雫井 脩介著。

フィギュアスケート(女子)もの。
ところが、「語り手」として十代の選手本人が配置されてはいるが、主人公というかメインは「選手の母」。半分以上が母親視点で進む。
そのへんが珍しいけど、なんかこりゃ私のようなワガママ者にはつとまらないなっという、どうなるのかなとついついひきこまれはするが、ビミョーに楽しくないような話(笑)
(ひと癖あるコーチの描写には、なかなかイイものがあったが)

世の中には、いっぱいいっぱいいっぱい有望選手とその親がいるんだよね。
スポーツってほんと、容赦のない世界だし。それに本気出すほどお金もかかるしね…
本人が納得して打ち込めるなら一番で、スポーツそのものの容赦のなさも構わないんだけど、その親の立ち位置、しかも子の夢に尽くしきろうなんていうと、これはもう、どうなんだろうね。
自分と違う人間を夢の対象にするのは、やっぱり難しいよ…
納得しきれないものも残るエンディングでした。
田中啓文著。

もはや謎解噺でなくなって久しいが、相変わらずのハイテンション、ますます高まる不条理なまでの暴君師匠のワガママ&愛。ああ、怒涛の愛。一気に読ませる。
いいかげん凄いピンチをくぐりぬけてきた筈の竜二だが、今回は身も心もどん底にまで追い詰められた感が。元ヤンキーといっても案外すれてなくてソボクな性格の彼だけに、やっぱりTVに振りまわされると勝ち目は全くないですね(笑)

最大のクライマックス、とかチマタでは言ってたから完結編なのかと心配したけど、これならまだ続きは出るかもしれない。かわいい新キャラも登場したことだし、ますます楽しみ。

いいなあ、落語…

しばらく聞いてないが…

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