレが全くないというそら恐ろしい短編集(笑)
「クライム・マシン」が出た時から読もうと思っていたのに読みそびれていた作家なのだが、さっさと読めばよかった。
二転三転の軽妙なクライム・コメディが多いが、ブラックなようでいて黒すぎない、時にはむしろホッコリできちゃう口当たりのよさがポイント。
半分しか読めていないのは、ムスコの学校の行事説明会に行く時の車中の友に持っていったのだが、うっかりすると乗り過ごしてしまうのではと不安になってきて途中で読むのを止めたから(元々年に一回くらいは、読書に熱中のあまりに駅を乗り過ごすことのある私である)。
疲れたので、今日最後まで読む元気はもうないのだが、とりあえず同著者の他作品にネット予約することにしよう。うんそうしよう。
半分読んだばかりだが、ハズレが全くないというそら恐ろしい短編集(笑)
「クライム・マシン」が出た時から読もうと思っていたのに読みそびれていた作家なのだが、さっさと読めばよかった。
二転三転の軽妙なクライム・コメディが多いが、ブラックなようでいて黒すぎない、時にはむしろホッコリできちゃう口当たりのよさがポイント。
半分しか読めていないのは、ムスコの学校の行事説明会に行く時の車中の友に持っていったのだが、うっかりすると乗り過ごしてしまうのではと不安になってきて途中で読むのを止めたから(元々年に一回くらいは、読書に熱中のあまりに駅を乗り過ごすことのある私である)。
疲れたので、今日最後まで読む元気はもうないのだが、とりあえず同著者の他作品にネット予約することにしよう。うんそうしよう。
ザッツ・エンタテインメント PART3
2010年7月12日 映画 コメント (6)
1994年、バド・フリージェン, マイケル・J・シェリダン監督作品。
といってもアンソロジーだけど。PART1・2の20年後の3。
そういやパート3も、スカパー録画したのに見忘れていた…と視聴。
最初の二作の感想のときにも書いたように、一作目でクラシックミュージカルにハマってから幾星霜。大人買いしまくれる年だし、コレに出てくる珍しい場面も、ある程度は(特に好きなスターのものは)既に手元にDVD持ってたりレンタルやTVやYouTubeで見たりしちゃってるのだが、それでもボチボチ「へぇ~」っていうのはあるので楽しい。基本的に好きなんだなミュージカルが。
へぇー、エスター・ウィリアムズも彫像と踊った(厳密には泳いだ)ことがあったのかあ(「ショウほど素敵な商売はない」のオコナーを思い出した)とか、ジーン・ケリー、ヘタに気合い入れてバレエやるより新聞紙とカジュアルにタップ踏む方が素敵だなあ(「サマー・ストック」)とか。
なるべく撮影所の裏側とか公開時カットされた映像を見せようという姿勢も楽しめます。
タイトルの文字が邪魔してよく見えない二人のステップを!と「ブロードウェイのバークレイ夫妻」オープニングからタイトル消して見せてくれたのなんか、笑っちゃいましたがファンのツボついてますね。
凄く新味があるってほどでもないけど楽しく見れました。
が、のんびり観てると突然ナレーションが「40年代に入り、ハリウッドは南米ブームに突入!」と…そしてリカルド・モンタルバンやカルメン・ミランダ、加えて偽カルメン(ミッキー・ルーニー!)のクリップが。
なにー!
先日YouTubeで見た"ハリウッド・ミュージカルの歴史"的なナンバーが、創成期⇒バスビー・バークレー⇒アステア⇒?⇒ジーン・ケリー、の流れで、「?」部分がなぜ「ヒート・ウェイブ」だったのかと首をひねっていたのだが…(単に英語が聞き取れなかったせい)。
そーゆーことだったんだーーーー!
(6/27日記参照 http://13374.diarynote.jp/201006272305409464/)
戦争突入で暗い世相がちょー明るそうな南米ムードを歓迎したそうですが、そんなの当事者(戦争相手)な日本人の私たちには、逆にわかんないですもんね。
それでなくても40年代前半の映画なぞ、終戦後に順番ばらばらで(しかも勿論全てではない)入ってくるし。
何事であれ、謎が解けて納得するのは気持ちのよいことです。よかったよかった。
といってもアンソロジーだけど。PART1・2の20年後の3。
そういやパート3も、スカパー録画したのに見忘れていた…と視聴。
最初の二作の感想のときにも書いたように、一作目でクラシックミュージカルにハマってから幾星霜。大人買いしまくれる年だし、コレに出てくる珍しい場面も、ある程度は(特に好きなスターのものは)既に手元にDVD持ってたりレンタルやTVやYouTubeで見たりしちゃってるのだが、それでもボチボチ「へぇ~」っていうのはあるので楽しい。基本的に好きなんだなミュージカルが。
へぇー、エスター・ウィリアムズも彫像と踊った(厳密には泳いだ)ことがあったのかあ(「ショウほど素敵な商売はない」のオコナーを思い出した)とか、ジーン・ケリー、ヘタに気合い入れてバレエやるより新聞紙とカジュアルにタップ踏む方が素敵だなあ(「サマー・ストック」)とか。
なるべく撮影所の裏側とか公開時カットされた映像を見せようという姿勢も楽しめます。
タイトルの文字が邪魔してよく見えない二人のステップを!と「ブロードウェイのバークレイ夫妻」オープニングからタイトル消して見せてくれたのなんか、笑っちゃいましたがファンのツボついてますね。
凄く新味があるってほどでもないけど楽しく見れました。
が、のんびり観てると突然ナレーションが「40年代に入り、ハリウッドは南米ブームに突入!」と…そしてリカルド・モンタルバンやカルメン・ミランダ、加えて偽カルメン(ミッキー・ルーニー!)のクリップが。
なにー!
