母子で見てきました。(画像は別物です)
普通に面白かった。こんなにもTVやネット動画で見るのと同じでいいのか(笑)
まあ、凄いCGとかはどっちでもいいしスーザン・ボイルもどっちでもいいんだけど。昼間のワイドショーネタは私が仕事中の番組なのでワカランですし。小6の息子のほうが分かるようです(笑)

狭い99人のコヤだけどそこそこ入ってた。ウチのような小学生連れ他にも数組はいたなぁ。グッズ売り場に群がっていたのは大人たちだったが。
所々、見てないエピソードもあるから、これからボチボチと穴を埋めていこうかな。
ジャック・フィニイ、ロバート・F・ヤングほか著。

というだけあって、結局のところ、やっぱりこのテの話に定番なフィニイとヤングが一番良かった(爆)
過去にひたったきりになりがちなフィニイは普段とちょっと違う着地が良かった。ヤングは、むぁーーーーーったく、あまりにヤングらしいお約束エンディングだったがまあいいや。結局これが一番読んでて嬉しいんだから。たんぽぽ娘forever。
いや、たんぽぽ娘じゃないんだけど、別の作品なんですけどさ。

そんなこんなでこの二人に比べると、他の作品は、まあソコソコ、くらいかな?
★四つは上二人の作品ぶんの評価です(笑)
佐藤多佳子著。

若い駆け出し落語家の三つ葉は、ひょんなことから「しゃべり」で困っている人々に落語を教えることに。相手は四人、気の弱い従弟、口下手で不器用な美女、関西弁のため?イジメにあっている小学生、解説がうまくできない元プロ野球選手。思いがけず「教える立場」になってしまった主人公自身も、まだまだ恋にも落語にも悩みが尽きず…ユーモア人情小説といったところ。

一本気でニブチンな主人公も悪くないが、何といってもオットコマエ!なのは関西弁がステキな10歳の村林優。スバラシイ。クラスのボスに睨まれたのは関西弁というよりはむしろ阪神ファンなためらしいが。そもそも東京に引っ越してきたからといって何で東京弁に直さないといかんのだ、と関西人の私はムカつくが、彼は大阪で育ったがその両親は実はもともと関東の出だったため「関西弁がイカン」とか思うらしい(主人公すら、その感覚にはあまり違和感覚えてないようなのが情ない)。まったくやんなっちゃうね。
みんなの悩みは必ずしも解決するわけではないのだが、前向きになれるポジティブな盛り上がりがいい。そして、何といってもその中心は、決して折れない心を秘めた村林君だ。最後の落語発表会のくだりなど、涙が出そうだ。
ガンバレ村林!キミの関西弁は素晴らしいんだぞ。
森雅裕著。

新刊が出ない出ないと思っていたら…
この著者、もう何年来、出版社だか編集者だかと衝突して思い切り干されており、最近はコンビニバイトで食いつないでいらっしゃったらしい。
そんなバカな!
そんなもったいない!

「モーツァルトは子守唄を歌わない」以来のファンなんですが…なんだってまた乱歩賞作家がそんな扱いに?
今をときめく東野圭吾と同時受賞だったそうですな。…ホント言うと森さんのほうがずっと好きなんですが(まあ東野氏も、今ほどの超売れっ子になるまでには多少時間がかかってはいる筈ですけど)。自腹では滅多に読まないたちの私ですが、なんかつい、アマゾってしまいました。小説ではないし、多分あとで図書館に寄贈するけど…
うううう、復活を切に願っております、森センセイ…
レ・ミゼラブル~輝く光の中で~
1995年、クロード・ルルーシュ監督作品。
Gyao動画で観賞。いやー面白かった。ルルーシュには偏見?を持っていたのだが、ユゴーのレ・ミゼラブルと思っていたら、ドイツ軍占領下フランスを舞台にして、オリジナルストーリーとキャラクターに「レ・ミゼラブル」をダブらせてゆく凝った物語展開と、年は食ってもさすがのジャン=ポール・ベルモンドの存在感に、つい夢中で見てしまいました。

