蒼穹のカルマ5

2011年1月8日 読書
橘公司著。

デビュー作はずいぶん辛かったのだが(日本語が。大胆なストーリー構成の可笑しさには見るものがあった)、意外や?三巻くらいからハズレがなくなってきた。
さすがに学習はするということか、一巻目で編集者がサボったってのか、日本語は割と普通になり、思いっ切り構造的に定石をハズしてくるテクが、ようやくすすみ始めた伏線回収とも連携しつつうまく転がりだしたというところ。

二巻目は世界設定の強化(キャラクター増強)+スポ根で、まだフツーだったが、三巻目学園モノ、四巻目RPG(裏RPG?)、五巻目なんと魔法少女と来ました。
最愛の姪っ子以外に超無愛想なカルマに魔女っ子?…いや、そこがなかなかうまいこと、追い込まれていくように出来てるんですね(笑)
ますます壊れていくヒロイン・カルマとヌイグルミ魔王との掛け合いがまた素晴らしい。魔王、いい味出してるぞ!
笑わせてもらいました。

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