先週はめっちゃ忙しくて、でも癒しを求めて映画とかマンガとかネットとか見たり読んだりしてるのがいかんのでしょう。
今日は午後からちゃんと?昼寝も数時間したのだけど、目が覚めたらぷぅと目の上に違和感。
ぐぅ、久々に、めばちこ出ちゃったよ。
(念のため。「めばちこ」とは、「ものもらい」とも言われているアレです)
…やっぱり肉体のほうの疲れがとれきってないんかね。明日も休めるから真面目に休もう。
今日くらいは本当に、早く寝よう。
…明日中に回復して、またDVDの一枚くらい見れるように…(爆)
今日は午後からちゃんと?昼寝も数時間したのだけど、目が覚めたらぷぅと目の上に違和感。
ぐぅ、久々に、めばちこ出ちゃったよ。
(念のため。「めばちこ」とは、「ものもらい」とも言われているアレです)
…やっぱり肉体のほうの疲れがとれきってないんかね。明日も休めるから真面目に休もう。
今日くらいは本当に、早く寝よう。
…明日中に回復して、またDVDの一枚くらい見れるように…(爆)
1954年、エドワード・ドミトリク監督作品。カラー。
西部劇ですが、濃厚な家庭悲劇ともいうべきメロドラマ。末息子のみを溺愛した頭取一家の崩壊を描いた現代劇「他人の家」のリメイクだそうです。そっちは見てないけど。
輸入盤に手を出したあとリクエスト・ライブラリーでの国内盤発売が決まったりで、かなり長く寝かせていたのだが、来月いよいよRWFCでの課題図書もとい課題DVDなので久々に視聴(大昔TV放映を一度見たきり)。
この作品には色々複雑な思い(笑)があるので、まともな判断はできないと思いますがヨロシク。以下、ストーリーなど。 ネタバレ気味です。ご注意。
三年の刑期を終え、出獄した主人公ジョー(ロバート・ワグナー)を待っていたのは、三人の異母兄たちだった。長兄ベン(リチャード・ウィドマーク)は「金をやるから6時の列車でよそへ行け」と言うが、ジョーは拒絶し、昔住んでいた屋敷跡へと向かう。(ジョーが札束を痰壺に投げ入れて去った後、パチリと指を鳴らして「拾っておけ」と弟たちに命じる冷酷王ウィドマーク様。シビれます(笑))
彼ら兄弟の因縁はこのあと、回想形式で語られてゆく。
一代で大帝国を築きあげた大牧場主マット・デヴロー(スペンサー・トレイシー)には、先妻との間に三人、そして先住民(インディアン)の後妻との間に一人、計四人の息子がいた。が、彼は「出来がいい」と末息子ジョーのみを可愛がり、他の三人は雇い人並にこきつかうばかりだった。当然、ジョーは父に愛を返すが、兄たちは父へおそれと反感を抱き、特に次男(ヒュー・オブライエン)と三男(アール・ホリマン)は自牧場の牛を盗んで売ろうとするなど盛大にダメ人間ぶりを発揮していた。(まあ、愛されてのびのび育てばその分出来がよくなるのは当り前だろうし、その逆も真なりである)
そんなある日、近くの銅精錬所から廃水が流れ込んだため、牧場の牛が何十頭も死ぬ。法に訴えた方がというベンの意見を退け、マットは精錬所に乗り込むが、こじれて裁判沙汰になる。これまで法でなく力で自分の信じる正義を貫いてきたマットだが、時代は変わりつつあった。父の窮地を救うべく、ジョーは自ら罪をかぶって「短期間の」服役を買って出るが、父と兄たちの確執の中、刑期は予想外に長いものとなり、その間にマットは健康を害し悶死に至る。葬儀に参加を許されたジョーは、兄たちの前で大地に槍を突き立てる。それは先住民の「復讐を誓う」儀式だった。
そんなジョーに対し、「憎しみは捨て、愛する者と自分の道を行け」と母は諭すが…
昔気質の大立者を演じて貫禄十分のスペンサー・トレイシー。
そして泥沼化する骨肉の争い、先住民差別の問題(混血のジョーは知事の娘との仲を裂かれかける)、変わり行く時代(法の権威上昇や工場廃水問題や)など盛りだくさんなシナリオと、見所は多い。