無実の罪で獄死した父を持つ文盲の主人公と、ドイツ軍から逃れて流転の運命に翻弄されるユダヤ人一家との、波乱に満ちた年月をじっくり描いて飽きさせません。これまでルルーシュは好きじゃなかった。そもそも恋愛モノは実はあまり興味がないし。今作同様大河ドラマ路線を狙ったのであろう「愛と哀しみのボレロ」もちょっと期待して見たけどあまり面白く感じなかった。「レ・ミゼラブル~輝く光の中で~」では善人と悪人の境界がかなり曖昧で流動的、というのがユゴーの言葉ともからめて映画のポイントで、ひとすじなわでは行かない人間心理がサスペンスを盛り上げるが、しかし今回は…やっぱり何より、ベルモンドの威力かな。

さすがジャン・ギャバンが「ワシの後継者」と認めたとかいうだけはあって、だいぶフケてジャガイモくさい顔になってきていますがベルモンド、ギャバンよりずっと好きだったんですよ昔から。いつもの洒脱さも今回はぐっと抑えて、ひたすら渋く茫洋と魅せてくれます。

しかしこんなに面白くていい映画なのにDVD出てないなんて。アマゾンにはVHSデータのみ。何故?

http://www.amazon.co.jp/%E3%83%AC%E3%83%BB%E3%83%9F%E3%82%BC%E3%83%A9%E3%83%96%E3%83%AB%EF%BD%9E%E8%BC%9D%E3%81%8F%E5%85%89%E3%81%AE%E4%B8%AD%E3%81%A7%EF%BD%9E%E3%80%90%E5%AD%97%E5%B9%95%E7%89%88%E3%80%91-VHS-%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%AB%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A5/dp/B00005HD0Y/ref=sr_1_cc_3?ie=UTF8&qid=1265473922&sr=1-3-catcorr

Gyaoでは5月頃までやってるようです。タダですゼ。必見。

http://gyao.yahoo.co.jp/player/00597/v08867/v0886700000000531796/
完全版!
WOWWOWで明日午前中、60年版「アラモ」の203分完全版をやるというのに気がついた。
今申し込んで、今日の明日で見れるんだろうか?というのがまず気になったがWebで見たかんじじゃ大丈夫みたい。しかも最初の二カ月は割引ありで半額以下の月945円…今だけ申し込んでまた月末解約しようかな(ケチ)。
なにしろアラモの完全版は、DVD出てないんだー!!追加料金払っても意義あるかも。
でもさすがに今日中に決めなきゃね…。今月「トプカピ」もやるらしいので、二本録画したら十分モトがとれるかな♪まずはしっかり下調べ!

と思ったら、二作とも、3月にもあるらしい。
うーむコレは…長時間番組でも高画質でディスク一枚にブチ込める、ブルーレイ可能デッキを買ってから、おもむろに来月申し込むほうがよいかもしれない。
うーんうーんうーん。
銃弾のえじき
銃弾のえじき
1985年、ダグラス・ヒコックス監督作品。TVムービー。
キョーレツなVHSケースのデザインや副題“冷血バイオレンスマスク”にはつい引きそうになりますが、内容は割と普通に面白い(TVMなりに面白い)サスペンス映画。さすがにかーなーりフケていらっしゃるとはいえ、ご贔屓リチャード・ウィドマーク様を見るためにと、ヤフオクに出てたので落としてみました(笑)

「5才の誕生日おめでとう」の賑やかな飾りつけの中で惨殺されていた母子三人の遺体のむごさに、現場に足を踏み入れた老刑事スタイナー(ウィドマーク)は言葉を失う。容疑がかかったのは夫ビンセントだが、彼の消息も途絶えたきり、6年余の月日が経過する。
だがスタイナーは退職後もこの事件を追っていた。彼が、ビンセントではないかと目星をつけた相手は、自動車事故で記憶も顔も失った男アレン(キース・キャラダイン)。彼は入院先の看護婦クリス(キャスリーン・クィンラン)と恋に落ちて結婚し、子どもたちと幸せな明るい家庭を築いていたが、最近クリスの元に妙な電話がかかってきたり、黒マスクの暴漢による通り魔事件が起こったりと、彼の住む街には不穏な出来事が続く…。

いかにもな効果音とともに(ドアのきしみとか不穏なBGMとか)、細々としたサスペンスのくすぐりが続く中盤以降は、結構飽きずにドキドキ見ることができた。よき父よき夫然としたアレンの記憶の底には狂気の殺人者が潜んでいるのかいないのか?一応色んな可能性、色んなひっかけを残しながら進むシナリオは、なかなか先が読めなくて、及第点はつけられるかと思う。なるべく予備知識なしに見ること推奨。
まあ、あと少し…真犯人の、ただごとならざる猟奇殺人には、もう少しひねった深層心理を添えておいてくれたら更によかったのに。元刑事もあと少し背景設定細かく描写しといてくれたら更によかったのに。ラストもやや淡泊。説明しきれていない伏線も。ま、しょせんTVMだし要求しすぎてもアレですかね。