先日YouTubeで見た"ハリウッド・ミュージカルの歴史"的なナンバーが、創成期⇒バスビー・バークレー⇒アステア⇒?⇒ジーン・ケリー、の流れで、「?」部分がなぜ「ヒート・ウェイブ」だったのかと首をひねっていたのだが…(単に英語が聞き取れなかったせい)。
そーゆーことだったんだーーーー!
(6/27日記参照 http://13374.diarynote.jp/201006272305409464/)
戦争突入で暗い世相がちょー明るそうな南米ムードを歓迎したそうですが、そんなの当事者(戦争相手)な日本人の私たちには、逆にわかんないですもんね。
それでなくても40年代前半の映画なぞ、終戦後に順番ばらばらで(しかも勿論全てではない)入ってくるし。
何事であれ、謎が解けて納得するのは気持ちのよいことです。よかったよかった。
ブルボン小林著。
マンガ談義いろいろ。着眼点、言葉の選び方、区切り方のあちこちに、がやっぱりこの人独自の味が横溢。
テレプシコーラへの思いは「同志!」とすら思うね。いや、ほんとはエライ作家さんなんですが。
マンガ談義いろいろ。着眼点、言葉の選び方、区切り方のあちこちに、がやっぱりこの人独自の味が横溢。
テレプシコーラへの思いは「同志!」とすら思うね。いや、ほんとはエライ作家さんなんですが。
1997年、マーサ・クーリッジ監督作品。ジャック・レモンとウォルター・マッソーの黄金コンビであと一本!という高年齢コメディ。日本では劇場未公開?
40過ぎたドナルド・オコナーなど見たくない!とか無茶を叫んでいた私だが、ドンキホーテで300円で売っていたので、ウッカリ買ってしまった(71歳)。勿論主役ではないが、オコナー最後の出演映画なんである。しかも多少は踊るらしい…かえって複雑だ。
まだ数枚、未入手の若い頃の映画とかTVのDVDはなくもないのだが(全て字幕なし海外盤)…迷いに迷った末に結局、この「カリブは最高!」を見るのが一番最後になってもアレかもしれないな、と思い「先に」見ることにした。
どきどきどきどき…
それに、ウォルター・マッソー嫌いなんですが。くすん。
お話は、「例によって」のキャラ設定、つまりマッソーに振り回されるレモン。
不良老年チャーリー(マッソー)は競馬場ですってんてんになり、義弟ハーブ(レモン)を訪ねてゆく。豪華客船の切符を入手したからタマには楽しもうと真面目な男ヤモメのハーブを強引に誘いだすが、切符は実はタダ券ではなく、船内で"ダンスホスト"として働くためのものだった(パーティ続きの船内で有閑マダム達のダンスパートナーをつとめるというオシゴトだそうな。…なるほど…)。
チャーリーはダンスが踊れないので、いざとなれば踊れるハーブにダンスを教わろうとの目論みだ。ハーブは怒るが船は出港してしまい、違約金を払うよりはとダンスホストをつとめることに。一方チャーリーは真面目にダンスホストをやる気すらなく、嫌われ者のリーダー・ギル(ブレント・スピナー)の目を盗み、資産家のふりをしてリッチな女性乗客を引っかけようと大奮闘。詐欺師まがいのハッタリで、リズ(ダイアン・キャノン)に強引に迫る。一方ハーブも、感じのいい未亡人ビビアン(グロリア・デヘイヴン)と親しくなり…
よく言えば人生にアグレッシブな老人ラブコメディですね(^^;)オチはありきたり。
ただ、アクと押しの強いマッソーの得意キャラは、まさに私の一番苦手なキャラクター(大好きなビリー・ワイルダーも「恋人よ帰れ!わが胸に」だけは二度と見たくない)、なのでマッソーがどう頑張ってもイマイチ笑えないし、それなりに綺麗でグラマーなダイアン・キャノンが(超若作りで、60には見えなかった…凄い)何故彼に引っ掛かるのか全く理解できなくって辛かった。レモンはすっかり髪色が明るくなったが、お手の物の「イイ人」役で気持ちよく見れるが。
オコナーはダンスホスト仲間の一人で、もの静かなたたずまいのベテラン。すっかりその他大勢だなー(涙)と思いながら、レモン・マッソーの背後をお客様と踊りすぎるのをついつい横目で淋しく追っていたが、中盤女性インストラクターと皆で踊る時にちょっとだけタップを見せてくれた。おおぉ、まだこんなに踊れるのね!!!終盤酔った女性客を、さらりと踊らせるワンシーンも、短いながらプロフェッショナルの格好良さだ。
しかし…なんと勿体ない…こんだけの使い方なんて…
…
でも考えてみると、彼にちゃんと踊らせたら、レモンが霞むわなあ…
「ダンスもうまくて優しくて素敵」とか未亡人に言われてるのが嘘に聞こえてはイカンでしょう。
70代に入りレモンもマッソーもちょっと背中が曲がってきている(レモンとデヘイヴンとオコナーは同年生まれ、マッソーが五歳上)。それに比べるとオコナー、顔も丸くなりお腹も少し出てるけど、背筋はシャンとまっすぐで、全身から控えめな品の良さがにじみ出ていた。現役そのもので若々しい。2003年に心臓麻痺で亡くなっているのが、何とも惜しまれる。
