甲斐田 紫乃著。

なんか最近、ハーレクインとラノベの中間みたいな乙女仕様のファンタジー・ラブコメレーベルが生まれてきているようである。
しかも不思議なのは(この著者は違うが)、あり?BL書いてたんじゃないのか?な著者までこのジャンルのラインナップに並んでること。剛しいらとか。なんでや。


このお話は、まあ可もなく不可もなく、かな。
そこそこ美人だし優しく内気な性格なのに、眼つきが悪く表情が硬く声は低く、周囲から「呪殺令嬢」と呼ばれ遠ざけられたため人と喋ろうとすると緊張のあまりますますブキミに見えてしまう。しかも幼時に遭遇した、いくつかの奇妙な出来事が噂に拍車をかけていて…という外見と中身の乖離したヒロイン。ある日とつぜん「あなたは魔王様の生まれ変わりです」と魔物たちに押しかけてこられたり、憧れの王子様が「魔王退散!」と攻撃をかけてきたりで踏んだり蹴ったり、というミョーな展開の、ゆるいファンタジー・ラブコメ。

変な話ぽかったので手を出してみました。基本的に、設定の変な話だと惹かれる私。
主人公が、あー、うー、と口ごもるばかりで、多少とも覚悟を決めるまでに時間がかかるのがちょっと残念だったが、なんとなく一気に読んじゃった。王子様の性格やお育ちにも多少のヒネリはあるし。続きも出るらしいから判断は二作目で、かな?

なんだかだいっても王子様ともうまくいきそうだしね(笑)

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