ウィドマーク様は流石にもう70歳てんでかなりシワ深かったですが、安定感のある演技はいつも通りです。執念の老刑事、でも決して人間味がないわけじゃない。匿名で送られてきた手がかりに対し、ある意味非常にロマンティックな解釈でもって反応しているのが私好み。
キャラダイン、クィンランらも存在感あるし、楽しめました。まあ、ウィドマーク様が出てなければ、見なかっただろうけど(爆)
BDデッキ買いに行って、同時2番組録画機能のことであれこれ店員にきいてると、近頃のたいていのデッキについてるCSチューナーって、スカパーe2用なんだね。今使ってるネットのADSL接続を光接続にしたら見れると思っていたのはスカパー!光らしい。えーそれじゃこのデッキ内のチューナーは使えないの?ちなみに光にしないままでも、今のアナログスカパーをe2に買えようと思ったら最低アンテナを買い替えないといかんような。
更に調べると光でe2を見ることもできるみたいだという情報もネット上にあった。ただ、テツな家族が気に入ってる某チャンネルは今のアナログスカパーにもスカパー!光にもあるけどe2にはなぜか入っていない。

…うーん…
むちゅかしいな…。ま、のんびり考えるか。それまでにe2のチャンネルが増えるかもしんないし。ダブルチューナーって素敵かと思ったら意外な罠があったんだな。(私はe2で構わないんだけど)

ハードディスクが広くなるだけでも前進か。届くのは日曜。
化粧槍とんぼ切り
森雅裕著。
「家康に、過ぎたるもの」とまで言われた武将本多平八郎忠勝の娘、稲姫。彼女が真田信之(真田昌幸の息子、幸村の兄、徳川方についた)との婚礼の引出物にと望んだものは、忠勝の名槍「蜻蛉切り」の写しであったが…

関が原、そして大阪の陣は戦国の終焉を告げる最後の戦。武将の時代は文官の時代へと変わって行く。武器でしかなかった刀剣も、仰々しい格付けがなされ、政争の道具へ転じる。一族を二分してまで生き延びた真田家も、平和の時代を生き延びるためのより厳しい戦いに直面せざるをえない。

文武両道、少女のような闊達さと人の上にたつ器量を兼ね備えたヒロインはいつも通り魅力的、その兄弟たちも、婚家真田の男たちも、みな清々しくも鮮やかなサムライなのだが。

刀剣にかかわるさまざまな薀蓄と、節目の時代の人間模様をからませ、潔さとユーモア、ほのかな哀感をこめて描く歴史小説。長編というよりは連作短編の趣の、抑えた筆致がまたおくゆかしい。
午前中に届いたのであまり朝寝できなくて残念。
まあとりあえず、十分撮りだめできるようになったのは安心だが、CS(スカパー)はまだアナログ外部入力なのでリモコンからの切り替えがやりにくい。内部チューナーが使えるようになりたい~(アンテナ買換えもしくは光接続に切り替え必要)。
上が切れて画面が小さくなったので(地デジ時)、横長デジタルテレビに早く買い換えたい~。

物欲をより刺戟するような構造になっているんだな。くっ、うまく出来てるな。

あと、DVD-RWやBD-REの、編集機能がないというのでびっくりした。録画したタイトルを消すことができるだけ。前のDVDデッキならDVD-RWにしてからでも編集できるのに。ま、前のデッキはVHSも使えるし当分置いておくつもりではあるが。
ジャック・キャンベル著。

ついに五巻まで来ました!
ついにふるさとアライアンス星域が目の前にー!
艦隊戦、地上戦、内部の陰謀勢力、それぞれハードな展開で堪能。
あと一冊ってほんとに終わるの??
もったいない気が…

主人公以外のキャラクターはそれほど深く書き分けられていないと思うけど、とにかくピンチピンチの連続を切り抜けてゆく、緊迫の展開が楽しいミリタリーSFシリーズ。六巻目、早くでないかな♪
さらなる繁忙期へと、カウントダウン中。