…淋しさ半分、嬉しさ半分で、やっぱり複雑な気分で見終わった。
予想通り、というよりは、嬉しさの比率が多少高かったような気もするが…。
(でも、歌も歌ってほしかったなあ!きっと十分歌えたという気がする)
<追記>
まあ、少し時間がたってみると、記憶に残っているのは、オコナーの、ナゾのスーパーダンスホスト?ぶりだけなんで、見て良かったと言えるのだろう(*^^*)
40過ぎたドナルド・オコナーなど見たくない!とか無茶を叫んでいた私だが、ドンキホーテで300円で売っていたので、ウッカリ買ってしまった(71歳)。勿論主役ではないが、オコナー最後の出演映画なんである。しかも多少は踊るらしい…かえって複雑だ。
まだ数枚、未入手の若い頃の映画とかTVのDVDはなくもないのだが(全て字幕なし海外盤)…迷いに迷った末に結局、この「カリブは最高!」を見るのが一番最後になってもアレかもしれないな、と思い「先に」見ることにした。
どきどきどきどき…
それに、ウォルター・マッソー嫌いなんですが。くすん。
お話は、「例によって」のキャラ設定、つまりマッソーに振り回されるレモン。
不良老年チャーリー(マッソー)は競馬場ですってんてんになり、義弟ハーブ(レモン)を訪ねてゆく。豪華客船の切符を入手したからタマには楽しもうと真面目な男ヤモメのハーブを強引に誘いだすが、切符は実はタダ券ではなく、船内で"ダンスホスト"として働くためのものだった(パーティ続きの船内で有閑マダム達のダンスパートナーをつとめるというオシゴトだそうな。…なるほど…)。
チャーリーはダンスが踊れないので、いざとなれば踊れるハーブにダンスを教わろうとの目論みだ。ハーブは怒るが船は出港してしまい、違約金を払うよりはとダンスホストをつとめることに。一方チャーリーは真面目にダンスホストをやる気すらなく、嫌われ者のリーダー・ギル(ブレント・スピナー)の目を盗み、資産家のふりをしてリッチな女性乗客を引っかけようと大奮闘。詐欺師まがいのハッタリで、リズ(ダイアン・キャノン)に強引に迫る。一方ハーブも、感じのいい未亡人ビビアン(グロリア・デヘイヴン)と親しくなり…
よく言えば人生にアグレッシブな老人ラブコメディですね(^^;)オチはありきたり。
ただ、アクと押しの強いマッソーの得意キャラは、まさに私の一番苦手なキャラクター(大好きなビリー・ワイルダーも「恋人よ帰れ!わが胸に」だけは二度と見たくない)、なのでマッソーがどう頑張ってもイマイチ笑えないし、それなりに綺麗でグラマーなダイアン・キャノンが(超若作りで、60には見えなかった…凄い)何故彼に引っ掛かるのか全く理解できなくって辛かった。レモンはすっかり髪色が明るくなったが、お手の物の「イイ人」役で気持ちよく見れるが。
オコナーはダンスホスト仲間の一人で、もの静かなたたずまいのベテラン。すっかりその他大勢だなー(涙)と思いながら、レモン・マッソーの背後をお客様と踊りすぎるのをついつい横目で淋しく追っていたが、中盤女性インストラクターと皆で踊る時にちょっとだけタップを見せてくれた。おおぉ、まだこんなに踊れるのね!!!終盤酔った女性客を、さらりと踊らせるワンシーンも、短いながらプロフェッショナルの格好良さだ。
しかし…なんと勿体ない…こんだけの使い方なんて…
…
でも考えてみると、彼にちゃんと踊らせたら、レモンが霞むわなあ…
「ダンスもうまくて優しくて素敵」とか未亡人に言われてるのが嘘に聞こえてはイカンでしょう。
70代に入りレモンもマッソーもちょっと背中が曲がってきている(レモンとデヘイヴンとオコナーは同年生まれ、マッソーが五歳上)。それに比べるとオコナー、顔も丸くなりお腹も少し出てるけど、背筋はシャンとまっすぐで、全身から控えめな品の良さがにじみ出ていた。現役そのもので若々しい。2003年に心臓麻痺で亡くなっているのが、何とも惜しまれる。
…淋しさ半分、嬉しさ半分で、やっぱり複雑な気分で見終わった。
予想通り、というよりは、嬉しさの比率が多少高かったような気もするが…。
(でも、歌も歌ってほしかったなあ!きっと十分歌えたという気がする)
<追記>
まあ、少し時間がたってみると、記憶に残っているのは、オコナーの、ナゾのスーパーダンスホスト?ぶりだけなんで、見て良かったと言えるのだろう(*^^*)
萌え鉄!―鉄道擬人化娘、集結!! (マイウェイムック)
2010年7月16日 読書 コメント (2)
ちゃんと全部読んだわけじゃないが、知り合いに関東方面鉄道擬人化(♂)マンガ「青春鉄道」を借りて読んだこともあるのでパラ見してみた。主に地元関西のぶんだけ。
よくある萌え系女の子にデザイン作ってるのだが、私鉄王国関西とはいえ、関西のJR車両…黄色や緑の普通列車は擬人化しているくせ、なんで新快速223系がないんだー!