頑固一徹、傲慢で誇り高く、先住民への偏見を持たないまっすぐな人物でありながら、他人の心を平気で踏みにじる無頓着さ冷酷さも備えたカリスマ。憎まれ役でもある筈なのだが流石はトレイシー、実に風格たっぷりである。相争う兄弟の名前がジョーとベン、というのも、旧約聖書起源なノリであるが、物語に漂う神話性もトレイシーあればこそだ。
ただ…魅力のある物語なのだが、傑作と呼ぶには、バランスが、ちょっと…
主人公が、サワヤカ男前なだけの若造ロバート・ワグナーじゃなー…
父トレイシーと、やはり達者な兄ウィドマークに挟まれては、どうしても少々見劣りする。
先妻の子らの中でも、長兄ベンだけはそれなりに能力がある。なのに父に認められない彼はかなり気の毒な人物でもある。鬱屈を漂わせつつも常に父に従い働いていたベンは、ジョーの収監後突如反乱を起こし大牧場の実権を奪い取る。その彼をマットが説得しようとするがこれがまた実に、痛い。
初めてお前に「頼む」のだから、と話を始めるのだが、「何が気に入らない、ジョーのほうが有能なのが憎いのか?」とか、いきなり何ケンカを売ってるんですかこの親父は?、てな展開。ベンが長年溜めこんだ思いをぶつけてみても、「気に入らないなら何故出て行かなかった?」と見当違いな言葉しか返ってこない。背くことで漸く正面から向かい合えた父であるのに、話せば話すほどベンの傷と絶望は深まる。
回想場面のウィドマークは、かなり抑えた演技で、セリフも多くはないのだが、巨大な父の圧力に否応もなくその人間性を潰されてゆく長男の悲哀を抜かりなく表現している。聖書のヨセフ(=ジョーゼフ)とその兄弟たちの物語は和解で終わるが、エコヒイキな絶対神に罪へと追いつめられるカインの物語もこの映画の裏には見え隠れする。
意外なことに、回想の中のベンは本人も言うように、必ずしもジョーを憎んでいるようには見えない…(キサマもたまには苦労しろ、くらい勿論思ってますが)
だが、父の死と、突き立てられた槍が、彼の中の何かを完全に壊してしまう。
…てなふうに、ついベンの方に気がいってしまうのは、私がウィドマーク様ファンだからなだけではないと思うのだがいかがなものだろうか。まあ反射的に贔屓も入ってしまうのだが。
ちなみに、偏見なくジョーを愛する勝ち気でけなげなヒロインはジーン・ピータース。悪くはないのだが、ここでもキャスティングのバランスの悪さが私の邪魔をする。だって彼女、つい先年「拾った女」で、めっちゃ熱くてスリリングなラブシーンをウィドマーク様と繰り広げたぱかりではないですか!そのウィドマーク様が同じ画面内をウロついてるとゆーのに、ワグナー君なんかじゃ物足りなくないですか、とか言いたくなる。勿論、双方ぜんっぜん違う役柄と演技なんですけども、ねえ…
私好みな様々な要素を含みつつ(なのでかえって評価難しい)、傑作になりそこねた一作と感じました。(で、★3か4か激しく迷ったけどやっぱ4に変更)
ただまあ、そういう映画って後をひくんですよね。自分ならこんな風に話を作るし~、どんでん返し入れちゃうし~、等と、色々妄想のふくらむモトになってその楽しさで忘れがたい作品になったりする。邪道な楽しみですけれど…(でもいろんな映画でやってる(笑))。
とにかく「10歳で一日16時間働かされてた」ってかなり酷いと思うな。
「10歳?…萌え~」とか思うのは間違っていると自分でも分かっているが(爆)
西部劇ですが、濃厚な家庭悲劇ともいうべきメロドラマ。末息子のみを溺愛した頭取一家の崩壊を描いた現代劇「他人の家」のリメイクだそうです。そっちは見てないけど。
輸入盤に手を出したあとリクエスト・ライブラリーでの国内盤発売が決まったりで、かなり長く寝かせていたのだが、来月いよいよRWFCでの課題図書もとい課題DVDなので久々に視聴(大昔TV放映を一度見たきり)。
この作品には色々複雑な思い(笑)があるので、まともな判断はできないと思いますがヨロシク。以下、ストーリーなど。 ネタバレ気味です。ご注意。