そのせいかそれにもかかわらずか、ふと、こみあげるものがあって、昨夜寝る前に、突然30分くらい落描きをかきなぐっていた。もう少し時間があったら、本サイトのトップイラストの更新につながるのだろうがとてもじゃない。
それにしても、昔は無精ひげというものは(少女マンガ的絵柄の文脈において)非お洒落さ非美形さの象徴のひとつだったのが、今では無精ひげを描いても必ずしもそういうニュアンスにはならなくなった…というのが何か悲しい。お洒落の一環で微妙にアゴにボロボロっとヒゲを残す、今風のヒゲは嫌いだ。無精ひげは無精ひげとして断罪すべし、アゴはさっぱりと刈り込んだ上で、慎み深い端正な口ヒゲという、あくまでもスタイリッシュな50年代までのヒゲが好きなんだよ。あぁ、デヴィッド・ニーヴンさま~!

…要するに昔設定した無精ひげキャラを描いていたのだが、とにかく時代の移り変わりは困ったものなんであった。ううう。
職場の建物の一階入り口にあるしと受けてみた。
心臓をグイグイ押すのがうまくできない。
人形でやるから遠慮会釈なしに出来る筈なんだけど…
救命救急法の研修を受けたという受講証は頂きましたが、私にゃちっとも人を救えそうにないです。申し訳ない。m(__)m

うーん

2010年2月20日 日常
疲れた…明日こそは、何か一本でも映画見たいな。VHSでもDVDでもいいから。
でもとにかく寝よ。

本は「死神を葬れ」ってブラックな研修医サスペンス?をちまちま読んでる途中。
ジョシュ・バゼル著。

研修医のピエトロは慢性過労寝不足状態。これは国内の医者モノを読んでもどこでもいっしょ。が、出勤途中に強盗をサクッと撃退しつつ(過労気味でも強いのネ)、カオス状態の職場に足を踏み入れたらば、ピエトロの過去が死神となって鎌を振り上げた…

医学(or病院を舞台にした)サスペンスと思いきや。メディカルサスペンスに結構意外な要素をぼこぼこぶち込んで、シニカルな笑いとスピード感と、そこそこのシリアスも味わえる個性的な作品でした。現在と過去が並行する後半は一気。
ほんとに映画化されるのかな?(映画は多分見ないけど)
それにつけても病院て、コワイ。
That Midnight Kiss
That Midnight Kiss
1949年、ノーマン・タウログ監督作品。未公開。
先日訃報を聞いたばかりの、キャスリン・グレイスン追悼を兼ねて観賞(2/17死去とのこと)。特別好きなスターというわけでもなかったのですが、MGMミュージカルには欠かせない「顔」と「声」のひとつでしたね。
“Toast of New Orleans”と二枚で一ケース入りの米盤DVD、正確に言うと米盤ミュージカルDVDボックス、"Classic Musical from the Dream Factory volume 2" 収録分より視聴(英語字幕付/リージョンALL!)。

夭折の名テナー・マリオ・ランザのデビュー作でもある。この映画が好評だったのか、彼の二作目“Toast...”も、ランザ&グレイスンコンビ。

お話はといいますと…
大金持ちの祖母(エセル・バリモア)の肝いりで、また才能も認められオペラデビューが決まったプルーデンス(グレイスン)。まだプロ意識の薄い彼女は相手役として呼ばれた中年太りの一流テナーにはちょっと不満。ところがある日、若いトラック運転手ジョニー(ランザ)がとてつもない美声で歌っているのを見かけ…

互いに夢中になる二人ですが、そこはそれ、ちょっとした三角関係とか誤解とかにかきまわされ、それでもラストは舞台で受ける万雷の拍手。お話はたわいないけれど、小柄でちょっとチンクシャ顔のソプラノ・グレイスンと、希有な『実力があってかつ若くてルックスのいいテナー』ランザが寄り添って朗々と歌いあげると、オペラの曲というのは通常ポップスよりよっぽど重ったるいものなのですが、不思議に清々しいデュエットになるのです。オトナとしては中年テナーがちょっと気の毒に感じたりもするけれど(えらくアホに設定されてるが一応ベテランの一流歌手なんだし)、ストーリーなんかもう気にせず、二人の若々しいケミストリーにここちよく圧倒される一作。
この若さパワーでは、「エビ漁師の田舎者だが美声」という設定がややクドい“Toast of New Orleans”(http://13374.diarynote.jp/200908242326369305/参照)よりも、こちらの方がストレートで好もしいかもしれません。