京阪神の誇る、ちょー豪華高速通勤列車だぞ?乗り心地も良く内装も上品、出来すぎ優等生美女だと思うぞ?まあ、新快速がクリーム色だった昔に比べると外観は地味になったが。
なんか許せん。
(私は鉄ちゃんではないが、残りの家族全員と実の父が鉄…)
あーちなみに、画像は出ないが画像からリンクたどってアマゾンまで行けば表紙画像は見れる。わざわざ見るほどのものでもないが。
よくある萌え系女の子にデザイン作ってるのだが、私鉄王国関西とはいえ、関西のJR車両…黄色や緑の普通列車は擬人化しているくせ、なんで新快速223系がないんだー!
京阪神の誇る、ちょー豪華高速通勤列車だぞ?乗り心地も良く内装も上品、出来すぎ優等生美女だと思うぞ?まあ、新快速がクリーム色だった昔に比べると外観は地味になったが。
なんか許せん。
(私は鉄ちゃんではないが、残りの家族全員と実の父が鉄…)
あーちなみに、画像は出ないが画像からリンクたどってアマゾンまで行けば表紙画像は見れる。わざわざ見るほどのものでもないが。
夢のような幸せ。~「雨に唄えば」
2010年7月17日 映画 コメント (2)
「午前十時の映画祭」で、「雨に唄えば」を見に行く。
私は木曜にネット予約していったが、金曜のうちに完売になってた。予想以上の早さだ。明日日曜も予約完売だし月曜祝日も既に8割以上埋まっている模様。連休のせいもあるだろうが、レイトショーとか追加でやればいいのにTOHOシネマズ…(「エデンの東」は追加上映をやっていた)
TV放映はもちろん、大昔に一度くらいはリバイバルか自主上映だかでスクリーンでも見ている筈だが、ドナルド・オコナーに惚れこんでからスクリーンで見るのは初めて。ドキドキワクワクで出かけて行った。
画面もニュープリントだし素晴らしい。
映画自体については以前にも日記書いてるし省略(http://13374.diarynote.jp/200803240018090000)。この頃に目がジーン・ケリーからオコナーに移ったのだが、今年スクリーンで「ショウほど素敵な商売はない」を見てオコナー贔屓が一気にエスカレートしたのだった。
単に「主人公の親友」なだけの役なのだが、画面に居る時間は結構長いし、ダンスはもちろん、ちょこちょこと入るギャグや小ネタも美味しい。社長が"トーキーの「ジャズ・シンガー」が当たったぞ!"と飛び込んでくるとチョロっと「マミー」を歌って見せたり。困るのはケリーが歌うシーンで(特に"You Were Meant For Me"のようなスローなラブソング)、"むしろオコナーに歌わせたいよな"と余計な事を思ってしまうことか。いや、上手いんですよ歌。ダンスはケリーが先輩だが(年齢差12もある)、オコナーの歌は文句なくハイレベル(少なくとも、ダンサーにしてはハイレベルと思う)。なんて書くとケリーのファンが激怒しそうですが、いーじゃん、ケリーの作品なんか大概DVD化されてて見れるんだし!(涙)…オコナーのファンになると、色々と飢えにさいなまれるんですよ。
あと、終盤の"ブロードウェイ・リズム"、撮影が長引いて"貸出期間切れ"にならなかったら、コレにもオコナーは出て踊っていた筈との話も。うーん、観たかったなあ!オコナーは弱小ユニヴァーサルの専属だったから、よそに貸出されないと大作ミュージカルに出れなかったんだよね(そんなだから、子役出身で芸歴長い癖に日本未公開作品ばっかり…(涙))。
そんな彼を指名で借りるジーン・ケリー(監督も兼ねてる)も偉いが…
「ショウ…」二回いっとかなかったの後悔してます。物理的には全く不可能とは言えないけれど、片道4時間以上かかるトコしか残っていない。「雨に…」はもう一度行けるといいな。可愛くて楽しいオコナーを見に…
やっぱり、スクリーンで見るのとTV画面で見るのって、全然違うし!