三年の刑期を終え、出獄した主人公ジョー(ロバート・ワグナー)を待っていたのは、三人の異母兄たちだった。長兄ベン(リチャード・ウィドマーク)は「金をやるから6時の列車でよそへ行け」と言うが、ジョーは拒絶し、昔住んでいた屋敷跡へと向かう。(ジョーが札束を痰壺に投げ入れて去った後、パチリと指を鳴らして「拾っておけ」と弟たちに命じる冷酷王ウィドマーク様。シビれます(笑))
彼ら兄弟の因縁はこのあと、回想形式で語られてゆく。
一代で大帝国を築きあげた大牧場主マット・デヴロー(スペンサー・トレイシー)には、先妻との間に三人、そして先住民(インディアン)の後妻との間に一人、計四人の息子がいた。が、彼は「出来がいい」と末息子ジョーのみを可愛がり、他の三人は雇い人並にこきつかうばかりだった。当然、ジョーは父に愛を返すが、兄たちは父へおそれと反感を抱き、特に次男(ヒュー・オブライエン)と三男(アール・ホリマン)は自牧場の牛を盗んで売ろうとするなど盛大にダメ人間ぶりを発揮していた。(まあ、愛されてのびのび育てばその分出来がよくなるのは当り前だろうし、その逆も真なりである)
そんなある日、近くの銅精錬所から廃水が流れ込んだため、牧場の牛が何十頭も死ぬ。法に訴えた方がというベンの意見を退け、マットは精錬所に乗り込むが、こじれて裁判沙汰になる。これまで法でなく力で自分の信じる正義を貫いてきたマットだが、時代は変わりつつあった。父の窮地を救うべく、ジョーは自ら罪をかぶって「短期間の」服役を買って出るが、父と兄たちの確執の中、刑期は予想外に長いものとなり、その間にマットは健康を害し悶死に至る。葬儀に参加を許されたジョーは、兄たちの前で大地に槍を突き立てる。それは先住民の「復讐を誓う」儀式だった。
そんなジョーに対し、「憎しみは捨て、愛する者と自分の道を行け」と母は諭すが…
昔気質の大立者を演じて貫禄十分のスペンサー・トレイシー。
そして泥沼化する骨肉の争い、先住民差別の問題(混血のジョーは知事の娘との仲を裂かれかける)、変わり行く時代(法の権威上昇や工場廃水問題や)など盛りだくさんなシナリオと、見所は多い。
頑固一徹、傲慢で誇り高く、先住民への偏見を持たないまっすぐな人物でありながら、他人の心を平気で踏みにじる無頓着さ冷酷さも備えたカリスマ。憎まれ役でもある筈なのだが流石はトレイシー、実に風格たっぷりである。相争う兄弟の名前がジョーとベン、というのも、旧約聖書起源なノリであるが、物語に漂う神話性もトレイシーあればこそだ。
ただ…魅力のある物語なのだが、傑作と呼ぶには、バランスが、ちょっと…
主人公が、サワヤカ男前なだけの若造ロバート・ワグナーじゃなー…
父トレイシーと、やはり達者な兄ウィドマークに挟まれては、どうしても少々見劣りする。
先妻の子らの中でも、長兄ベンだけはそれなりに能力がある。なのに父に認められない彼はかなり気の毒な人物でもある。鬱屈を漂わせつつも常に父に従い働いていたベンは、ジョーの収監後突如反乱を起こし大牧場の実権を奪い取る。その彼をマットが説得しようとするがこれがまた実に、痛い。
初めてお前に「頼む」のだから、と話を始めるのだが、「何が気に入らない、ジョーのほうが有能なのが憎いのか?」とか、いきなり何ケンカを売ってるんですかこの親父は?、てな展開。ベンが長年溜めこんだ思いをぶつけてみても、「気に入らないなら何故出て行かなかった?」と見当違いな言葉しか返ってこない。背くことで漸く正面から向かい合えた父であるのに、話せば話すほどベンの傷と絶望は深まる。
回想場面のウィドマークは、かなり抑えた演技で、セリフも多くはないのだが、巨大な父の圧力に否応もなくその人間性を潰されてゆく長男の悲哀を抜かりなく表現している。聖書のヨセフ(=ジョーゼフ)とその兄弟たちの物語は和解で終わるが、エコヒイキな絶対神に罪へと追いつめられるカインの物語もこの映画の裏には見え隠れする。
意外なことに、回想の中のベンは本人も言うように、必ずしもジョーを憎んでいるようには見えない…(キサマもたまには苦労しろ、くらい勿論思ってますが)
だが、父の死と、突き立てられた槍が、彼の中の何かを完全に壊してしまう。