当時人気だった指揮者兼ピアニストのホセ・イタービ(本人役)の軽妙なパースナリティ、ヘンなアシスタントのジュールス・マンシン(指揮者の代振りで妙な芸を見せたり、お笑い担当)、ジョニーの父にJ.キャロル・ナイシュ、友人にキーナン・ウィン、とそれなりに手堅いキャスト。お父さん、イタリア食堂の下町テナーでいい味出してましたね。あと執事がアーサー・トリーチャー(以前ジーヴズを演じてた!)だったのにびっくりしました。いや、驚くようなキャスティングではないワケですが。

グレイスン、これまで見た映画の中で、一番可愛く見えました。オペラティックなソプラノだから相性は最高、まさにゴールデン・コンビと思えるのにこの二作きりだなんて、まことに残念。
追悼で甘くなって★4つ。(ミュージカルやオペラ嫌いな人には受けないでしょうが)

それにしても…キャスリン・グレイスンというと常に、小林信彦の「オヨヨ大統領」シリーズを思い出さずにおれないのは私だけか。(グレイスンの大ファンの刑事が登場するので)
日本VSドイツの試合を見る。日本激しく追い上げたが逆転ならず。
ルールはあまり知らないが、どっちがサークルの中央近くまでいったのか、メジャーまで出して確認した中盤の一点がドイツに行ったのが決め手だったのかなあ。

日本チームは妙にかわいい若い子、東北美人が揃っていたが、ドイツ側は百戦錬磨なオバさんたちが多い感じだった(美人さんも一人いたけど)。
特に、ド迫力の主将。無造作にひっつめた金髪に鋭い目、額と口元に刻み込まれたハードボイルドな小ジワ、屈強そうな体格…ワールドカップ時歌まで出来た、ドイツの名GKオリバー・カーン氏を連想してしまったのは私だけだろうか。
…思わず応援しそうになってしまった(サッカーに興味はないが、カーンはカッコイイ!と思っていた私だった)。

日本が準決勝進出できなかったら、せめてドイツに行って欲しいな。無理か?(爆)


<追記>どうも私だけじゃないらしい。カーンを思い出してたの。

http://supportista.jp/2010/02/news22202946.html
今ごろ第二期のリクエスト・ライブラリーのダイレクトメールが郵送されてきた。スタジオ・クラシックス・プレミアム・クラブとやらに入っているからだがいくらなんでも遅すぎないかしら。
そんな事は今に始まったことじゃないけど、「リクエスト・ライブラリーを二枚買ったら指定リストからDVD一枚あげます」とのこと。しかも「第一期・第二期どっちの価格ステッカーでも有効」ってオイ…
ええええー!?

第一期三枚も買ったけどリスト50本に!全く!一枚も!欲しいDVDがなかったので、要らんの貰うのも面倒かなと思ってるうち、期限も来てたしステッカーなど捨ててしまってたぞ。

…なのに、今年のリストのほうがまだ良いってのは何だ~(買ってでも欲しいのはないがくれるならもらってやってもいい、というのが複数あった)。ちょっとむかつき。


仕事は仕事で…。コレが一カ月続いたら死ぬかも。
映画でも見ないとやってらんないね。いつ見るかが問題だけど(^^;)
栄光の都
1940年、アナトール・リトヴァク監督作品。
図書館でかりたVHSでン十年ぶりに視聴(昔TVで見た)。
1939年のニューヨークを舞台にした人間群像。
日本版DVDは出ていないしVHSは絶版だし。いい話なのにな。
http://www.amazon.com/City-Conquest-James-Cagney/dp/B000FI9OB8/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=dvd&qid=1266938984&sr=1-1

下町育ちの二人、運転手のダニー(ジェームズ・キャグニー)と美人のペギー(アン・シェリダン)は恋人どうし。が、ダンサーとしての成功を夢見る彼女は、売れっ子ダンサー・バーンズ(アンソニー・クイン)にパートナーにと誘われると、我慢できずに共に巡業へと旅立ってしまう。ダニーはいたって無欲な性格なのだが、作曲家を目指す弟エディ(アーサー・ケネディ)の学費を稼ぎたいのと、「ニューヨークっ子なら夢と野心を持たなくちゃ駄目」とけしかける彼女のために、優れた素質を生かしてプロボクサーに転向する。ダニーはチャンピオンへの道を順調に駆け上がってゆくが…