そして、久しぶりにナンバで美味しいランチ。前菜からデザートまで、そしてパンにはレモンバターとリンゴバター。
珍しく夫と見に行きましたが、文句なく素晴らしい休日でした。
デートと言うには、彼が後から「自分も行こうかな」と言い出したので(指定席予約入れたタイミングが半日ずれたので)、席が離れましたがそれもヨシ。
映画見ながらアレコレ質問してきたりするとこがあるからな、彼(鬼)。
<追記>結局三回行きました♪三回目は⇒http://13374.diarynote.jp/201008012352314635/
私は木曜にネット予約していったが、金曜のうちに完売になってた。予想以上の早さだ。明日日曜も予約完売だし月曜祝日も既に8割以上埋まっている模様。連休のせいもあるだろうが、レイトショーとか追加でやればいいのにTOHOシネマズ…(「エデンの東」は追加上映をやっていた)
TV放映はもちろん、大昔に一度くらいはリバイバルか自主上映だかでスクリーンでも見ている筈だが、ドナルド・オコナーに惚れこんでからスクリーンで見るのは初めて。ドキドキワクワクで出かけて行った。
画面もニュープリントだし素晴らしい。
映画自体については以前にも日記書いてるし省略(http://13374.diarynote.jp/200803240018090000)。この頃に目がジーン・ケリーからオコナーに移ったのだが、今年スクリーンで「ショウほど素敵な商売はない」を見てオコナー贔屓が一気にエスカレートしたのだった。
単に「主人公の親友」なだけの役なのだが、画面に居る時間は結構長いし、ダンスはもちろん、ちょこちょこと入るギャグや小ネタも美味しい。社長が"トーキーの「ジャズ・シンガー」が当たったぞ!"と飛び込んでくるとチョロっと「マミー」を歌って見せたり。困るのはケリーが歌うシーンで(特に"You Were Meant For Me"のようなスローなラブソング)、"むしろオコナーに歌わせたいよな"と余計な事を思ってしまうことか。いや、上手いんですよ歌。ダンスはケリーが先輩だが(年齢差12もある)、オコナーの歌は文句なくハイレベル(少なくとも、ダンサーにしてはハイレベルと思う)。なんて書くとケリーのファンが激怒しそうですが、いーじゃん、ケリーの作品なんか大概DVD化されてて見れるんだし!(涙)…オコナーのファンになると、色々と飢えにさいなまれるんですよ。
あと、終盤の"ブロードウェイ・リズム"、撮影が長引いて"貸出期間切れ"にならなかったら、コレにもオコナーは出て踊っていた筈との話も。うーん、観たかったなあ!オコナーは弱小ユニヴァーサルの専属だったから、よそに貸出されないと大作ミュージカルに出れなかったんだよね(そんなだから、子役出身で芸歴長い癖に日本未公開作品ばっかり…(涙))。
そんな彼を指名で借りるジーン・ケリー(監督も兼ねてる)も偉いが…
「ショウ…」二回いっとかなかったの後悔してます。物理的には全く不可能とは言えないけれど、片道4時間以上かかるトコしか残っていない。「雨に…」はもう一度行けるといいな。可愛くて楽しいオコナーを見に…
やっぱり、スクリーンで見るのとTV画面で見るのって、全然違うし!
そして、久しぶりにナンバで美味しいランチ。前菜からデザートまで、そしてパンにはレモンバターとリンゴバター。
珍しく夫と見に行きましたが、文句なく素晴らしい休日でした。
デートと言うには、彼が後から「自分も行こうかな」と言い出したので(指定席予約入れたタイミングが半日ずれたので)、席が離れましたがそれもヨシ。
映画見ながらアレコレ質問してきたりするとこがあるからな、彼(鬼)。
<追記>結局三回行きました♪三回目は⇒http://13374.diarynote.jp/201008012352314635/
ひきかけているのか、眠い、眠い。
仕事から帰ってから描きかけの絵を進める気力が…
でもたぶん、なんとか、今月中には。親サイトのトップ絵も長いしな~
…日曜も月曜も仕事だけど(連休ってナニ?それって美味しいの?)
それに今週中は、休みがあったら絵描く間にもういちど「雨に唄えば」へ行きたいし。
仕事から帰ってから描きかけの絵を進める気力が…
でもたぶん、なんとか、今月中には。親サイトのトップ絵も長いしな~
…日曜も月曜も仕事だけど(連休ってナニ?それって美味しいの?)
