宮城谷 昌光著。

ひさびさに宮城谷氏の中国モノ。
戦国時代後期、貧しい一学徒からやがては秦の宰相にまでのぼりつめた范雎を描く。
さまざまな出会いと苦難とを通して、どんどん人としての格の上がってゆく主人公。
例によって、簡潔端正な読みやすい文章でページを繰らせるが、なんかモノ凄いモテ男で、こんな主人公はじめてなんじゃないか宮城谷サン…
少なくともこれまで私が読んだ中ではダントツ。上巻を半分読む頃には4人くらいの女性から好意を持たれてたりデキちゃったりしてるぞ。島耕作かキサマ!(いや、島耕作は読んだことないんだけどサ)

いつになくヌレ場の多い宮城谷中国史でした(笑)
いつになくタイトルも、漢字よりひらがなが多いし。関係ないが。

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