1985年、ダグラス・ヒコックス監督作品。TVムービー。
キョーレツなVHSケースのデザインや副題“冷血バイオレンスマスク”にはつい引きそうになりますが、内容は割と普通に面白い(TVMなりに面白い)サスペンス映画。さすがにかーなーりフケていらっしゃるとはいえ、ご贔屓リチャード・ウィドマーク様を見るためにと、ヤフオクに出てたので落としてみました(笑)
「5才の誕生日おめでとう」の賑やかな飾りつけの中で惨殺されていた母子三人の遺体のむごさに、現場に足を踏み入れた老刑事スタイナー(ウィドマーク)は言葉を失う。容疑がかかったのは夫ビンセントだが、彼の消息も途絶えたきり、6年余の月日が経過する。
だがスタイナーは退職後もこの事件を追っていた。彼が、ビンセントではないかと目星をつけた相手は、自動車事故で記憶も顔も失った男アレン(キース・キャラダイン)。彼は入院先の看護婦クリス(キャスリーン・クィンラン)と恋に落ちて結婚し、子どもたちと幸せな明るい家庭を築いていたが、最近クリスの元に妙な電話がかかってきたり、黒マスクの暴漢による通り魔事件が起こったりと、彼の住む街には不穏な出来事が続く…。
いかにもな効果音とともに(ドアのきしみとか不穏なBGMとか)、細々としたサスペンスのくすぐりが続く中盤以降は、結構飽きずにドキドキ見ることができた。よき父よき夫然としたアレンの記憶の底には狂気の殺人者が潜んでいるのかいないのか?一応色んな可能性、色んなひっかけを残しながら進むシナリオは、なかなか先が読めなくて、及第点はつけられるかと思う。なるべく予備知識なしに見ること推奨。
まあ、あと少し…真犯人の、ただごとならざる猟奇殺人には、もう少しひねった深層心理を添えておいてくれたら更によかったのに。元刑事もあと少し背景設定細かく描写しといてくれたら更によかったのに。ラストもやや淡泊。説明しきれていない伏線も。ま、しょせんTVMだし要求しすぎてもアレですかね。
ウィドマーク様は流石にもう70歳てんでかなりシワ深かったですが、安定感のある演技はいつも通りです。執念の老刑事、でも決して人間味がないわけじゃない。匿名で送られてきた手がかりに対し、ある意味非常にロマンティックな解釈でもって反応しているのが私好み。
キャラダイン、クィンランらも存在感あるし、楽しめました。まあ、ウィドマーク様が出てなければ、見なかっただろうけど(爆)
キョーレツなVHSケースのデザインや副題“冷血バイオレンスマスク”にはつい引きそうになりますが、内容は割と普通に面白い(TVMなりに面白い)サスペンス映画。さすがにかーなーりフケていらっしゃるとはいえ、ご贔屓リチャード・ウィドマーク様を見るためにと、ヤフオクに出てたので落としてみました(笑)
「5才の誕生日おめでとう」の賑やかな飾りつけの中で惨殺されていた母子三人の遺体のむごさに、現場に足を踏み入れた老刑事スタイナー(ウィドマーク)は言葉を失う。容疑がかかったのは夫ビンセントだが、彼の消息も途絶えたきり、6年余の月日が経過する。
だがスタイナーは退職後もこの事件を追っていた。彼が、ビンセントではないかと目星をつけた相手は、自動車事故で記憶も顔も失った男アレン(キース・キャラダイン)。彼は入院先の看護婦クリス(キャスリーン・クィンラン)と恋に落ちて結婚し、子どもたちと幸せな明るい家庭を築いていたが、最近クリスの元に妙な電話がかかってきたり、黒マスクの暴漢による通り魔事件が起こったりと、彼の住む街には不穏な出来事が続く…。
いかにもな効果音とともに(ドアのきしみとか不穏なBGMとか)、細々としたサスペンスのくすぐりが続く中盤以降は、結構飽きずにドキドキ見ることができた。よき父よき夫然としたアレンの記憶の底には狂気の殺人者が潜んでいるのかいないのか?一応色んな可能性、色んなひっかけを残しながら進むシナリオは、なかなか先が読めなくて、及第点はつけられるかと思う。なるべく予備知識なしに見ること推奨。
まあ、あと少し…真犯人の、ただごとならざる猟奇殺人には、もう少しひねった深層心理を添えておいてくれたら更によかったのに。元刑事もあと少し背景設定細かく描写しといてくれたら更によかったのに。ラストもやや淡泊。説明しきれていない伏線も。ま、しょせんTVMだし要求しすぎてもアレですかね。
ウィドマーク様は流石にもう70歳てんでかなりシワ深かったですが、安定感のある演技はいつも通りです。執念の老刑事、でも決して人間味がないわけじゃない。匿名で送られてきた手がかりに対し、ある意味非常にロマンティックな解釈でもって反応しているのが私好み。
キャラダイン、クィンランらも存在感あるし、楽しめました。まあ、ウィドマーク様が出てなければ、見なかっただろうけど(爆)