それに今週中は、休みがあったら絵描く間にもういちど「雨に唄えば」へ行きたいし。
トッカン―特別国税徴収官―
2010年7月19日 読書
高殿円著。
エッあの高殿円がハードカバー、それも一般読者向税務署のOL話!と驚き手に取った。
ラノベ書きの中でも、バランスがとても妙な人なので。なんでこーゆー深謀遠慮な陰謀展開と子供じみたギャグ描写とかリアリズムのカケラもないノリが入り混じるんだ…と、毎回地雷の不安にさいなまれつつ読んでいた(読むんだそれでも)。
鬼の上司とヘタレなヒロイン。かえって安心して読めそうな気がする…(^^;)
エッあの高殿円がハードカバー、それも一般読者向税務署のOL話!と驚き手に取った。
ラノベ書きの中でも、バランスがとても妙な人なので。なんでこーゆー深謀遠慮な陰謀展開と子供じみたギャグ描写とかリアリズムのカケラもないノリが入り混じるんだ…と、毎回地雷の不安にさいなまれつつ読んでいた(読むんだそれでも)。
鬼の上司とヘタレなヒロイン。かえって安心して読めそうな気がする…(^^;)
ドナルド・オコナー@The Judy Garland Show...疲れた。
2010年7月21日 映画
最近はTV番組にまで手を出している私…(50年代後半からパッタリ映画が減るからなあ、ドナルド・オコナー)
「ジュディ・ガーランド・ショー」、ゲストがオコナーの回(1963年)のDVDを注文してみたのが届きました。二回分のカップリングでもう片方がゲストがバーブラ・ストライサンドとの回だし、ソンはないだろうと…(笑)
リージョン1だと聞いていたけど、まずデッキに放り込んでみる。おお!映る。リージョンALLじゃないか♪
次に、PCに放り込んでみる。あわよくば、字幕はなくともCC(クローズド・キャプション字幕)がないかなーと思って。こちらはハズレ。
(サイトによってR-1だR-ALLだ、CCがある、ない、と色々だった)
残念…と思いながら、少し見ていくと妙に違和感がきざす。
これって、これって…なんかビミョーに歌と口がズレてるぞ…
ひょっとして大損したか?!
ダメモトで色々ためすと、WinDVDが悪いようで、Windows Media Player で開くとバッチリ合うと判明した(バッチリでないとしてもそれが目につかない程度に合ってる)。
…あー疲れた…
そしてやはり、WinDVDで見た時よりWMPで見るほうが踊りのキレが良くてひと味違う♪ごく微妙なズレだけど、やはり大きいのね。
…余分に疲れたから、じっくり見るのは今度にしよう…仕方がない…(涙)
ちなみに、あとで見るとBD/DVDデッキでもちゃんと口と合ってました。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00005ALM7?ie=UTF8&tag=boatswascot-22&linkCode=as2&camp=247&creative=7399&creativeASIN=B00005ALM7
日本amazon(マーケットプレイス)からも買えるけど、高いので私は海外から直で買いました。
ジュディがリラックスして嬉しそうなのはイイ感じです。子どもの頃から舞台にたってた二人は幼馴染だとか。コミカルな歌の掛け合いが多いので、最後にしっとりしたデュエット"The Old Soft Shoe"が良かった…けど、この歌、少しジュディの声が荒れてる気も?女性ダンサーたちを引き連れて歌い踊るオコナーのソロ"Sing You Sinners"はいつもとちょっと違う感じの激しいナンバー。
映像もリマスター済のようだしOuttake(NG、別テイク?)集まであって豪華な造り。
「ジュディ・ガーランド・ショー」、ゲストがオコナーの回(1963年)のDVDを注文してみたのが届きました。二回分のカップリングでもう片方がゲストがバーブラ・ストライサンドとの回だし、ソンはないだろうと…(笑)
リージョン1だと聞いていたけど、まずデッキに放り込んでみる。おお!映る。リージョンALLじゃないか♪
次に、PCに放り込んでみる。あわよくば、字幕はなくともCC(クローズド・キャプション字幕)がないかなーと思って。こちらはハズレ。
(サイトによってR-1だR-ALLだ、CCがある、ない、と色々だった)
残念…と思いながら、少し見ていくと妙に違和感がきざす。
これって、これって…なんかビミョーに歌と口がズレてるぞ…
ひょっとして大損したか?!
ダメモトで色々ためすと、WinDVDが悪いようで、Windows Media Player で開くとバッチリ合うと判明した(バッチリでないとしてもそれが目につかない程度に合ってる)。
…あー疲れた…
そしてやはり、WinDVDで見た時よりWMPで見るほうが踊りのキレが良くてひと味違う♪ごく微妙なズレだけど、やはり大きいのね。
…余分に疲れたから、じっくり見るのは今度にしよう…仕方がない…(涙)
ちなみに、あとで見るとBD/DVDデッキでもちゃんと口と合ってました。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00005ALM7?ie=UTF8&tag=boatswascot-22&linkCode=as2&camp=247&creative=7399&creativeASIN=B00005ALM7
日本amazon(マーケットプレイス)からも買えるけど、高いので私は海外から直で買いました。
ジュディがリラックスして嬉しそうなのはイイ感じです。子どもの頃から舞台にたってた二人は幼馴染だとか。コミカルな歌の掛け合いが多いので、最後にしっとりしたデュエット"The Old Soft Shoe"が良かった…けど、この歌、少しジュディの声が荒れてる気も?女性ダンサーたちを引き連れて歌い踊るオコナーのソロ"Sing You Sinners"はいつもとちょっと違う感じの激しいナンバー。
映像もリマスター済のようだしOuttake(NG、別テイク?)集まであって豪華な造り。
ドナルド・オコナー@Hollywood Palace
2010年7月23日 映画 コメント (4)
ヒソカに二度目の「雨に唄えば」に行ってきました。なにわすずめ様、おつきあいありがとうございました!いやー楽しかったです!
