2009年、J・J・エイブラムス監督作品。

…スター・トレック。
「宇宙大作戦」の頃からなじんできた身としては、映画館へ行く程でなくともやはり機会があれば話のタネに見ておこうかと思ったりもして、スカパーでやったのを録画しており、それを旅先までもってって2日3日で半分ずつ見た。

マニアってわけでもないし(同人誌も二、三冊しか持ってない)、初代シリーズも再放送から見たクチだが、それだけに見てもそのスタンスが冷やかし半分、テレビドラマ視聴ノリになってしまうのも仕方あるまい。なので採点はナシ。

シナリオは結構アナだらけだと思うが、最初のTVシリーズで探検航海に出るカーク・スポック・マッコイの時代の前史、という作り自体は初めての視点だし楽しめる。このキャラ、こんなじゃないだろう!というツッコミも原典からこれだけ時間がたっていて、私の方にそんなに要求が高くないので、「そう来たか」と素直に面白がれるのだった(笑)

お約束のタイム・パラドックス要素を組み込んでいるおかげで(あまり消化はうまくないと思うが)、主要キャラが多少シャトナーだのニモイだのの演じた原典と違っていてもある意味言い訳がたっちゃうのは上手いテかも。いや、結構違うんですよー。みんなまだ艦長や副長やじゃなくて、士官候補生かそれに毛が生えたくらいの存在だし。
荒れた青少年時代を送るカーク、ここまでやるか、のスポック、出来たばかりの友人にここまでするか(スポックとは違う意味で)、のマッコイ。意外な?相手にラブラブアピールのウーラ(笑)や、どこから来たんだ?のスコティ。
そしてなにしろ「宇宙大作戦」のメンツって、TVと映画とで何回タイムトラベルしてるんだか数え切れないほどなので、もー好きなだけ時間行き来しちゃってねお約束だから、となま温かい目、いやむしろ好意的な目?で見る私。

一応レナード・ニモイが出演してるのも嬉しいですが、ひょっとしたら一番ニヤリとできたのは、クルーたちの制服かも。なんとTV版のダサいデザインを復活させてきたんですよねー☆
そして、ラストで提督あたりの着てる服には20世紀に作られた映画版スター・トレックのデザインをちょっぴり反映している。うーむ、納得だ。

若い俳優さんたちゼンゼンわからないし、これといって気に入ってどうこうというのもないんだけど、とりあえずお気楽に楽しんだのは楽しんだのでヨシ。
「宇宙大作戦」をお気楽に楽しんだことのある人なら楽しめるハズ。
それ以外の人については知りませんが(^^;)

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