夢と野心に駆り立てられ、ひとときの成功に酔いしれつつ、また地上にたたき落とされる…それは人間として、ごくあたりまえの姿でもある。映画は、そんな人間の姿を否定することなく、ただ哀感を込めて描いている。
夢を追おうとして他人に食い物にされる娘もいれば、貧しさから這い上がろうとギャングの世界を選ぶ男もいる。落ち度はおろか野心すら無くたって、不運に見舞われる者もある。

そんな中で「大都会ニューヨークの美しさと醜さ、そこで生き、夢と野望にあがく人々の姿をありのまま交響曲に織り上げたい」と念じるエディ。一時はポップスの作曲家として人気を博すが、兄の励ましもあって、遂には本願であったクラシックでカーネギーホールに立つ。
いかにもガーシュイン風なキャラクターで、曲のほうもあまりにもガーシュイン調に出来ているのだが、「この曲を兄に捧げます」とのスピーチは、分かっていてもやっぱり泣かせる。
ちなみに作曲はマックス・スタイナーだが、さすが大御所、器用なもんだ。ガーシュイン自体好きだし、綺麗な曲なので私は全く文句はない!

どこまでも無欲で誠実で純情な、ありえないくらいイイ人の主人公を軸に、テンポのいいストーリー運びにはあっという間に引き込まれる。キャグニーは自伝で、「すばらしい原作を出来るだけそのまま形にしてカメラに収めてもらった筈が、編集後の完成版はお涙頂戴のメロドラマになってしまっていた」と愚痴っているが、まあ特に後半のペギーのやたら泣いてるとことかそうだと思うが、それでも音楽やキャグニーの存在感に胸にぐっと来る作品になっていると思う。ジョン・フォード伝などを読むと、この時代の監督の権限は今ほどでなく、作品を編集室でプロデューサーに切り刻まれたらしいから(だからフォードは、フィルムは「それ以上切りようがないよう」最低限しか撮らないという主義だったらしい)、リトヴァクのせいではないのかも。

ここんとこ忙しくて愚痴っぽくなっていた自分だったのですが、こんなにイロイロあるのにキャグニー、なんて清々しくも前向きなんだ!!!と、妙に心の洗われる心地に。ううう、私も愚痴なんかたれてないで頑張るぞ。
キャグニーは勿論元気で愛嬌があるのだけれど、いつもより抑え気味にしっとりと優しさ純情さを表現し、出来杉君なイイ人を説得力をもって演じていました。やはり凄い。
アン・シェリダンも綺麗。ボクシングのプロモーターにドナルド・クリスプ(「わが谷は緑なりき」のお父さんから一転、都会的でしたねえ。役者だ)、あとお友達役にフランク・マクヒュー、珍しい役者のエリア・カザン、など。

心のカンフル効果を買って★5つ、でもマイナス点は、クインの色悪ダンサーぶりがイマイチ光らなかったのと(キャグニーの方が踊りもうまかろう)、アーサー・ケネディの指揮がイマイチ格好よくなかったこと。玉木宏を見習え!!!
最後のコンサート以外でピアノ弾いたり、兄弟愛にあふれた繊細な芸術家青年ぶりはよかったんですけどね。今月、のだめ映画も見たからなあ(笑)
ディーン・クーンツ著。

クーンツ☓犬。
それだけで、やっぱ読みたくなりますわ。
例によって、ちょっとスピリチュアルまじってますが、端役にいたるまで妙に芸の細かい描かれ方がされています。クセのある作風ですが、やっぱり手に汗握っちゃう。犬や不幸な子供がむちゃくちゃかわいいです…

ただ…ビリー・ピルグリム、エリオット・ローズウォーター、ハイホー。
前二者が同一人物の変名なのはともかく、それに加えてなんで突然段落末にハイホーとか言うんだ?
どうしたんだクーンツ。カート・ヴォネガットにでも捧げたいのかこの本を…
それともビリーが気に入ってる作家がヴォネガットだと…いやしかしそれはひょっとしたら失礼では(爆)
それにハイホーは地の文だし。

ヴォネガットも一頃愛読してたんですが(「ローズウォーターさん」あたり以降は脱落して読んでないのでちゃんとは語れない)、うーんうーん。誰もまだ論じてませんが、だれかどうしてハイホーなのか教えていただけませんか。
瀬名さん(クーンツマニアだから…)、どこかで突っ込んでくれないかな…。

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