とはいえ丸一日は休めず午後から仕事へ。
そして帰宅すると、うっ!もう一枚別のサイトに注文していた、ドナルド・オコナーがホストの回(1964年2月1日放映)のTVショーDVD「Hollywood Palace Volume1」がポストの中に。うーん一日でこんなに濃厚だと、逆にもったいない気分になるのですが…(^^;)。
米盤ですがデッキに放り込むとコレも映りました。リージョンオールだったのね♪字幕はないけど…。それより、コレも一昨日のと同様、WinDVDだとズレが出て、DVDデッキやWMPだと大丈夫なのは何故(爆)
コレは、ホストが自分も芸を見せたり何組ものゲストとその芸を紹介したりゲストの芸にからんだりしながらの一時間番組。ゲストは色々、歌手もコメディアンも中国雑技団みたいなのも出ます。アメリカにも横山ホットブラザーズみたいなのが一杯いるとよくわかる(笑)
モノクロで、予想以上に画像は悪いのですが(ちょっと歪んでる気もする…なんか頭でっかち、というか画面の上の方が伸び気味に見えるような…)、ゲストよりはやはりホスト!?おとといのジュディ・ガーランド・ショウより遥かに満足してしまいました(笑)
"Clap Your Hand"(「パリの恋人」でアステアがケイ・トンプスンと歌うあの曲!)で歌いながら出てきて、タップで"Me and my shadow"もやるし、オペラ歌手と少しデュエットし、終盤は西部劇とかベン・ケーシーとか怒涛のジャンル・パロディ、最後にアステアのパロまで…アステアに関しちゃもっと真面目にやってくれてもいいのになーとも思いつつ大爆笑(だって多分もっとカッコよくもできる筈…)。
いやー、ホント何でもやれちゃう人だなーオコナー。歌上手いし(最近こればっか)。
胸毛だって、なくていいじゃないか!むしろ、あったらダメだ!欧米女性はともかく日本女性の9割は、なくていいと言ってくれると思うぞ…(そういうネタもありまして(笑))。
えーと、あと、CMもまんま入ってるのですが、インスタントコーヒーのCMにバーバラ・スタンウィックが出てきました。別にファンでもなんでもないんですが、…びっくりした(笑)
アステアやビング・クロスビーや、有名どころが色々ホストをつとめた番組のようで、YouTubeにも結構動画が上がっています(アステア、バックダンサーズが彼の持ち歌をゴーゴーで踊ってるのをイヤそうに見てるのが笑えました)。
オコナーのホスト分だけでもまる2回分は上がってるので、各五分割の一本目ずつを紹介しておきます(この2本はカラー)。Imdbによると6回やってるそうだけど。
①(66年2月12日)
http://www.youtube.com/watch?v=ZWrM1eHXll0
②(67年1月22日)
http://www.youtube.com/watch?v=jHpLP1MFEj4
でも、今回買った64年分の方がオコナー率は高い。買ってよかった。私のヒアリングがもっと良ければもっとよいのだけど。
しかし、60年代も半ばになると音楽やダンスのアレンジが50年代までと少々変わってきてて、50年代好きの私にはちょっと残念。当たり前なんですけども。
それと、「雨に唄えば」の後だからというのでもないけど、5~60年代頃のTVショーって(そんなに一杯見た上で言ってるのでもないが)、なんか妙に生番組感が強いんですねー。踊って汗をふきつつ司会してる感じ。映画がトーキーになってヴォードヴィルに戻ってやりなおしたみたいに、TVもヴォードヴィルから始めたんでしょうか。もちろん「生」の臨場感、一期一会感もいいんだけれど、TVだと本当は自分自身はその場にはいないんだから、やっぱり最高のテイクを集めて、汗のカケラもみせないように凝縮したミュージカル映画のナンバーのほうが嬉しいような気もします。60年代に入って、もう私の見たいようなミュージカルは終わってしまっているんだけど(…まあ、そういう未練でTVショウも追ってるんですがね)。
あー、興奮さめやらぬ一日でした(仕事中以外は)。画質が良ければ★5でしたな。
(ちなみに一番上の画像、64年放映分のDVDは、http://www.moviesunlimited.com/ で見つけて買いました。Amazonにばかり頼ってちゃダメなのね…古いモノは)
とはいえ丸一日は休めず午後から仕事へ。
そして帰宅すると、うっ!もう一枚別のサイトに注文していた、ドナルド・オコナーがホストの回(1964年2月1日放映)のTVショーDVD「Hollywood Palace Volume1」がポストの中に。うーん一日でこんなに濃厚だと、逆にもったいない気分になるのですが…(^^;)。
米盤ですがデッキに放り込むとコレも映りました。リージョンオールだったのね♪字幕はないけど…。それより、コレも一昨日のと同様、WinDVDだとズレが出て、DVDデッキやWMPだと大丈夫なのは何故(爆)
コレは、ホストが自分も芸を見せたり何組ものゲストとその芸を紹介したりゲストの芸にからんだりしながらの一時間番組。ゲストは色々、歌手もコメディアンも中国雑技団みたいなのも出ます。アメリカにも横山ホットブラザーズみたいなのが一杯いるとよくわかる(笑)