…てなふうに、ついベンの方に気がいってしまうのは、私がウィドマーク様ファンだからなだけではないと思うのだがいかがなものだろうか。まあ反射的に贔屓も入ってしまうのだが。
ちなみに、偏見なくジョーを愛する勝ち気でけなげなヒロインはジーン・ピータース。悪くはないのだが、ここでもキャスティングのバランスの悪さが私の邪魔をする。だって彼女、つい先年「拾った女」で、めっちゃ熱くてスリリングなラブシーンをウィドマーク様と繰り広げたぱかりではないですか!そのウィドマーク様が同じ画面内をウロついてるとゆーのに、ワグナー君なんかじゃ物足りなくないですか、とか言いたくなる。勿論、双方ぜんっぜん違う役柄と演技なんですけども、ねえ…
私好みな様々な要素を含みつつ(なのでかえって評価難しい)、傑作になりそこねた一作と感じました。(で、★3か4か激しく迷ったけどやっぱ4に変更)
ただまあ、そういう映画って後をひくんですよね。自分ならこんな風に話を作るし~、どんでん返し入れちゃうし~、等と、色々妄想のふくらむモトになってその楽しさで忘れがたい作品になったりする。邪道な楽しみですけれど…(でもいろんな映画でやってる(笑))。
とにかく「10歳で一日16時間働かされてた」ってかなり酷いと思うな。
「10歳?…萌え~」とか思うのは間違っていると自分でも分かっているが(爆)
目がしょぼつく。最近ちょっと調子に乗って映画見るたび長文ばかり書いてるのがイカンのかも。
なんでこんなに長くなるんだろう。でも書き始めるとだんだん熱くなってくるんだよね(笑)
それにしても、最近はポンドはちょっと上がってきて、むしろユーロが安い。
1ユーロ130円台というのはそそられる。
ドイツ盤かフランス盤に手を出せってことか!(違)
と、ドイツアマゾンを見てみると、なんと!英語字幕(&ドイツ語字幕)つきの「太陽に向って走れ」を発見してしまった。うがー…
悩ましいなあ…
字幕なし英国盤を既に買ってしまっているんだよね。
しかし英語字幕…英語字幕はいいなあ…
今夜も夜更かししてしまいそうだ(爆)
http://www.amazon.de/Sonne-entgegen-Richard-Widmark/dp/B001UJEYUC/ref=sr_1_2?ie=UTF8&s=dvd&qid=1248883869&sr=1-2
なんでこんなに長くなるんだろう。でも書き始めるとだんだん熱くなってくるんだよね(笑)
それにしても、最近はポンドはちょっと上がってきて、むしろユーロが安い。
1ユーロ130円台というのはそそられる。
ドイツ盤かフランス盤に手を出せってことか!(違)
と、ドイツアマゾンを見てみると、なんと!英語字幕(&ドイツ語字幕)つきの「太陽に向って走れ」を発見してしまった。うがー…
悩ましいなあ…
字幕なし英国盤を既に買ってしまっているんだよね。
しかし英語字幕…英語字幕はいいなあ…
今夜も夜更かししてしまいそうだ(爆)
http://www.amazon.de/Sonne-entgegen-Richard-Widmark/dp/B001UJEYUC/ref=sr_1_2?ie=UTF8&s=dvd&qid=1248883869&sr=1-2
I can stand anything but pain! (C)オスカー・レヴァント@『バンド・ワゴン』
抜かないけど深いからと晩方から歯医者で麻酔をうたれて不快なのであまり何もせずに就寝。麻酔ってクチビルがどこにあるのかわからなくなって不快なのが、だんだんわかってくると痛みもわかってくるのがまた不快。ヤですね。
あーあ、七月ももう終わりか…
抜かないけど深いからと晩方から歯医者で麻酔をうたれて不快なのであまり何もせずに就寝。麻酔ってクチビルがどこにあるのかわからなくなって不快なのが、だんだんわかってくると痛みもわかってくるのがまた不快。ヤですね。
あーあ、七月ももう終わりか…
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