モノクロで、予想以上に画像は悪いのですが(ちょっと歪んでる気もする…なんか頭でっかち、というか画面の上の方が伸び気味に見えるような…)、ゲストよりはやはりホスト!?おとといのジュディ・ガーランド・ショウより遥かに満足してしまいました(笑)
"Clap Your Hand"(「パリの恋人」でアステアがケイ・トンプスンと歌うあの曲!)で歌いながら出てきて、タップで"Me and my shadow"もやるし、オペラ歌手と少しデュエットし、終盤は西部劇とかベン・ケーシーとか怒涛のジャンル・パロディ、最後にアステアのパロまで…アステアに関しちゃもっと真面目にやってくれてもいいのになーとも思いつつ大爆笑(だって多分もっとカッコよくもできる筈…)。
いやー、ホント何でもやれちゃう人だなーオコナー。歌上手いし(最近こればっか)。
胸毛だって、なくていいじゃないか!むしろ、あったらダメだ!欧米女性はともかく日本女性の9割は、なくていいと言ってくれると思うぞ…(そういうネタもありまして(笑))。
えーと、あと、CMもまんま入ってるのですが、インスタントコーヒーのCMにバーバラ・スタンウィックが出てきました。別にファンでもなんでもないんですが、…びっくりした(笑)
アステアやビング・クロスビーや、有名どころが色々ホストをつとめた番組のようで、YouTubeにも結構動画が上がっています(アステア、バックダンサーズが彼の持ち歌をゴーゴーで踊ってるのをイヤそうに見てるのが笑えました)。
オコナーのホスト分だけでもまる2回分は上がってるので、各五分割の一本目ずつを紹介しておきます(この2本はカラー)。Imdbによると6回やってるそうだけど。
①(66年2月12日)
http://www.youtube.com/watch?v=ZWrM1eHXll0
②(67年1月22日)
http://www.youtube.com/watch?v=jHpLP1MFEj4
でも、今回買った64年分の方がオコナー率は高い。買ってよかった。私のヒアリングがもっと良ければもっとよいのだけど。
しかし、60年代も半ばになると音楽やダンスのアレンジが50年代までと少々変わってきてて、50年代好きの私にはちょっと残念。当たり前なんですけども。
それと、「雨に唄えば」の後だからというのでもないけど、5~60年代頃のTVショーって(そんなに一杯見た上で言ってるのでもないが)、なんか妙に生番組感が強いんですねー。踊って汗をふきつつ司会してる感じ。映画がトーキーになってヴォードヴィルに戻ってやりなおしたみたいに、TVもヴォードヴィルから始めたんでしょうか。もちろん「生」の臨場感、一期一会感もいいんだけれど、TVだと本当は自分自身はその場にはいないんだから、やっぱり最高のテイクを集めて、汗のカケラもみせないように凝縮したミュージカル映画のナンバーのほうが嬉しいような気もします。60年代に入って、もう私の見たいようなミュージカルは終わってしまっているんだけど(…まあ、そういう未練でTVショウも追ってるんですがね)。
あー、興奮さめやらぬ一日でした(仕事中以外は)。画質が良ければ★5でしたな。
(ちなみに一番上の画像、64年放映分のDVDは、http://www.moviesunlimited.com/ で見つけて買いました。Amazonにばかり頼ってちゃダメなのね…古いモノは)
乙嫁語り 1巻 (BEAM COMIX)
2010年7月24日 読書
森薫著。
今度はショタ萌えか!
…というのは冗談ですが、相変わらずお話がどーのよりも精緻に精緻に絵を起こすことに熱中している作者のスタンスは「エマ」と一緒ですね。
いや、中央アジア萌えなんですね。きっと。
20歳のやさしくて凛々しい花嫁と12歳の(その割には老成した美少年な)花婿。
老成したタイプならショタもよし。
「エマ」の終盤みたいに、ヒロインのライバルを可愛く書きすぎてヒーローが人非人に見えてきちゃった、なんてウッカリがないよう祈っています(笑)
今度はショタ萌えか!
…というのは冗談ですが、相変わらずお話がどーのよりも精緻に精緻に絵を起こすことに熱中している作者のスタンスは「エマ」と一緒ですね。
いや、中央アジア萌えなんですね。きっと。
20歳のやさしくて凛々しい花嫁と12歳の(その割には老成した美少年な)花婿。
老成したタイプならショタもよし。
「エマ」の終盤みたいに、ヒロインのライバルを可愛く書きすぎてヒーローが人非人に見えてきちゃった、なんてウッカリがないよう祈っています(笑)
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昨日今日と休みだったのだけど、やりたかったお絵かき完成しなかったなあ。
ラッシュで届いたDVDを見直しすぎたかもしれない(英語の聞き取りのためもあり)。
寝不足がたまってたから、昼寝しすぎたかもしれない(まぁコレは必要…)。
もう明日から仕事が始まってしまうが、しかたないなあ…
ラッシュで届いたDVDを見直しすぎたかもしれない(英語の聞き取りのためもあり)。
寝不足がたまってたから、昼寝しすぎたかもしれない(まぁコレは必要…)。
もう明日から仕事が始まってしまうが、しかたないなあ…
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